低侵襲の虫歯治療 見つかりにくい虫歯 春日市の患者さま
2018年05月8日
今回は、虫歯治療を行いました。下の写真は虫歯治療前のものです。一見すると黒い虫歯はないように見えます。
歯を様々な角度から観察、レントゲンの写真を注意深く見ていくと虫歯を見つけることがあります。今回の場合は歯と歯の隙間から虫歯になっているのを見つけました。表面を少し削ると、中が黒くなっておりボソボソとした感じがわかります。
さらに歯を削っていきました。黒い虫歯はもう少し深くまで進行しているようです。
虫歯検知液を使用していきながら虫歯を取り除いていきます。液を使用すると、虫歯菌に感染しているところはピンク色に染まります。その部分を削り、また染めるを繰り返します。
液を使っても染らなくなりました。虫歯を全て取り切ったということです。銀の詰め物治療を行う場合、ここからさらに健康な歯を削っていく必要があります。できるだけ健康な歯を残すために今回はダイレクトボンディングという方法で治療を行いました。
虫歯を取りきった状態から、緑色のラバーダムシートという膜をお口にかけていきます。シートには穴を開けており、ちょうど歯が穴から出るようになっています。
ラバーダムシートを使用すると、歯に唾液や呼気がつかなくなります。直接詰め物を接着させる方法なので、湿気がつくとうまく治療することができなくなるからです。
歯の形を作り詰め物を接着させました。
治療後の写真です。隙間や段差はありません。削る範囲も最小限になっているためダメージの少ない治療になっています。
ダイレクトボンディング
費用5万5千円
リスクとして欠ける可能性がある(修復可能)。