歯根端切除術 根の治療を行いセラミッククラウン 福岡市西区の患者さま
2018年01月13日
今回は、歯の根の治療後にオールセラミッククラウンを被せていきました。
下の写真は治療前の状態です。中央の歯には銀の被せ物がしてあります。歯の根っこの状態が良くなく、根の先には汚れがたまり腫れていました。
根っこの治療を行うためには被せ物を外す必要があります。外すと土台が見えてきました。
土台を取り除くと歯の根っこの穴が見えてきました。虫歯もしっかりとっていきます。
レントゲンの写真です。歯の根っこの先を見ると、先が黒っぽくなっているのが分かります。根の先に汚れがたまっているとこの様に写ります。
外した銀歯を仮の被せ物として使用しています。
今回は普段行なっている根の治療では腫れが治らなかったため、歯根端切除術という方法で治療を行なっていきました。
歯茎を切り、骨を露出させます。歯の根がある部分に穴を開け、根の先を削り取ります。こうすることで直接汚れを取り除けるため、治癒する可能性が高くなります。
この様に糸で縫い合わせて傷の治りを待ちます。
レントゲンの写真です。歯の根の先がなくなっています。この部分は空洞になっているため一時的に黒さが目立っていますがしばらく経てばだんだんと薄くなっていきます。
傷口は元どうりになっています。歯茎の部分にあった腫れもなくなっています。
レントゲンの写真です。やや黒っぽい影は残っていますが、治癒傾向にはある様です。症状もなくなったので被せ物治療を行なっていきました。
被せ物をつけるために土台を取り付け形を整えていきます。
型取りの際は、この様に糸を歯茎の隙間に入れていき精度を高めます。
型取りしたものの写真です。この型取り材に石膏を流し込み、模型を作成していきます。
できた模型です。この模型似合う被せ物を歯科技工士さんに作成して頂きます。
出来上がったものを合わせています。
横から見たところです。
隣の歯ともピタッとあっています。この被せ物を実際に取り付けしていきます。
取り付けをしていきました。歯の色、形はごく自然に見えます。
横から見たところです。隣の歯との隙間も問題ありません。歯茎の際の部分にも段差がないため汚れもたまりにくくなっています。
オールセラミッククラウン
費用 18万7千円(ファイバーコア、プロビジョナルレストレーション含む)
デメリットとして、他の歯が経年的に変色した際にセラミックは変色しないので色の差が出てくる可能性や、硬い材料なので噛み合う相手の歯が削れる可能性がある。