院内新聞 平成29年5月号
2017年05月25日
皆様、こんにちは。気候も良くなり快適な季節ですね。
しかし、光化学スモッグやPM2.5、黄砂まで飛んでくる時期でもあります。
空気が汚れているとアレルギー等をお持ちの方は辛いですよね。
実は、歯科医院の空気も一般的にとても汚いのです。
歯を削ったり、入れ歯を削ったりするわけですが、そもそも歯を削る理由は虫歯があるからですよね。
虫歯の元はバイキンです。
その虫歯をタービン(いわゆる歯を削る器具)でシュウィーンと音を立てながら1分間に何十万回転削る際に、そこら中にバイキンを撒き散らすのです。
また、入れ歯のプラスチックの中には小さな穴がたくさん開いていて、
その中にはバイキンが満たされているのです。
同じく入れ歯を削る際にもバイキンが撒き散らされていることになります。
そもそも、そのタービンを滅菌していないという歯科が多いと以前報道がありましたが、
それは論外として、歯科医院の空気は汚れていることは避けられない事実です。
他にも揮発しやすいホルマリン系の薬剤の使用と相重なり歯科医院の独特の匂いとなるのです。
歯科医院独特の匂いは体にとってかなりマイナスで、
常にその空間にいる歯科医療従事者は肺がんリスクが高くなることが証明されています。
当院では、医院の空気を綺麗に保つために病院のICUに匹敵する家庭用の数十倍の空気清浄処理能力を持つ空気清浄機を常に稼働させています。
また、入れ歯や仮歯の調整の際には口腔外バキュームを使用することで極力汚染された粉末が撒き散るのを防いでいます。
ですので、当院は歯科医院独特の匂いがあまりしないと思います。
健康になりに来る場所で逆に不健康になるということは避けなければなりません。
皆様がより安心して通院できるよう常に対策をとっていきたいと考えております。