歯を長持ちさせる治療 根管治療 キレイな被せ物治療 福岡市城南区の患者さま
2018年05月12日
今回は、根管治療後に被せ物治療を行いました。
下の写真は治療前ものです。銀歯が入っていますが、細かい傷が目立ちます。歯の形も凹凸が削れて無くなっています。目に見える部分だけではなく、歯の根っこには汚れが溜まっていました。
まずはラバーダムシートを使用しながら根管治療を行います。通常根管治療は入っている被せ物は全て外して行いますが、被せ物を全て外すとラバーダムシートを取り付けるのが難しくなります。今回は、歯の中心にのみ穴を開けて治療を行いました。ラバーダムシートを使用すると治療部位が見やすくなる、唾液や血液が入りにくくなるなどの利点が生まれます。根管治療は細かい治療です。治療部位を見やすくすることにより精度が向上します。唾液などが入り込むのを防ぐ効果もあるため、細菌が入り込むのを防ぐことができます。ラバーダムシートを使用することにより治療の成功率は上がると言われています。
オレンジ色の薬を取り除き、根管内を綺麗に清掃します。その後、再度薬を詰め直します。
古い被せ物は取り外して、中に土台を入れました。歯の形を整えて型取りを行います。歯の周りに黒い糸が入っています。この糸を入れることにより、歯茎と歯の境界がわかりやすくなります。
型取りしたものです。精度の高いシリコーン製の型取り材を使用しています。
被せ物を取り付けました。横から見ても隙間などはありません。
歯の色、形も天然の歯に近づけて作成しています。
オールセラミッククラウン
費用 18万7千円(ファイバーコア、プロビジョナルレストレーション含む)
デメリットとして、他の歯が経年的に変色した際にセラミックは変色しないので色の差が出てくる可能性や、硬い材料なので噛み合う相手の歯が削れる可能性がある。