短い前歯 見た目の改善 クラウンレングスニング 福岡市西区の患者さま
2018年11月13日
今回は、前歯の治療を行いました。下の写真は治療前のものです。写真中央の前歯二本は、他の歯と見比べると短いように思えます。この二本の歯に治療を行いました。
今入っている被せ物を外しました。大きな虫歯にはなっていませんでした。
外した被せ物の代わりに仮歯を作成しました。まだ歯は短いままです。
治療のゴールとなる模型です。前歯二本にロウを盛っていき、理想的な形を作っています。この形に近づけるために今回はクラウンレングスニングという治療が必要になりました。
先ほどの模型から、透明の歯を作成しました。
青い線が理想的な歯の形のラインです。このラインまで歯茎を下げる必要がありますが、単純に歯茎を切り取るだけでは歯の周りの組織のバランスが崩れて腫れが治らなくなります。歯の周りの組織のバランスを保つためには歯茎の中の骨の形も整えなければいけません。このような治療をクラウンレングスニングと言います。
歯茎に透明の歯を被せて、理想的な歯のラインにメスを入れました。
歯茎を切り開き、中の骨が見えるようにしています。理想的な歯のラインと骨の位置関係が適正になるように形を整えます。
骨の形を整えました。歯のラインと骨の位置関係も適正な関係になっています。
仮歯を戻したところです。歯茎のラインは下がっているため仮歯には隙間があります。
歯茎の傷が治り、仮歯の修正を行いました。修正により歯の短さは改善しています。
最終的な被せ物を作成する前に精密な仮歯を作りました。形の最終確認、修正を行います。
横の歯には小さな虫歯ができていたのでダイレクトボンディング治療を行いました。仮歯を外して型取りし、最終的な被せ物を作成します。
最終的な被せ物と取り付けたところです。歯の短さは改善され見た目も問題ありません。
クラウンレングスニングおよびオールセラミッククラウン、ダイレクトボンディング
クラウンレングスニング
33000円×3本
オールセラミッククラウン
187000円×2本(ファイバーコア、プロビジョナルレストレーション、オールセラミッククラウン)
ダイレクトボンディング
22000円×2本
オールセラミッククラウンは、他の歯が経年的に変色した際にセラミックは変色しないので色の差が出てくる可能性や、硬い材料なので噛み合う相手の歯が削れる可能性がある。