過去の院内新聞 平成29年1月号
2017年05月22日
あけましておめでとうございます。
最近では今が平成何年なのかすぐにわからなくなってきましたが、
何はともあれ平成29年になりました。
昨年は佐伯歯科クリニックとしましても色々変化があった年でもあります。
3月からアメリカでのセミナー受講を開始し、4月に新しい先生、
7月に新しい歯科衛生士を迎え、11月に歯科用の椅子を1台増設いたしました。
体制もガラッと変わった1年でありました。
皆様におかれましては、ご迷惑をおかけした点がございましたら申し訳なく思います。
さて新年となったわけですが、今年の変化の第一号としては今月末にマイクロスコープを導入いたします。
現在、歯科医師と衛生士は歯科用のルーペ(拡大鏡)を使用して皆様のお口の中を診ております。
皆様は『歯医者なのだからよく見えたほうがいいんだろうけど、
実際よく見て治療しているんでしょう!』と思われているかもしれませんが、
ルーペを使用するかしないかの差は皆様の想像をはるかに超えていると思います。
現在ではルーペなしではもう診察できません。
どういう事かというと、ルーペがない状態だとぼんやりとしか歯が見えないので、
どこにむし歯があるのか、どれくらい削ればいいのか、虫歯が影に隠れていないかの判断がほぼできません。
そのため必要以上に削ったり、虫歯を取り残したりという事が起こってしまいます。
一方ルーペは6倍の倍率でさらにLEDライトでお口の中を見る事ができるので、
裸眼とは全然違い、境界・奥行きはもちろん硬さ、柔らかさの質感までわかります。
そうする事で、削る必要のない歯は残し、取り除くべき虫歯はしっかり取り除く事ができます。
虫歯治療以外にも診査診断・歯周病治療・根管治療・かみ合わせの調整、確認・クリーニングなどすべての治療においてルーペはなくてはならないものです。
それではルーペだけで十分なのかというとマイクロスコープに軍配があがるところが出てきます。
マイクロスコープは倍率を変更でき最大20倍まで見る事ができます。
ここだけはピンポイントで拡大してみたいところは、マイクロスコープでなければ見る事はできません。
後は、マイクロスコープで見た画像をすべて記録できるという事は非常にメリットです。
治療後に治療した内容を実際に見ていただく事は皆様の安心材料になるかと思います。
また6月には当院で得意にしているダイレクトボンディングの治療が歯科専用の雑誌に掲載される予定です。
詳細がわかりましたら、ご報告いたします。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。