C4の歯を抜歯してインプラント治療 ストローマンインプラント 福岡市城南区七隈の患者さま
2017年12月12日
今回は、ボロボロになってしまった歯を抜歯してインプラント治療を行いました。
虫歯になっている歯はその進み具合でC0〜C4まで分類分けされます。C0は初期の虫歯でC4は歯の根っこだけが残っている様な状態です。
写真中央の歯は虫歯が進み歯の根っこだけが残っている状態です。この歯はC4に分類されます。
C4の歯はお口の中に残して治療することが難しいため、多くの場合で抜歯を行います。
今回はこの歯を抜歯し、インプラント治療を行いました。歯を抜いた後の治療法としては、インプラント、ブリッジ、一本だけの入れ歯、何もしない、があります。
しっかりと噛める。他の歯にダメージを加えない、審美性、など様々な観点からこの場合の1番の選択肢はインプラント治療となります。
抜歯を行いました。傷の治りを良くするために、傷口に血止めのスポンジを入れています。
しばらくしてから傷口の確認を行いました。歯があったところの歯茎は綺麗になっています。また、歯がなくなったことにより歯茎が痩せて幅が狭くなったこともわかります。
今回はインプラント治療の前にこの様な透明のマウスピースの様なものを作りました。これはインプラントガイドといわれるものです。このガイドをはめてから治療を行います。右側に小さな穴が空いています。この穴のとうりにインプラント治療を行えば、術前に計画したとうりの位置にインプラントを埋め込むことができます。
ガイドを入れたところです。この穴に沿う様に治療を行います。
まずは歯茎を切って下の骨が見える様にしていきます。
ガイドを取り付けて骨の中にドリルを用いて穴を開けていきます。骨の中は直接見ることはできませんがガイドに沿うことで安全に治療を行うことができます。
インプラントを埋め込み、傷口を縫合しました。今回はストローマンというメーカーのインプラントを使用しています。世界的に見てもトップのシェアを誇るメーカーです。そのぶん製品の質もしっかりしているためトラブルもほとんどありません。
傷口が少しずつ治っています。インプラントと周りの骨がしっかりとくっつくまで時間をおき、その後型取りを行いました。
できた被せ物を取り付けました。ブリッジ治療の様に周りの歯を削る必要がなく、入れ歯と違い一本の歯として機能させることができるため噛む力を最大限に発揮することができます。見た目も他の歯と変わりません。
歯の真ん中にある取り外しを行うための穴をわからない様に塞ぎました。
横から見たところです。他の歯との見分けはつきません。
インプラント治療
528000円(インプラントガイド、インプラント埋入手術、プロビジョナルレストレーション、オールセラミッククラウン)
デメリットとして、インプラントは清掃不良や噛み合わせの力が強くかかるとインプラント周囲炎を起こす可能性があり、インプラントとオールセラミッククラウンを固定しているスクリューが緩む可能性もある。