2019年03月23日
今回は、奥歯の被せ物治療を行いました。下の写真は治療前のものです。二本の歯に被せ物治療がしてあります。被せ物の表面はすり減っているのが分かります。
古い被せ物を外したところです。下には金属の土台が入っていました。黒い汚れが目立ちます。金属の土台と歯の隙間から虫歯になっていたので土台を外して治療を行なっていきました。
金属の土台を外したところです。まだ黒い汚れが残っています。
中の汚れ、虫歯を取りきったところです。ここから土台を作るため型取りを行いました。
出来た土台を取り付けし、形を整えたところです。今回は金属の土台ではなくファイバーコアという土台を取り付けています。ファイバーコアの硬さは歯の硬さと近いため、歯が割れるリスクが低くなると言われています。
上から被せるオールセラミッククラウンの色を決めています。周囲の歯の色を参考にしています。
型取りを行い、お口の中の模型を作成しました。
技工士さんに依頼して被せ物を作っていただきました。
出来た被せ物をお口の中に取り付けしました。歯の色、形は問題なく見えます。
オールセラミッククラウン
費用 18万7千円×2本(ファイバーコア、プロビジョナルレストレーション含む)
デメリットとして、他の歯が経年的に変色した際にセラミックは変色しないので色の差が出てくる可能性や、硬い材料なので噛み合う相手の歯が削れる可能性がある。
2019年03月15日
今回は、銀の詰め物の下の虫歯治療を行いました。下の写真は治療前のもので、詰め物治療がされている歯が三つ写っています。中央の歯にジンジンとした痛みが出ていました。
中央の歯を舌側から見たところです。歯の色が少し黒っぽい様に見えます。
同じ歯を頬っぺた側から見たところです。左端には黒い穴が空いているのが分かります。
ラバーダムシートをお口にかけて銀の詰め物を外していきます。
銀の詰め物を外したところです。中は真っ黒になっていました。
少しずつ虫歯を取り除いていきます。かなり大きな虫歯になっていました。
この歯だけでなく横の歯にも虫歯ができていたため、虫歯だけを削り取り埋めていきました。
虫歯を取り除いていくと歯の神経の穴が露出しました。
虫歯を全て取り除いたところです。神経の穴からは出血があります。
薬剤を用い出血を止め樹脂で蓋をしていきました。虫歯治療中に神経が露出すると神経の治療を行うことが多いのですが、神経の治療をした歯は少しずつ脆くなっていきます。今回は神経の治療をせずに治療を進めることができるか判断するため少し時間を空けました。
後日、来院していただき確認を行いました。痛みは変わらずあるとのことでした。
神経の穴の中まで細菌が感染し痛みが出ている様なので、神経の治療を行ないました。ラバーダムシートは神経の治療を行う上で唾液中の細菌が治療部位に侵入するのを防ぐために必要です。
神経の穴の中が綺麗になったことを確認したため最終的な薬を入れていきます。
神経の治療は終わったため、歯に大きく空いた穴を樹脂で埋めていきます。ここからは歯の上に取り付けする被せ物を作るための準備を行います。
ラバーダムシートを外して歯の形を整えていきました
型取りを行う前にはの色合わせを行います。基準となる歯の色を参考にして被せ物の色を決めていきます。
精度の高いシリコン製の型取り材で歯型を取りました。この型に石膏を流し込みお口の中の模型を作ります。出来た模型上で歯科技工士さんに被せ物を作成していただきます。
被せ物を取り付けしたところです。歯の色、形は問題ありません。パッと見ただけでは治療した歯と分からない仕上がりになっています。
オールセラミッククラウン
費用 18万7千円(ファイバーコア、プロビジョナルレストレーション含む)
デメリットとして、他の歯が経年的に変色した際にセラミックは変色しないので色の差が出てくる可能性や、硬い材料なので噛み合う相手の歯が削れる可能性がある。