虫歯で残せない歯 抜歯 インプラント治療 インプラントガイド 福岡市南区の患者さま
2018年12月12日
今回は、奥歯のインプラント治療を行いました。下の写真は治療前のものです。中央の歯は歯の根だけが残っている状態です。根の部分をよく見ると亀裂が入り割れてしまっているのがわかります。このように歯の根が割れてしまった場合、歯として残すことは難しく今回も抜歯を行うことになりました。
抜歯を行なった直後の写真です。出血があるため色を変えています。
数ヶ月期間をあけ傷が綺麗に治ったところです。歯が無くなったことにより骨の幅が狭くなったのがわかります。
インプラント治療を行うために歯茎を開き、骨が見えるようにしています。
インプラントガイドという器具を使用し治療を進めていきます。インプラントガイドには治療部位に丸い穴が空いています。事前に理想的な治療後の状態の模型を作り、その模型通りの最適な治療を進めるためにこのようなインプラントガイドを作成します。
このようにインプラントガイドを使用すると、限られた方向にしかドリルは進まないので計画通りに穴を開けることが出来ます。
インプラントが計画通りに埋入されたところです。
糸で歯茎を縫い合わせ蓋をし傷の治りを待ちます。
しばらく経つと、このように傷が治りました。インプラント自体も骨と結合しているため被せ物を作るための型取りを行なっていきました。
精度の高いシリコーン製の型取り材を使用し型取りしています。
型取り材から作成されたお口の中の模型です。この模型にあった被せ物を技工士さんに作製していただきます。
被せ物が出来上がったところです。噛み合わせの部分に穴が空いています。今回はこの穴にネジを入れ骨の中のインプラントと被せ物を固定する、スクリューリテインというタイプで被せ物を作っています。
実際にお口の中に取り付けを行いました。この取り付け方法では接着剤を使用しないため歯茎の炎症が起こりにくいと言われています。
穴の部分に仮の蓋を入れています。この状態でしばらく生活していただき問題ないか確認します。
問題ないことが確認されたので穴の部分に詰め物治療を行いました。見た目ではわからないようになっています。
インプラント治療
528000円(インプラントガイド、インプラント埋入手術、プロビジョナルレストレーション、オールセラミッククラウン)
デメリットとして、インプラントは清掃不良や噛み合わせの力が強くかかるとインプラント周囲炎を起こす可能性があり、インプラントとオールセラミッククラウンを固定しているスクリューが緩む可能性もある。