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治療症例集 |佐伯歯科クリニック|福岡市早良区・西新近くの「予防型」歯医者・歯科 荒江

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大きな虫歯 本来は抜歯の歯を矯正用ゴムで歯を引っ張り出して残した症例

2022年05月12日

 

虫歯が進行すると歯が酸で溶けて

ボロボロになってしまいます。

 

今回は一般的には抜歯とされている歯を

治療によって残し、噛めるようにした

症例をご紹介いたします。

 

 

この歯は虫歯によって

歯の大部分が溶けてなくなっていました。

 

 

虫歯を取り除くと歯茎より深くまで

虫歯が進行していました。

 

このような状態だと

虫歯を全部取り除けず、

また精密な土台をたてることができず、

被せ物を被せることが難しくなってしまいます。

 

 

しっかりとした土台が立てるために

歯を引っ張り出して

歯ぐきより上の位置へ

歯をもってくる必要があります。

 

 

急に強い力が歯に加わると歯が折れたり、

抜けたりする恐れがあるため

じっくりと弱い力を歯に加えます。

 

 

処置後1ヶ月後の写真です。

写真で歯が歯茎よりも

上の方へ伸びていることがわかります。

 

 

歯は歯槽骨という骨に

支えられているのですが、

歯を引っ張り上げる際に骨も一緒に

ついてくることがあるので

歯の周りの歯槽骨の形を整えます。

 

 

歯と歯茎の隙間に糸を入れていきます。

これを歯肉圧排と言います。

この糸を入れておくと歯と歯茎の隙間が広がります。

できた隙間に型取り材が流れ込んでいき,

より正確な歯の型取りが出来るようになります。

 

 

型取りによって出来た土台を取り付けし、

形を整えたところです。

今回は金属の土台ではなく

ファイバーコアという土台を取り付けています。

ファイバーコアの硬さは歯の硬さと近いため、

歯が割れるリスクが低くなると言われています。

 

 

上から被せる

オールセラミッククラウンの色を決めています。

周囲の歯の色を参考にしています。

 

 

型取りしたものの写真です。

黄色と紫色の二つの型取り材を使用し、

精度の高い型取りを行います。

 

 

型取りを元にできた模型と被せ物です。

周りの歯と比較して自然な形に作られています。

 

 

できた被せ物を取り付けしたところです。

見た目、精度とも問題なくできています。

エクストルージョン3万3千円

クラウンレングスニング3万3千円

ファイバーコア 1万1千円

プロビジョナルレストレーション1万1千円

ジルコニアクラウン16万5千円

デメリット

神経がなくなった歯は突如として割れる可能性がある。

 

白い詰め物の下は大きな虫歯 ラバーダムをしてセラミック治療 福岡市西区の患者様

2022年03月4日

 

今回は、深い虫歯を除去し、

セラミックの被せ物で治療した

症例をご紹介します。

 

 

治療前の状態です。

写真中央の歯には

白い詰め物(セラミックインレー)が

入っています。

 

縁のあたりを見ると、

歯とセラミックインレーの間に段差がある

のがわかります。

 

このような段差があると、

そこから虫歯菌が入り込み、

詰め物の下で虫歯が広がるといったことが

起こりやすくなります。

 

 

レントゲン写真を撮影すると、

セラミックインレーの下の部分に

大きい虫歯が確認できました。

 

 

実際にセラミックインレーを取り除いたところ、

中は虫歯が広がっていました。

 

 

虫歯を取り除いていくと

神経につながる穴が見えてきました。

一般的にこの時点で、

神経が健康な状態だと

穴から出血が認められます。

しかし、神経が虫歯菌に感染していると

出血せず、内部で壊死している場合があります。

 

今回は神経が正常な状態でなく、

完全に壊死していたため

神経の治療を行いました。

 

 

神経の管は枝分かれしていることが多く、

この歯は4つの根管に分岐していました。

 

 

神経の治療が終わった際の写真です。

ピンク色の塊が、

歯の神経の中に入れた薬です。

神経の治療中は

中に様々な薬を入れることがありますが、

このピンク色のものが最終的な薬となります。

 

 

治療後のレントゲン写真です。

お薬が根管の奥の方まで行き渡っていることが

確認できます。

 

 

神経の治療は終わったため、

歯に大きく空いた穴を樹脂で埋めていきます。

ここからは歯の上に取り付けする

被せ物を作るための準備を行います。

 

 

精密な被せ物を取り付けるため、

歯の形を整えます。

 

 

型取りを行う前に歯の色合わせを行います。

基準となる歯の色を参考にして

被せ物の色を決めていきます。

 

 

精度の高いシリコン製の型取り材で

歯型を取りました。

この型に石膏を流し込んで

お口の中の模型を作ります。

 

 

出来た模型上で歯科技工士さんに

被せ物を作成していただきます。

 

 

被せ物を歯に接着する際は

青いラバーダムシートを

使った上で被せ物を付けていきます。

お口の中の湿気や血液などを

取り除くことができ、

被せ物と歯が完全に接着します。

 

 

周りの歯に接着剤が付着しないように

テープで歯を覆っています。

 

 

被せ物を取り付けしたところです。

歯の色、形に問題はありません。

 

セラミックオンレー

費用16万5千円

リスクとして歯を削る量が多いため痛みが出る可能性と強い力によって割れる可能性がある。

治療前と同じ形の歯を作る ダイレクトボンディング 福岡市西区の患者様

2022年02月9日

 

虫歯の治療で歯を削ったあとは

歯に詰め物を詰めたり、

型取りをして歯に被せ物をつけます。

 

どうしても本来の自分の歯と

異なる形状のものがお口の中に入るので、

舌で触ると違和感を感じることがあります。

 

自分の歯は一生大事にしたいですよね。

 

今回は治療の前後で

歯の形をほぼ変えずに

治療を行なった症例をご紹介します。

 

 

一番奥の歯は溝の部分から虫歯が進み

黒くなっています。

手前の歯も、銀歯の下や歯と歯の間に

大きな虫歯があるようです。

 

一番奥の歯は天然の歯の形が

ほぼ残っているので、

なるべく形は同じ様にしたいです。

そこで、とてもいい方法があるので

ご紹介いたします。

 

まず、治療の前に歯の形を記録します。

ここの青いコンポジットレジンで

歯の溝の形を再現することができます。

 

 

このように歯の溝の形が印記されました。

 

次に全体の虫歯を除去していきます。

手前の銀歯を外すと深い虫歯がありました。

 

虫歯を全部とりました。

 

虫歯を全部取り除いた後は

歯にラバーダムシートと呼ばれる

ゴムのシートをかけて

コンポジットレジンを充填します。

 

ラバーダムシートをかけることで

唾液や血液、また呼気中の水分が

歯に付着することから防ぎ、

レジンが歯に強固に接着します。

 

 

そして、ここから先ほどの

青いコンポジットレジンが

大きく活躍します。

 

 

 

削った歯の部分にレジンを充填し、

テフロンテープを間に入れ

青いレジンで上から強く圧接します。

そして、光をあててレジンを固めます。

 

テフロンテープを外します。

そうすると、治療前の歯の形態が

ほぼ再現できます。

上がレジンを詰めた直後の写真です。

治療前の歯の溝の形が

正確に再現されていることがわかります。

 

 

他の歯もコンポジットレジンを詰めて

綺麗に磨いた治療後の写真です。

 

一番奥の歯は治療前の歯の形態と

ほぼ同じになるように治療しています。

 

※ダイレクトボンディング

5万5千円〜7万7千円

デメリットとして噛む力により

すり減ることがある。

 

 

精密治療 治療跡が目立たない 虫歯になりにくい治療 福岡市中央区の患者様

2021年06月30日

 

今回は精度の高い

虫歯の治療について

ご紹介します。

 

一般的な健康保険内の治療では、

虫歯を削って取り除く際に

必要以上に大幅に歯を削る必要があります。

 

その削った歯に、

銀の詰め物もしくは

被せ物(銀歯)を取り付けるのですが

時間の経過とともに虫歯となってしまうことが

ほとんどの場合で起きてしまいます。

 

原因としては、

・虫歯がきちんと取りきれていない

・銀歯がそもそも精密にできていない

・接着剤がうまく機能していない

等、色々な理由が挙げられます。

 

そもそもこの方法は150年ほど前に

考案された方法です。

 

2021年となった今は

優れた治療法は沢山あります。

 

しかし、健康保険の範囲では

150年前の治療を選択しなければなりません。

 

ほとんどの場合で

以下の写真の様な経過をたどってしまうのです。

 

 

銀の詰め物を外した時の写真です。

内部の接着剤まで感染して、

歯の内部深くまで虫歯になっています。

 

これは一つの例ですが、

健康保険の銀の詰め物には限界があり、

数年後に銀歯の下が

虫歯となっている可能性は

かなり高いと考えられます。

 

今回は銀の詰め物を使用せずに、

歯を必要以上に削らずに

再び虫歯になる可能性のとても低い

治療の方法をご紹介いたします。

 

 

噛み合わせの側から見てみても

虫歯などないように見えますが、

横から見ると

歯と歯の間に虫歯があります。

 

 

例えこんなに小さな虫歯だったとしても

銀歯で治療するとしたら

大幅に歯を削らなければならないのです。

 

今回は、現在取り付けてある銀歯も

再治療することにしましたが、

歯の側面の虫歯は、最小限の削る量で

治療を行いました。

 

 

まず、銀の詰め物を外して

中の虫歯を取りきります。

 

虫歯の治療を行う際、当院では

ラバーダムシートを使用します。

 

銀の詰め物を外す時にも

ラバーダムシートをつけておけば

削りカスや外れた詰め物自体を

飲み込んでしまう危険性が無くなります。

 

何より、唾や血液による歯の汚染を防ぎ

呼気による湿潤状態から隔離してくれます。

 

お口の中は湿気だらけで、

実は歯の表面は

細かい水滴でびしょびしょに湿っており、

詰め物を取り付ける際は、

湿った環境では

きちんと接着してくれないのです。

 

なので虫歯の治療にラバーダムは

すごく大事なのです。

 

 

横から見た写真です。

 

虫歯の場所だけを削っており、

削る量を必要最小限に抑えています。

 

 

ラバーダムシートを使うことにより

歯の形を作るセロファンの膜等を

設置することが簡単になり

思った様に歯の形を作ることができます。

 

 

 

治療後は、材料がしっかり接着していると

ほとんど境目がわからない様になります。

 

また、咬む効率が良くなる様

本来持つべき形に整えています。

 

この様に歯を極力削らず

精度の高い治療を行うと

今後、再治療となる可能性は低いです。

 

 

取り付けて1年後の写真です。

時間が経過しても治療直後と

変わらない状態を保っています。

 

 

ダイレクトボンディング

費用5万5千円

リスクとして欠ける可能性がある(修復可能)。

 

 

虫歯でぐらぐらのブリッジを抜歯と同時にインプラントにて治療 何でも噛める様になった症例 福岡市中央区の患者様

2021年06月16日

歯の詰め物や被せ物は、

治療終了後に長期間

時間が経過すると

ほとんどの場合、

その内部が虫歯になってしまいます。

 

 

なぜかというと

時間の経過とともに

セメントが溶けたりして

歯と被せ物との間に

隙間ができてしまい

その隙間に汚れやバイ菌が

入ってきてしまうのです。

 

また、歯を失った際に、前後の歯を削って

その失った歯のスペースを

数本つながった歯をかぶせることによって

噛めるようにする治療であるブリッジが

お口の中に装着してある場合、

そこには磨き残しがたまりやすくなり、

削って被せた前後の歯の歯周病が

進行してしまうことが考えられます。

 

今回はそのブリッジがグラグラしており

今まで全く噛めなかった患者さんが

インプラント治療をすることにより

何でも噛めるようになったという

症例をご紹介します。

 

 

 

右下のブリッジの土台が虫歯と歯周病で

ボロボロになってしまっています。

レントゲン写真で黒く見えるのは

歯周病が進行することによって

骨が溶けている状態です。

また、虫歯により歯の土台が

外れています。

 

 

パッと見た感じでは

さほど問題があるようには見えません。

 

 

しかし、ブリッジを外してみると

レントゲン写真の通り

土台が虫歯になっていました。

 

患者様と色々お話しした上で、

虫歯になった手前の歯を抜歯して

二本のインプラント行って

何とか抜歯せずに済みそうな奥の歯は

被せ物にて治療することにしました。

 

 

 

 

インプラント治療の際

絶対に失敗は許されません。

インプラントを骨に埋め込む位置は

ちゃんと噛んで炎症も起こさなくするには

1ミリの誤差もあってはいけません。

そのために、佐伯歯科クリニックでは

必ずインプラントガイドを作った上で

インプラント治療を行います。

 

コンピュータ上で、

『今後どういう歯をつくれば

きちんと噛むことが出来るか』

ということを想定し

その歯を作るにはインプラントが

どんな方向で、どれくらいの深さであれば

バッチリなのかを綿密に

シミュレーションします。

 

この作業がインプラント治療に置いて

最も重要なのです。

また、安全な治療を行うためにも

インプラントガイドは必須です。

 

以下のようにシミュレーションしました。

 

 

実際の治療です。

 

 

 

 

 

 

 

 

虫歯でボロボロの歯を抜歯し、

 

 

シミュレーションをして製作した

ガイドを用いてインプラントの土台を

埋め込んでいきます。

 

こうすると計画した位置に寸分の違いもなく

安心してインプラントを埋め込むことができます。

 

インプラントを入れた後は

糸で縫合し、土台が骨と

くっつくまですこし時間を置きます。

 

 

傷跡は1〜2週間前後で回復しますが、

土台と骨がくっつくまで1〜2ヶ月ほど

かかります。

 

 

その後歯茎を開いて土台に被せ物と土台を

連結するためのねじをつけます。

 

 

1ヶ月ほどすると歯茎が落ち着き

最終的な歯の型取りをします。

 

 

出来上がり直後は歯に穴が空いています。

修正が必要な際、すぐに外せるためです。

 

一週間ほど使用してもらい

全く自分の歯と変わらず噛めるとのことでした。

 

 

そこで最終的に穴を綺麗に塞ぎました。

 

術前術後です。

 

 

 

インプラントが入ることによって

違和感なく噛むことができ

食事もしやすく

見た目も自然になりました。

 

 

右上の詰め物も同時に治療し

安定した噛み合わせで

過ごしていただいています。

 

インプラント治療

528000円(インプラントガイド、インプラント埋入手術、プロビジョナルレストレーション、オールセラミッククラウン)

デメリットとして、インプラントは清掃不良や噛み合わせの力が強くかかるとインプラント周囲炎を起こす可能性があり、インプラントとオールセラミッククラウンを固定しているスクリューが緩む可能性もある。

 

 

 

神経の治療後(抜髄)になるべく歯を削らずにダイレクトボンディングで治療

2021年04月28日

歯が突然痛み出したとき、

実は虫歯がすでに神経まで

届いてしまっているかもしれません。

 

今回は、今まで何の症状もなかった歯が

急にうずき出したという方の歯の治療の話です。

 

写真を見ていただいても

虫歯がすごく進んでいるようには見えません。

 

 

 

歯と歯の間から虫歯が進行しており、

レントゲン写真では深くまで虫歯が確認できました。

 

麻酔をして、歯をできるだけ削らないように

注意して虫歯を取っていっても

虫歯は深く神経まで届いていました。

 

 

 

 

 

 

 

残念ながら、神経を残すことは難しいと判断しました。

 

 

 

 

ラバーダム防湿下で根管治療を行います。

 

 

 

 

 

 

 

その後に、コンポジットレジンによる

ダイレクトボンディングを行います。

 

 

 

 

術後は天然の歯とほぼ変わらない

見た目です。

歯を極力削らないことが

歯を長持ちさせる秘訣です。

 

ダイレクトボンディング

費用6万6千円

リスクとして欠ける可能性がある(修復可能)。

 

 

マウスピース矯正治療の症例紹介

2021年04月28日

 

前回はマウスピース矯正の治療の流れについて

簡単に説明いたしました。

 

今回は実際の患者様の症例を

ご紹介させていただきます。

 

 

 

歯が内側に傾いている部分がありましたが

綺麗なアーチ状に歯が並んでいます。

 

 

 

 

 

歯が前後する部分もありましたが

治療により改善されています。

 

歯並びを矯正することで

見た目も綺麗になるだけではなく、

歯磨もしやすく虫歯になりにくい

お口の中にすることができます。

 

矯正に関するご相談、お問い合わせ等は

当院スタッフまでお気軽にお尋ねください。

 

 

 

インビザラインiGo

費用 49万5千円

デメリットとして1日20時間以上マウスピースをつける必要がある。

 

 

保存不可能な歯を抜歯し、抜いたスペースにインプラントを埋入した症例 福岡市城南区の患者様

2021年03月29日

今回はインプラントの手順や流れについて

実際の症例を交えながら

ご紹介していきたいと思います。

 

インプラントとは、上部構造、連結部分、

人工歯根の三つに分けられ、

いきなり全部をお口の中に

入れることはできません。

 

まずとフィクスチャーと呼ばれる土台を

骨の中に埋め込んで、骨と接着してから

アバットメントという連結部分を土台と

連結させ、最後に被せ物が入ります。

 

実際に症例をご紹介します。

この患者様は右下奥の違和感を

主訴に当院を来院されました。

一見何でもないように見えますが・・・

 

 

歯茎が二ヶ所、膨れていることがわかります。

これは口内炎ではなく、膿の出口となっており、

歯茎から化膿しているのです。

では、なぜ化膿しているのでしょうか。

 

 

レントゲン写真から、

歯にヒビが入っていることが考えられます。

歯が割れてしまうと、割れたところからばい菌が

侵入してしまい、炎症が生じてしまうのです。

 

 

被せ物を外した写真です。

予想通り、歯に大きなヒビが認められます。

 

 

抜歯の前にあらかじめインプラントを

埋入する位置や角度をCTを使ってパソコン上で

シミュレーションしておきます。

 

 

 

コンピューター上で作成しておいた

インプラントガイドを使用して

インプラントを埋入している写真です。

ガイドを用いることで

シミュレーションと全く同じ位置に

インプラントを埋入することができます。

 

 

インプラントの本体を埋入した写真です。

今回は抜歯と同時にインプラントを埋入し、

抜いた歯の周りの骨をできるだけ

削らないように温存し、

インプラントを埋め込んでいます。

 

 

抜歯して二ヶ月ほどで

歯茎が引き締まってきます。

インプラントの土台も完全に

歯茎に覆われています。

土台が骨とくっつくのを待って

仮の連結部分(ヒーリングアバットメント)

をつけていきます。

 

 

歯茎を開いてヒーリングアバットメントを

土台に連結しました。

 

 

歯茎の傷が治癒したらスキャナー

(特殊な型取りのコンピューター)

でスキャンし、被せ物を作成します。

出来上がったらインプラントと

被せ物を特殊なネジでしめていきます。

 

 

最終的に穴は綺麗に上から塞いでしまうので、

見た目はほとんど違和感がありません。

 

 

インプラントは画期的な治療法で、

他の歯に比べて歯石がつきにくいのですが

通常の歯と同様メインテナンスが

重要になってきます。

自分の歯やインプラントを

長持ちさせるためにも、

定期的な来院をお勧めいたします。

 

インプラント治療

528000円(インプラントガイド、インプラント埋入手術、プロビジョナルレストレーション、オールセラミッククラウン)

デメリットとして、インプラントは清掃不良や噛み合わせの力が強くかかるとインプラント周囲炎を起こす可能性があり、インプラントとオールセラミッククラウンを固定しているスクリューが緩む可能性もある。

 

虫歯が神経に届いて細菌感染していたが、MTAセメントを使用し神経を取らずに残した症例  福岡市博多区の患者様

2020年12月23日

虫歯が神経まで届いてしまった場合、たいていの場合は神経を取らないといけません。

そのままにしておくと、神経自体がばい菌に侵されてしまって神経が腐ってしまうからです。

ですが、条件によっては虫歯が深くても神経を残せる可能性があります。

 

 

この患者様は右下の詰め物が外れたから見て欲しい、という理由で来院されました。

 

銀の詰め物が外れてしまったあと、放置していたせいで中で虫歯が進んでしまっていました。

 

 

虫歯の部分を削ってみると虫歯が広範囲に及んでいる事がわかります。

 

 

虫歯が神経近くに及んでいたため、ラバーダムというゴムのマスクをして治療を行います。

 

唾液の中に多くの細菌が含まれているので、唾液が神経に触れて感染してしまわないようにするためです。

 

 

虫歯の部分を削っていくと小さい穴が空き、出血してきました。

 

この穴は神経の入り口になっており、この時点でただ穴を埋めてしまうと神経を残す事が極めて難しくなってしまいます。

 

 

出血部分を十分に止血し、消毒した後にMTAセメントという歯科材料でふたをします。

 

MTAセメントが効果を発揮する事で神経を残す事ができるのです。

 

 

MTAセメントの上からプラスチックでふたをしたところです。

 

MTAセメントは固まるまで時間がかかるため、一旦仮のふたをし、固まったところで綺麗にふたをします。

 

 

後日、白いMTAセメントが固まったことを確認して歯の形を整えていきます。

 

 

ここでもラバーダムをすることでより綺麗に詰め物を詰めることができます。

 

 

最終的な形がこちらです。

治療前と比べて見た目も良くなり、食事も問題なくできています。

 

今回ご紹介したMTAセメントは人体への影響が少なく、生体にやさしい材料となっています。

虫歯が深くても神経を残すことができるとして近年歯科業界でも注目されています。

MTAセメントを用いた治療をご希望の方はご気軽にスタッフまでお問い合わせください。

 

 

歯にとって神経とは、血液や栄養を送る管の役割をしています。

もし神経をとってしまうとその歯に血液が行き渡らなくなってしまうので、

歯の寿命を短くしてしまいます。

すぐに抜歯になるということではありませんが、単純に比較して神経を取った歯と取っていない歯では

神経がない歯の方が抜歯になる可能性が7.4倍高くなってしまいます。

自分の歯を長持ちさせるためにも、MTAセメントを用いた治療をお勧めいたします。

 

※MTAセメントは健康保険の範囲外での処置となりますのでご了承ください。

新製品情報|TMR MTA セメント|フォルディ株式会社|歯科材料・歯科 ...

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに術後半年後の写真です。

 

あれだけ深い虫歯でしたが、現在のところ問題は出ておりません。

 

 

 

ダイレクトボンディング

費用5万5千円

リスクとして欠ける可能性がある(修復可能)。

 

 

全顎治療(フルマウス)虫歯で失った歯をインプラント、歯周形成外科にて審美的、機能的に回復

2019年11月27日

長い間、歯科医院に行っても満足のいくお口の中にならなかったという患者さんです。

頑張って治療していただき下の左の写真から右の写真の様に回復しました。

 

 

初めて来院したときのお口の中の写真です。

仮歯が入っていましたが、仮歯を外すと右の写真の様な状態です。

 

 

お口の中全体の写真とレントゲン写真ですが、全体的に悪くなっており、前歯だけの治療で回復するというわけではありません。

トータルのことを考えて治療しなければなりません。

 

 

そこで、この方は骨格等から診査診断をしていく必要があるため、矯正治療用のレントゲン写真を撮影して、どの様なお口の中になるのが良いのかを模索していきます。

 

 

色んな診査から以下の様な歯茎のラインになるのがこの方にとってベストと判断しました。

 

 

歯の形をシミュレーションしたところです。

患者さんに見てもらい、この様な歯にする旨を伝え、納得いただき治療を進めていきます。

 

 

実際の模型上に歯を作り(診断用ワックスアップ)、三次元的に問題ないかを確認します。

 

 

上下の歯の並びも問題なさそうです。

 

 

上下の歯並びもシミュレーションします。

 

 

治療の計画ができました。

上の歯は5本のインプラント、下は3本のインプラントを治療することにし、残りの歯はセラミックスをかぶせる予定とします。

歯茎が薄かったり、歯茎に不揃いな箇所があるので、そこは結合組織移植術(CTG)という方法で歯茎の量を増やすこととしました。

 

 

まず、インプラント治療を行う準備を進めていきます。

先ほどの診断用ワックスアップからインプラント用のサージカルステントを作り、この状態でレントゲンCTを撮影します。

そこから、シミュレーションソフトを使用してインプラント埋入位置を決定していきます。

(現在では、当院では100%ガイデッドサージェリーにて治療しています。)

 

 

シミュレーション後、前歯はとても骨が薄かったので、リッジエキスパンジョンテクニックを使って、大規模な外科処置を行うことなく、必要最小限の少ない侵襲にてインプラント治療を行っております。

 

 

上の奥歯は上顎洞(副鼻腔)までの距離が近かったので、サイナスリフトという方法にて、上顎洞内に骨を増やしインプラント治療を行なっています。

これも、体に対するダメージの非常に少ない方法です。

 

 

インプラント治療は順調にいきましたので、当初予定していた歯茎を増やす治療をしていきます。

このテクニックを行えるかどうかで、治療の成績が大きく違ってきます。

結合組織移植術(CTG)と歯肉弁根尖側移動術(クラウンレングスニング)を同時に行いました。

なるべく患者さんへの痛みが少ない方法で行なっていきます。

 

 

何回も仮歯を交換して、徐々に患者さんが満足するお口の中になってきました。

左から初診、インプラント後、歯周外科後のプロビジョナルレストレーション(仮歯)です。

 

 

ファイナルプロビジョナルレストレーション(最終的な仮歯)をしばらく使用してもらいます。

左右から見ても問題ありません。

 

 

噛み合わせも順調です。

 

 

仮歯を外したところです。

インプラントの周りや歯が欠損しているところに、移植した歯ぐきがちゃんとボリュームを出してくれています。

インプラントの周りに炎症もありません。

 

 

インプラントの方向に制限があったので、アバットメントは薄く作ることのできるチタンアバットメントを使用しています。

チタンアバットメントの周りに2ミリ以上の歯茎があれば、チタンの金属色は見えないと論文で証明されているので、見た目に問題は出ません。

 

 

そのインプラントの上にかぶせる歯です。

歯がないところはオベイトポンティックという、あたかも歯がある様に見える形で作ってます。

 

 

他のセラミックスです。

この場合は同時に全てのセラミックスを作成して、理想的な歯の形を作りました。

 

 

セラミックスを全て取り付けたところです。

本物の歯とほぼ見分けがつきません。

患者さんは非常に満足されました。

 

 

少しお口を開けたところです。

下の歯並びもしっかり整っています。

上の歯の色と区別は全くつきません。

 

 

左右から見たところでも、しっかりした歯ぐきに覆われ安定した噛み合わせを作ることができています。

 

 

少し左右に動かしたところですが、犬歯のみが当たり他の歯は当たらない『犬歯誘導』という理想的な噛み合わせです。

 

 

上下の噛み合わせの写真です。

もともと歯があった状況とほぼ変わらない歯を作ることができました。

数十歳若返ったと言っても過言ではありません。

治療前はお食事がストレスでしたが、今では硬いものでも何でも食べることができます。

本当に治療してよかったと、患者さんはおっしゃっています。

 

 

レントゲン写真です。

当初予定していた、治療計画どおりに治療を進めることができました。

現在では、定期的にメインテナンスに通われていて、とても良い状態を保てています。

 

 

インプラントとオールセラミッククラウンを用いた治療

費用 187000円×12(ファイバーコア、プロビジョナルレストレーション、オールセラミッククラウン)528000円×8(インプラントガイド、インプラント埋入手術、プロビジョナルレストレーション、オールセラミッククラウン)

デメリットとして、インプラントは清掃不良や噛み合わせの力が強くかかるとインプラント周囲炎を起こす可能性があり、インプラントとオールセラミッククラウンを固定しているスクリューが緩む可能性もある。オールセラミッククラウンは、他の歯が経年的に変色した際にセラミックは変色しないので色の差が出てくる可能性や、硬い材料なので噛み合う相手の歯が削れる可能性がある。

 

 

「個別」相談へのご案内

当院では、患者様の歯に対するお悩み・ご希望を院長が直接お伺いする「個別相談」を実施しています。毎月人数は限定させていただいておりますが、お口のお悩みを何でもご相談いただけます。まずはメールもしくはお電話にて予約を取っていただきご来院ください。

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〒814-0101 福岡県福岡市城南区荒江1-32-16

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