2022年06月29日
今回は、銀の詰め物を外して
虫歯治療を行なっていきました。
下の写真は治療前のものです。
銀の詰め物が入っていますが
すり減り、段差が目立ちます。
![](https://www.saeki-dent.com/case/wp-content/uploads/sites/3/2022/06/b9-1024x683.jpg)
![](https://www.saeki-dent.com/case/wp-content/uploads/sites/3/2022/06/b10-1024x683.jpg)
まずは銀の詰め物を外していきました。
詰め物をつけていた接着剤はボロボロで、
部分的な虫歯も見てとれます。
![](https://www.saeki-dent.com/case/wp-content/uploads/sites/3/2022/06/b12-1024x683.jpg)
虫歯を取りきったあとの写真です。
虫歯だけを削り取っているため、
ボコボコと穴が空いたようになっています。
この状態では被せ物の形を
作ることができないため、
ダイレクトボンディング治療を行い、
被せ物の形を作ることができる状態に
していきます。
![](https://www.saeki-dent.com/case/wp-content/uploads/sites/3/2022/06/b13-1024x683.jpg)
ダイレクトボンディングを行いました。
表面のボコボコはなくなりました。
ここまでしてから形を整えていきます。
![](https://www.saeki-dent.com/case/wp-content/uploads/sites/3/2022/06/b14-1024x683.jpg)
ラバーダムシートを外してから
被せ物の形を整えていきました。
できるだけシンプルな形で、
被せ物が作れるようにしています。
ここから精密な型取りをして
被せ物を作っていきます。
![](https://www.saeki-dent.com/case/wp-content/uploads/sites/3/2022/06/b15-1024x683.jpg)
![](https://www.saeki-dent.com/case/wp-content/uploads/sites/3/2022/06/b16-1024x683.jpg)
出来上がった被せ物を歯に接着する際は
青いラバーダムシートを
使った上で被せ物を付けていきます。
お口の中の湿気や血液などを
取り除くことができ、
被せ物と歯が完全に接着します。
![](https://www.saeki-dent.com/case/wp-content/uploads/sites/3/2022/06/b18-scaled-e1656498367205-1024x1012.jpg)
お口の中に取り付けをしたところです。
色や形に問題はありません。
![](https://www.saeki-dent.com/case/wp-content/uploads/sites/3/2022/06/b19-1024x683.jpg)
横から見た写真です。
隙間や段差がなく、
ここから虫歯になる可能性は低くなっています。
セラミックオンレー
費用16万5千円
リスクとして歯を削る量が多いため
痛みが出る可能性と
強い力によって割れる可能性がある。
2022年06月22日
今回は、すでに白い詰め物で治療してあるが
二次的な虫歯になっている歯を
ダイレクトボンディングで治療した症例です。
![](https://www.saeki-dent.com/case/wp-content/uploads/sites/3/2022/06/IMG_1896-1024x683.jpg)
治療前の写真です。
写真中央の歯には白い詰め物が入っています。
しかし、歯と詰め物の段差が目立ちます。
また、歯が本来持ち合わせている
細かな溝などはなく、のぺっとしています。
![](https://www.saeki-dent.com/case/wp-content/uploads/sites/3/2022/06/IMG_1897-1024x683.jpg)
詰め物を外して虫歯を取り切ったところです。
やはり中は大きな虫歯になっていました。
歯と詰め物の間の段差に汚れが溜まり、
お掃除もしにくいような
状態になっていたことが虫歯の原因だと
考えられます。
![](https://www.saeki-dent.com/case/wp-content/uploads/sites/3/2022/06/IMG_1898-1024x683.jpg)
ダイレクトボンディングには
ラバーダムシートは必須です。
お口の中の湿気を遮断することにより、
詰め物がしっかりと歯に接着します。
また治療している部位も見やすいため、
段差などできにくくなります。
上の写真はダイレクトボンディング後の状態です。
歯と歯の間の形だけでなく、
噛み合わせの面も細かい溝が入っており、
歯が持つ本来の形に近くなっています。
![](https://www.saeki-dent.com/case/wp-content/uploads/sites/3/2022/06/IMG_1899-1024x683.jpg)
ラバーダムシートを外し、
噛み合わせの調整、研磨を行いました。
歯自体が乾燥しているため
通常の状態よりも白くなっています。
詰め物の色の違いが見られますが、
歯の色が元に戻るとほとんど
わからなくなります。
![](https://www.saeki-dent.com/case/wp-content/uploads/sites/3/2022/06/IMG_6113-1024x683.jpg)
治療後半年後の写真です。
この詰め物は歯とほぼ同じ硬さなので
他の歯と同じようにすり減ってくれます。
万が一欠けることがあっても
再度詰め物を盛り足して
治療することができます。
現時点では歯にとって
最も負担が少ない治療法と言えます。
※ダイレクトボンディング
5万5千円〜7万7千円
デメリットとして噛む力により
欠けることがある
2022年06月15日
今回は詰め物の内部が
虫歯になっていた歯を
セラミックスで治療した症例を
ご紹介いたします。
一般的に銀の詰め物は精度が低く、
時間が経過するにつれて
歯と詰め物の間に隙間ができます。
このわずかな隙間から汚れが入り込み、
内部が虫歯になっていることが多いのです。
![](https://www.saeki-dent.com/case/wp-content/uploads/sites/3/2022/06/IMG_1829-1024x683.jpg)
銀の詰め物が歯に
取り付けられていますが、
歯と詰め物の間に段差が見られます。
![](https://www.saeki-dent.com/case/wp-content/uploads/sites/3/2022/06/IMG_1830-1024x683.jpg)
詰め物を取り除くと
内部が虫歯になっていました。
![](https://www.saeki-dent.com/case/wp-content/uploads/sites/3/2022/06/IMG_1832-1024x683.jpg)
必要最小限歯を削って
虫歯を完全に取り切った状態です。
![](https://www.saeki-dent.com/case/wp-content/uploads/sites/3/2022/06/IMG_1837-1024x683.jpg)
虫歯を取り切ったあとは
ラバーダムシートをかけていきます。
ここからはダイレクトボンディングを行い、
虫歯除去で失われた
歯の内側の部分を埋めていきます。
ラバーダムシートを使用することで、
治療部位が見やすくなるだけでなく、
呼気や唾液といった湿気を遮断するため
歯に詰め物がしっかりと接着します。
![](https://www.saeki-dent.com/case/wp-content/uploads/sites/3/2022/06/IMG_1839-1024x683.jpg)
ダイレクトボンディング後、
詰め物の形を整えました。
セラミックスや銀など
歯科の治療で使われる材料にはそれぞれ
適切な厚さが必要です。
その厚さを考え形を整えます。
![](https://www.saeki-dent.com/case/wp-content/uploads/sites/3/2022/06/IMG_3435-1024x683.jpg)
![](https://www.saeki-dent.com/case/wp-content/uploads/sites/3/2022/06/IMG_3436-1024x683.jpg)
型取りをして模型上で詰め物を
作っていきます。
歯の形や溝が詰め物に再現されています。
![](https://www.saeki-dent.com/case/wp-content/uploads/sites/3/2022/06/IMG_3454-1024x683.jpg)
実際にお口の中に取り付けをしました。
模型で作成した時と変わらず、
歯とぴったり合っています。
色や形も自然なため、
治療した歯とは分かりません。
歯と被せ物の間には
治療前の銀の詰め物のような
段差や隙間はないため、
二次的な虫歯になる可能性は
極めて低くなります。
セラミックスオンレー
費用16万5千円
リスクとして歯を削る量が多いため
痛みが出る可能性と
強い力によって割れる可能性がある。
2022年06月7日
今回は、前歯の審美治療について
ご紹介いたします。
![](https://www.saeki-dent.com/case/wp-content/uploads/sites/3/2022/06/1-1-1024x683.jpg)
写真の前歯の表面の色がまだらになっており、
白い斑点が目立ちます。
この様に歯の表面に現れる白い斑点を
ホワイトスポットと呼びます。
![](https://www.saeki-dent.com/case/wp-content/uploads/sites/3/2022/06/10-1024x683.jpg)
治療後の写真です。
白く目立っていたホワイトスポットは
目立たなくなっています。
![](https://www.saeki-dent.com/case/wp-content/uploads/sites/3/2022/03/IMG_8525-1024x683.jpg)
当院ではできるだけ削らずに治療を行うために
オパールストラという材料を使って
治療していきます。
オパールストラは酸性の液の中に研磨剤が
入っています。
酸性の液で歯の表面の色のついたエナメル質を
一層溶かし、研磨剤で綺麗に磨いていきます。
治療後は歯の表面がやや弱くなっているため、
フッ素を塗って終わることが重要です。
![](https://www.saeki-dent.com/case/wp-content/uploads/sites/3/2022/06/a1-1024x683.jpg)
治療前の写真です。
前歯にホワイトスポットを認めます。
![](https://www.saeki-dent.com/case/wp-content/uploads/sites/3/2022/06/a3-1024x683.jpg)
治療後の写真です。
ホワイトスポットは
かなり目立たなくなっています。
一見これで治療が終わった様に見えますが、
この治療は一回では終わりません。
歯の表面をわずかに溶かすため、
日常生活で口に入れるものの
色がついてしまいます。
ここから再度オパールストラを使用しました。
![](https://www.saeki-dent.com/case/wp-content/uploads/sites/3/2022/06/a7-1024x683.jpg)
治療から3ヶ月後の写真です。
色がつくこともなくなり、
白く目立っていたホワイトスポットも
無くなっています。
周りの歯との白さを統一するためにも
治療後はホームホワイトニングという、
マウスピースにホワイトニングの薬材を入れ、
ご自宅で使用していただく治療が
必要になります。
ホワイトスポット治療
費用 1歯で2万2千円
デメリットとして歯が少し薄くなる
2022年06月1日
前歯の真ん中に隙間がある状態を
正中離開といい、一般的には
すきっ歯と呼ばれています。
正中離開の原因として、
上唇小帯(前歯の付け根から唇に
つながっていく部分の粘膜のこと)が
異常に発達することで、
前歯の間に
隙間を生み出してしまうことがあります。
![](https://www.saeki-dent.com/case/wp-content/uploads/sites/3/2022/06/3-1-1024x683.jpg)
上唇小帯は上の写真の矢印の部分です。
今回は正中離開の歯を一切削ることなく
ダイレクトボンディングで治療した
症例をご紹介いたします。
![](https://www.saeki-dent.com/case/wp-content/uploads/sites/3/2022/06/3-1024x683.jpg)
上の前歯の間に隙間がある状態です。
![](https://www.saeki-dent.com/case/wp-content/uploads/sites/3/2022/06/5-1024x683.jpg)
過去の症例でもご紹介したように
前もって型取りをし、理想的な歯の形を
模型上で再現した後、
シリコンパテを製作します。
シリコンの型を歯に合わせると
隙間ができます。
この隙間の部分に適切に詰め物治療を行えば
理想的な形の歯にすることができます。
![](https://www.saeki-dent.com/case/wp-content/uploads/sites/3/2022/06/6-1024x683.jpg)
歯にラバーダムをかけて
ダイレクトボンディングを行います。
![](https://www.saeki-dent.com/case/wp-content/uploads/sites/3/2022/06/7-1024x683.jpg)
![](https://www.saeki-dent.com/case/wp-content/uploads/sites/3/2022/06/4-1024x683.jpg)
治療後の写真です。
歯の色、形は自然な見た目になっています。
ダイレクトボンディング
5万5千円〜7万7千円
リスクとして欠ける可能性がある(修復可能)
シリコンパテの費用 1万1千円
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症例集