白い歯の下から金属が見えてきた もう金属が見えない治療 福岡市早良区の患者さま
2017年10月10日
今回は、精密なセラミック治療とダイレクトボンディングを
行なった症例です。
写真中央の歯には被せ物が入っています。
ところどころ欠けており、すり減りも大きいです。
本来は見えないはずの中の金属が見えています。
今回はこの被せ物を外し、セラミック治療を行いました。
被せ物を外しました。
大きな虫歯にはなっていないようですが、やはり汚れが溜まって
いました。
汚れを取り除き、ある程度形を整えました。
この歯自体にはそこまで問題はないですが、手前の歯の
詰め物の隙間から虫歯が広がっているため治療が必要です。
形を整えた歯には仮の被せ物を作成しました。
最終的な被せ物を作る前に、手前の歯の治療を進めていきました。
古い詰め物を全て外して虫歯を取り除きました。
ラバーダムシートをかけて、ダイレクトボンディングを行います。
適切な歯の形を作るために黄色のセロハンの膜と、楔を使用して
います。
治療後の写真です。
ここからは、被せ物の治療を再開していきます。
仮の被せ物を外して、しっかりと形を整えました。
歯と歯茎の隙間に黒い糸を入れていき、型取りをする
準備を行なっています。
精密なシリコン型取り材を使い型取りを行いました。
型取り材を元に作成したお口の中の模型です。
技工士さんに依頼し、この模型を元に被せ物を作ってもらいます。
できた被せ物を取り付けしていきました。
歯が本来持つ複雑な凹凸も再現されています。
ダイレクトボンディング治療を行なった歯との隙間も
問題ありません。
横から見たところです。
精密にできているため、歯と被せ物の境目もわからなくなって
います。
後日撮影したものです。
治療したところには特に問題はなく、しっかりと機能しています。
オールセラミッククラウン
費用 18万7千円(ファイバーコア、プロビジョナルレストレーション含む)
デメリットとして、他の歯が経年的に変色した際にセラミックは変色しないので色の差が出てくる可能性や、硬い材料なので噛み合う相手の歯が削れる可能性がある。