被せ物の縁 色の境目が目立つ クラウン治療 福岡市城南区の患者さま
2019年05月24日
今回は、白い被せ物のやりかえ治療を行いました。下の写真は治療前のものです。上から見ただけではどの歯に問題があるか分かりづらいです。
横から見たところです。被せ物治療してある歯の縁があっていません。ご自身の歯の上に白い被せ物をつけてあるのですが、少し茶色っぽい歯とその上の白い被せ物の色の境目が目立ちます。
レントゲン写真です。根の治療には大きな問題はない様に見えます。
まずは上の被せ物を外していきました。被せ物の下には金属の土台が立ててありました。歯の側面のところから黒っぽくなっているのが分かります。
金属の土台を取り外しました。下には真っ黒な虫歯が広がっていました。
黒い虫歯を取り切ったところです。根の中の薬も汚れていたので根の治療からやり直していきました。
ラバーダムシートをお口にかけて根の中に唾液などが入らない様にして治療を進めます。
まずは根の中に入っている古い薬を取り除きました。
根の中を洗浄したあと、新しい薬を詰めていきます。
新しい薬を詰めたところです。レントゲン写真上で白っぽく見えるのが根の中に入れた薬です。
根の治療後は歯の上に土台を立てていきます。
今回は金属の土台ではなく白っぽい色の土台になっています。被せ物が入る様に精密に形を整えて型取りを行います。
型取りをおこなったものの写真です。
型取りを元に作成した模型です。歯と歯茎の境目がぐるっと一周分かります。この様な模型でないとお口の中にぴったりあった被せ物は出来ません。
出来た被せ物です。本物の歯の形に合わせて作っています。
被せ物を実際に取り付けていきました。歯の色、形は問題なさそうです。
横から見たところです。治療前の被せ物の様な縁があっていなかったり隙間が目立ったりはありません。
オールセラミッククラウン
費用 18万7千円(ファイバーコア、プロビジョナルレストレーション含む)
デメリットとして、他の歯が経年的に変色した際にセラミックは変色しないので色の差が出てくる可能性や、硬い材料なので噛み合う相手の歯が削れる可能性がある。