歯根端切除術 嚢胞除去 根の治療 セラミックスの被せ物 福岡市早良区の患者さま
2018年11月20日
今回は、歯根端切除という治療を行いました。下の写真は治療前の状態です。写真中央の被せ物が外れている歯の治療を行いました。他院で根の治療を行なったのですが、なかなか痛みが引かないとのことでした。まずは通常通り根の治療を行いました。
根の治療後のレントゲン写真です。白い線のように写っているのが根の中に入れた薬です。少し分かり辛いですが、根は三つに分かれており、そのうちの一つの根の先に汚れが溜まっています。根の治療後、しばらく痛みの様子を見ていましたが変化がないため、歯根端切除という治療を行うこととなりました。
歯根端切除を行なっている途中の写真です。歯の根の部分に当たる部分の歯茎をめくり、骨に穴をあけ中の歯の根の部分を削り取ります。削った根の先から特殊な薬をつめ縫合を行います。
治療後の状態です。このように歯茎を縫い合わせています。
治療後のレントゲンです。左側の歯の根が短くなっているのが分かります。この状態で傷の治り、痛みの変化を見ていきます。
傷が治ったところです。治療前にあった痛みも引いていました。患者さまと話し合い、この歯にオールセラミッククラウンを被せていくことになりました。
上から見たところです。被せ物をつけるためにまずは土台を作っていきます。
治療中の歯にファイバーコアという土台を取り付け、形を整えました。
精密な型取り材を使用し。歯の型をとりました。
型取りしたものに石膏を流し込みできたお口の中の模型です。この模型に合うように被せ物を作製していただきます。
実際に被せ物を取り付けたところです。歯の色形は周りの歯に近づけています。痛みなどの症状もなく経過は良好です。
オールセラミッククラウン
費用 18万7千円(ファイバーコア、プロビジョナルレストレーション含む)
デメリットとして、他の歯が経年的に変色した際にセラミックは変色しないので色の差が出てくる可能性や、硬い材料なので噛み合う相手の歯が削れる可能性がある。