根管治療後の歯 一般的には被せ物になる 歯を必要最小限削って詰め物で治療した症例 福岡市城南区の患者様
2022年02月22日
一般的に虫歯の範囲が大きく、
神経を取る必要がある場合は
反対の歯と噛み合わないところまで
歯の表面を削っていきます。
これでは虫歯ではないところまで
多く削らなければいけなくなり、
歯に対するダメージが大きくなります。
今回は神経の治療を行った歯に対して
歯を必要最小限削って治療した症例を
ご紹介します。
治療前の状態です。
歯が虫歯で大きく欠けています。
この大きな虫歯を
極力削る量を少なくする方法で
治療していきました。
レントゲン撮影時の写真です。
虫歯の範囲が大きく、
神経の治療が必要になります。
まずは虫歯の部分を取り除いていきました。
虫歯は深くまで進行しており、
虫歯を取っていくと中の神経が露出しました。
露出した範囲も大きく、
出血が止まらなかったため、
神経の治療(根管治療)を行いました。
見る角度を変えると
手前の歯も虫歯になっていたので
ダイレクトボンディングで治療をしていきます。
根の中が綺麗になったことを確認し、
根管充填を行います。
ピンク色に見える部分が
根管充填剤(根の中に入れる最終的な薬)です。
治療後のレントゲン写真です。
奥の方まで根管充填剤が行き渡っているのが
わかります。
根管治療を終えた後は
コンポジットレジンにて土台を建て、
歯の形を整えます。
ラバーダムを使用することで
唾液や血液に歯が汚染されてしまうことなく、
綺麗な状態で土台を作ることができます。
手前の歯はダイレクトボンディングで
治療しました。
次に型取りの準備をしていきます。
歯の周りに緑色の糸を入れていきます。
これにより歯ぐきと歯の間に隙間が出来て
型取りした際に、どこまでが歯なのか
正確に写し取ることができます。
これを歯肉圧排法と言います。
取り付ける際もラバーダム防湿を行います。
型取りを行い、
お口の中に詰め物をとり付けた写真です。
歯の色や形はもちろんですが、
精度の高い被せ物なので
隙間や段差はなく、
二次的な虫歯になりにくくなっています。
セラミックオンレー
費用16万5千円
リスクとして歯を削る量が多いため痛みが出る可能性と強い力によって割れる可能性がある。