過去の院内新聞 平成29年2月号
2017年05月25日
皆様、こんにちは。
極寒の日が続きインフルエンザが猛威を振るってますが、もう一月で暦上の春がやってきます。
春が待ち遠しいですね。
さて、当院でよく行っているダイレクトボンディングの治療がこの度、歯科用の雑誌に載ることになりましたので、ご報告いたします。
ダイレクトボンディングとはムシ歯などを削った後、お口の中で直接詰め物をしていく方法です。
掲載される雑誌はモリタデンタルマガジンという歯科の中では最もシェアの高いメーカーの発行する雑誌です。
そこから記事を書いて欲しいとの依頼があり書くことになりました。
というのも、私自身歯科のセミナーのインストラクターをしており、
多くの先生に術式を紹介して欲しいという事での依頼でした。
昨年の10月にカメラマンを伴って院内、
スタッフの撮影をし、その後1時間半ほどの時間のインタビューを受けました。
そこで私自身の仕事の全体像からお話をし、
実際のダイレクトボンディングの術式について説明致しました。
症例を見せながらお話したのですが、その中から、
ダイレクトボンディングを理解してもらうのにわかりやすい症例写真を選び、
掲載する事となりました。
なかなか、他の歯科医の先生は技術的にハードルが高い様で、
あまり一般的な治療として認識されていないダイレクトボンディングという治療法ですが、
患者さんにとってはとてもメリットのある方法です。
1、まず、歯を削る量が必要最小限であるという事。
(体の中で最も硬い組織であるエナメル質をたくさん削ると、ムシ歯に対する防御力が極端に落ちてしまいます。エナメル質を温存する事のメリットは計り知れません。)
2、次に、歯に直接接着していく。
(型取りを行って詰め物は歯との間に隙間ができる事がありますが、直接接着するとそのような隙間はできません。しかし、ラバーダム防湿を行わないと、しっかりとした接着力は発揮できません。)
3、その日のうちに治療が終わる。
(歯を削り、そのままラバーダム防湿を行い接着、調整、研磨まで行いますので何回も通う必要がありません。)
4、もし、欠けたり割れたりした場合でも修理が可能。
(再度お口の中で接着させる事ができますので、一からやり直しという事はありません)
このようなメリットの多い治療法です。
受付にコピーした紙がありますので、ご興味のある方はご覧ください。