あっていない被せ物 前歯の見た目改善 福岡市中央区鳥飼の患者さま
2018年01月16日
今回は前歯の被せ物治療を行なっていきました。
上の前歯はすでに被せ物治療がしてあります。
拡大して観察すると、被せ物の縁の部分と歯茎の間に隙間があり、茶色くなった歯が見えています。これでは被せ物だとはっきり分かり見た目もよくありません。隙間も大きいため放っておくと虫歯が進行する恐れがあります。今回はこの前歯の治療を行なっていきました。
前歯の被せ物を外したところです。左の歯が一本ありません。中央の歯二本に被せ物を行い、左の歯がない部分にはダミーの歯を伸ばす延長ブリッジという形になっています。
被せ物の下の歯は黒っぽい虫歯になっており、汚れがたまっているのも分かります。
まずはしっかりと汚れ、虫歯を取り除きます。その上で被せ物が入る様に形を整えました。右の歯のふちには少し黒い部分が残っていますが、この部分は虫歯菌には感染していないためそのまま形を整えています。
形を整えると、型取りを行なっていきます。型取りの材料にも様々あり、精度も良いもの悪いものとあります。精度の良くない型取り材を使用すると、結果的に被せ物がカタついたり歯茎の部分の隙間が改善されなかったりということになります。それを防ぐため精度の高い型取り材を使用しました。下の写真は、型取りしたものに石膏を流し込み作成した模型です。
模型に会う被せ物を作成していただきました。
実際にお口の中に取り付けしたところです。歯の縁の段差はしっかりと改善されています。歯の形も変わりより被せ物だと分かりにくくなっています。
この方は治療後に上と下の歯のホワイトニングを行なっています。前歯の被せ物自体をやや白めに作成し、その色に合わせて周りの歯の色を白くしていきました。治療前の写真と見比べると前歯の見た目が改善しただけではなく、周りの歯の色も変わっているため全体が明るくなっています。
オールセラミッククラウン
費用 18万7千円×3本(ファイバーコア、プロビジョナルレストレーション含む)
デメリットとして、他の歯が経年的に変色した際にセラミックは変色しないので色の差が出てくる可能性や、硬い材料なので噛み合う相手の歯が削れる可能性がある。