根管治療 ラバーダム 歯をなるべく削らない 福岡市城南区の患者さま
2018年11月16日
今回は、奥歯の治療を行なっていきました。下の写真は治療前のものです。写真中央の歯には銀の詰め物が入っていたのですが、その詰め物が取れています。中は黒い虫歯になっているのが分かります。
虫歯を取っている途中です。歯の中に大きな穴が空いているのが分かります。この穴の中は通常、血液などで満たされているのですがこの歯の場合は中がスカスカになっています。虫歯の部分から菌が繁殖し、神経が死んでしまうとこのようにスカスカになります。このままにしておくと、歯の根の先で菌がさらに増え膿の袋を作ることがあります。そうならないためにも根の治療が必要です。
根の治療を行なっているところです。根の治療中、穴の中に唾液などが入っていくと治療を進めているのですが菌が入り込むため治らないということがあります。そうならないためにも治療中はラバーダムシートを使う必要があります。緑色のシートがラバーダムシートです。このシートを歯の周りに固定すると唾液、呼気が歯に付かなくなります。この状態で治療を行うと菌が入り込むのを防ぐことができ、予後は良くなります。
根の中に薬を詰めました。ピンク色の部分が薬です。この薬を緊密に入れることにより、菌が活動するのを防ぎます。
根の治療があ割ったので歯の形を作っていきます。今回はダイレクトボンディングという方法で治療を行いました。歯に接着する樹脂を使用します。型取りを行わずに直接樹脂を盛り形を作るので、歯を極力削らずに治療を進めることができます。
歯の形を整え終わったところです。ラバーダムシートを外して噛み合わせの調整、研磨を行います。
治療後の状態です。歯の形、色も本物の歯に近くなっています。隙間や段差はないため治療前のように虫歯になる可能性は低くなっています。
ダイレクトボンディング
費用6万6千円
リスクとして欠ける可能性がある(修復可能)。