2014年04月30日
この様な虫歯があります。

これを銀歯で治療するとこれだけ削る事になります。

線を引くと削ったラインがわかります

これくらい削ると虫歯はなくなるけれど新たな虫歯の原因を作ってしまう事にもなってしまいます。
銀歯とはの境目から、2次的な虫歯になる事はとても高い確立で起こります。
この様な歯はどうでしょう。

銀歯で治療するとこれくらい削る事になります。
すごくもったいない!

しかし、ダイレクトボンディングを行う事によって
必要最小限の侵襲で治療出来ます。
以下の写真からが治療行程です。


しかも、ラバーダムを行いお口の中から隔離する事で
歯とレジン(樹脂)の接着力が著しく向上しますので、二次的な虫歯の可能性がほとんどなくなります。
しかも、歯の色とほとんど同じ材料なので治療したかどうかもわからないくらいになります。

歯を削らない治療法ダイレクトボンディングは現在もっとも歯に優しい治療法と言えます。
ダイレクトボンディング
費用6万6千円
リスクとして欠ける可能性がある(修復可能)。
2014年04月18日
一見何でもないような銀歯です。

特に症状は無かったのですが、銀歯と歯の間に多少段差がありました。
患者さんとお話ししてダイレクトボンディングにて治療する事になりました。
銀歯を外してみると、このように虫歯がすすんでいます。

これから、虫歯をとって行きますが、当院ではラバーダムシートをかけて治療を行います。

お口の中は湿度100%で、例えば歯科用の鏡を入れると必ず曇ります。
という事は歯を治療する面も曇っている事になります。
ですので、接着力が極端に落ちてしまいます。
ラバーダムをかけるとお口の中から歯を隔離出来るので、接着力が落ちる事はありません。
また、とても見やすくなり、唾液の侵入も防げるのでラバーダムをする事によって
治療成績がグンと上がります。
虫歯除去後の状態です。

何度も齲蝕検知液という虫歯を調べる液で、確実に虫歯が取れているか確認します。
隣接面と呼ばれる隣の歯と触れ合う部分をセロハンの材料で形作ります。
そして、コンポジットレジンを少しずつ流し込んで行きます。
ここでのポイントは少し流して光を当てて固める事です。
焦って、一気にコンポジットレジンを流し込むと歯との接着力が落ちてしまいます。
丁寧に丁寧におこなって、歯の溝まで再現します。
治療が終わった状態です。

どこが治療した部分なのかほとんどわかりません。
ダイレクトボンディングで重要な事はキレイになる事ではありません。
歯を削る量を極限に減らし、強固に接着して2次的な虫歯にさせない事です。
歯は生まれ持った状態が一番頑丈で長持ちします。
人工的なもので置き換えてもいずれ壊れてしまいます。
ですので、残せる歯は極力残す必要があります。
また、現在はハイブリッドセラミックスをお口の中で直接使用する事ができますので、
かなりの強度も保てます。
また、結果的に本来の歯とそう見分けがつかない様に治療する事が出来ます。
一般的に、虫歯の治療と言うと自動的に銀歯になってしまう事が多い様です。
しかし、銀歯を外してみるとほぼ8割9割2次的な虫歯が出来ています。
銀歯の治療は、本来削らなくてよい健康な部分をかなり削ってしまうことになるので
とてももったいないと思います。
また、どうしても細かい所まで再現出来る程精度が高くありません。
従って、銀歯の治療を行うと自動的に数年後虫歯になって行く事がかなりの頻度でみられます。
その事を考えると安易に銀歯の治療が行われている現状は、
『もったいないな〜・・・』といつも感じております・・・
ダイレクトボンディング
費用6万6千円
リスクとして欠ける可能性がある(修復可能)。
2014年04月14日
差し歯で治療してあって、ぱっと見はそう悪くない様に見えますが、差し歯の下は虫歯が進んでおり、下の奥歯は抜歯しなければならない状態でした。 一度全部の歯を外し、仮歯に変えて様子を見ましたが、下は奥の歯がなくなり奥の支えを失った事で入れ歯であまり噛みにくい状態でしたので、下だけインプラントで対応する事にしました。 下の歯は舌があるため、あまり装置を入れない方が調子よく使用出来ます。 ハイブリッドクラウンを装着しています。




528000円×3(インプラントガイド、インプラント埋入手術、プロビジョナルレストレーション、オールセラミッククラウン)
デメリットとして、インプラントは清掃不良や噛み合わせの力が強くかかるとインプラント周囲炎を起こす可能性があり、インプラントとオールセラミッククラウンを固定しているスクリューが緩む可能性もある。
2014年04月14日
右下のブリッジが壊れていた患者様です。 ブリッジがかけてある歯の奥の歯がもう抜歯しなければならないほど悪くなっていました。 このままでは手前の歯まで抜歯しなければならなくなります。 そこでインプラント治療を行い、安定した状態を作る様にしました。 また、左下も一番奥の歯がなくなっていたためインプラント治療で噛む力を回復する事にしました。 また、全体的に歯周病が進んでいた為、歯周外科治療も並行して行い、歯周病も回復しました。 定期的にメインテナンスに通ってあり、いい状態が保てています。 治療前後の写真とレントゲンです。 差し歯は上下ともハイブリッドクラウンが装着してあります。




528000円×2(インプラントガイド、インプラント埋入手術、プロビジョナルレストレーション、オールセラミッククラウン)
デメリットとして、インプラントは清掃不良や噛み合わせの力が強くかかるとインプラント周囲炎を起こす可能性があり、インプラントとオールセラミッククラウンを固定しているスクリューが緩む可能性もある。
2014年04月14日
左下の奥歯の虫歯が進んでしまった患者様です。 虫歯が進みすぎると、どう頑張って治療しても残す事が出来ません。 しかも、一番奥の歯ですとブリッジ治療も入れ歯の治療も難しい事が多いです。 この方は、前歯があまり当たっておらず、奥歯に特に負担がかかってましたので、インプラント治療が最適でした。 治療前後の写真とレントゲンです。 見た目も噛み心地も以前歯があったときに回復出来ました。



528000円(インプラントガイド、インプラント埋入手術、プロビジョナルレストレーション、オールセラミッククラウン)
デメリットとして、インプラントは清掃不良や噛み合わせの力が強くかかるとインプラント周囲炎を起こす可能性があり、インプラントとオールセラミッククラウンを固定しているスクリューが緩む可能性もある。
2014年04月14日
右下のブリッジが悪くなっており、治療が必要でした。 前後の歯もそう強くないため、インプラント治療を行うことにしました。 下の前歯はオールセラミックで治療しています。




528000円(インプラントガイド、インプラント埋入手術、プロビジョナルレストレーション、オールセラミッククラウン)
デメリットとして、インプラントは清掃不良や噛み合わせの力が強くかかるとインプラント周囲炎を起こす可能性があり、インプラントとオールセラミッククラウンを固定しているスクリューが緩む可能性もある。
2014年04月14日
左上の歯がなくなってしまった患者様です。 他院で何回ブリッジを作っても外れてしまってました。 この方、噛み合わせの力がとても強くブリッジ治療では無理がありました。 そこで、インプラント治療で対応しました。 噛み合わせが強い事から、歯がない箇所4本全部にインプラント治療を行う事にしました。 また、一番奥の歯は厚さが足りない事から、ソケットリフト(上顎洞底挙上術)というテクニックで対応しています。 手前の歯はハイブリッドクラウン、奥はメタルクラウンを装着してます。 インプラント治療を行った事で、外れる事も無く、良好に経過しております。




インプラント治療
528000円×4(インプラントガイド、インプラント埋入手術、プロビジョナルレストレーション、オールセラミッククラウン)
デメリットとして、インプラントは清掃不良や噛み合わせの力が強くかかるとインプラント周囲炎を起こす可能性があり、インプラントとオールセラミッククラウンを固定しているスクリューが緩む可能性もある。
2014年04月14日
歯ぐきが腫れると来院された患者様です。全体的に歯周病が進んでいるおりました。また、右下で噛めないともおっしゃいました。


右下はこのような状態です。 入れ歯を作ってもすぐ外れるし使いづらいとの事でした。 右下は、歯の根っこだけ残っている歯が2本ありますので、これを有効に使う事にします。

最初に歯周病の治療を行い、お口の中の歯周病菌を徹底的に排除して行きます。 その後、しっかりした歯ぐきを得るため、歯周外科を行いました。

そして、残った歯に磁石を取り付け、入れ歯と『カチッ』とくっつく様にします。 治療が終わった状態の写真です。歯周病の症状はほとんどなくなりました。 入れ歯もすごく安定しており、硬い物も噛めます。見た目も『入れ歯を入れてる!』という感じはほとんどなく違和感無く使用して頂いてます。 もう2年程使って頂いていますが、歯ぐきが腫れ、使いづらくなった事がありました。 しかし、入れ歯を少し修正するだけで、また元の状態に戻りました。 入れ歯は修理が簡単に出来るというのも特徴の一つです。

磁性アタッチメント
5万5千円
支台歯が抜歯になると一緒に抜ける
部分床義歯
22万円
2014年04月14日
『歯がグラグラする』と来院された患者様です。上の歯は虫歯、歯周病共に進んでおり残す事は無理でした。しかし、患者様は『抜かないで欲しい』とのご希望でした。歯を残す事により、バイ菌が常にお口の中にいる状態である事、そのバイ菌が身体の中に簡単に侵入してきて色々な全身疾患を引き起こす事になります。その事をご理解頂き、上の歯は抜歯することにしました。その他、下の奥歯も治療後長年経っており、金属が劣化していた事からやり替えを行いました。


治療後です。 上の歯は総入れ歯で、ブレードティースという歯を装着しています。 噛む効率が上がるのと、歯のすり減りが防止出来ます。 下の歯はメタルボンドというセラミックの歯です。 金属の歯は傷がたくさん入ってしまいそこに汚れがたくさん付いたりします。 また、プラスチックの歯は、水を吸う特徴があり変色したり、バイ菌がこびりついたりします。その点、セラミックの歯は傷に対しても強く、また汚れをハジく特徴を持っているため、長年に渡り清潔で健康な状態を維持してくれます。 この方は、治療する事によって、歯があるときより格段に噛む効率が上がりました。 定期的にお掃除に来てありますが、ほとんど変化はありません。 見た目、噛み心地、お掃除、全てに置いて回復なさいました。


金属床総義歯
330,000円
デメリット
顎堤が少ないと落ちやすい。
2014年04月14日

『入れ歯が合わなくて痛い!』と来院された患者様です。長年入れ歯を入れてあって、歯ぐきがとても痩せています。痩せた歯ぐきの上に入れ歯をはめる と安定しないので、うまくお食事をとる事ができません。噛む力も、本来噛んでいた力と比較すると10分の1以下に減ってしまいます。しかも、入れ歯が歯ぐ きに食い込むので、いつも歯ぐきに傷が出来てしまいます。その為、痛みが耐えない状態になってしまいます。レントゲン写真です。

インプラントで対処出来るのですが、下の歯は7本歯がなくなっています。全てに歯を入れるとなると体力的にも、経済的にも大きな負担となります。この方は80代の方でしたので、なるべく負担の少ない治療法が最適と考えました。そこで、右下、左下にそれぞれ1本ずつインプラント治療を行いました。インプラントの上に入れ歯をはめてもらい、歯ぐきだけで支えていた入れ歯をインプラントにも支えてもらう様にします。今まで歯ぐきにかかっていた力が大幅に減り、歯ぐきの痛みがなくなりました。また、入れ歯も安定する様になり、食事の幅がとても広がりました。


このように片側1本ずつのインプラントでも絶大な力を発揮します。

インプラントオーバーデンチャー
385,000円×2(インプラントガイド、インプラント埋入手術、ロケーター)
部分義歯
220,000円
デメリットとして、インプラントは清掃不良や噛み合わせの力が強くかかるとインプラント周囲炎を起こす可能性があり、インプラントとオールセラミッククラウンを固定しているスクリューが緩む可能性もある。