精密治療 治療跡が目立たない 虫歯になりにくい治療 福岡市中央区の患者様
2021年06月30日
今回は精度の高い
虫歯の治療について
ご紹介します。
一般的な健康保険内の治療では、
虫歯を削って取り除く際に
必要以上に大幅に歯を削る必要があります。
その削った歯に、
銀の詰め物もしくは
被せ物(銀歯)を取り付けるのですが
時間の経過とともに虫歯となってしまうことが
ほとんどの場合で起きてしまいます。
原因としては、
・虫歯がきちんと取りきれていない
・銀歯がそもそも精密にできていない
・接着剤がうまく機能していない
等、色々な理由が挙げられます。
そもそもこの方法は150年ほど前に
考案された方法です。
2021年となった今は
優れた治療法は沢山あります。
しかし、健康保険の範囲では
150年前の治療を選択しなければなりません。
ほとんどの場合で
以下の写真の様な経過をたどってしまうのです。
銀の詰め物を外した時の写真です。
内部の接着剤まで感染して、
歯の内部深くまで虫歯になっています。
これは一つの例ですが、
健康保険の銀の詰め物には限界があり、
数年後に銀歯の下が
虫歯となっている可能性は
かなり高いと考えられます。
今回は銀の詰め物を使用せずに、
歯を必要以上に削らずに
再び虫歯になる可能性のとても低い
治療の方法をご紹介いたします。
噛み合わせの側から見てみても
虫歯などないように見えますが、
横から見ると
歯と歯の間に虫歯があります。
例えこんなに小さな虫歯だったとしても
銀歯で治療するとしたら
大幅に歯を削らなければならないのです。
今回は、現在取り付けてある銀歯も
再治療することにしましたが、
歯の側面の虫歯は、最小限の削る量で
治療を行いました。
まず、銀の詰め物を外して
中の虫歯を取りきります。
虫歯の治療を行う際、当院では
ラバーダムシートを使用します。
銀の詰め物を外す時にも
ラバーダムシートをつけておけば
削りカスや外れた詰め物自体を
飲み込んでしまう危険性が無くなります。
何より、唾や血液による歯の汚染を防ぎ
呼気による湿潤状態から隔離してくれます。
お口の中は湿気だらけで、
実は歯の表面は
細かい水滴でびしょびしょに湿っており、
詰め物を取り付ける際は、
湿った環境では
きちんと接着してくれないのです。
なので虫歯の治療にラバーダムは
すごく大事なのです。
横から見た写真です。
虫歯の場所だけを削っており、
削る量を必要最小限に抑えています。
ラバーダムシートを使うことにより
歯の形を作るセロファンの膜等を
設置することが簡単になり
思った様に歯の形を作ることができます。
治療後は、材料がしっかり接着していると
ほとんど境目がわからない様になります。
また、咬む効率が良くなる様
本来持つべき形に整えています。
この様に歯を極力削らず
精度の高い治療を行うと
今後、再治療となる可能性は低いです。
取り付けて1年後の写真です。
時間が経過しても治療直後と
変わらない状態を保っています。
ダイレクトボンディング
費用5万5千円
リスクとして欠ける可能性がある(修復可能)。