歯周病が進行し、上の前歯が3本、下の前歯4本、奥歯8本なくなった方のインプラント治療
2014年04月13日
右上の歯が取れた事を理由に来院されました。
他にも歯がない箇所があったり、歯ぐきが腫れたりとお困りでしたので、全体的な治療を提案致しました。
治療を始めるに当たって設計図が必要です。
以下の診断用ワックスアップという設計図で実際治療後どのような歯ができるのか事前に分かります。
この方は最終的にこのような歯になります。
まず、お掃除や残せない歯の抜歯を行ってお口の環境を整えます。
初めに来院されたときよりずいぶん歯ぐきが引き締まりました。
その後、当初予定していた通り矯正治療を行っていきます。
上の歯にインプラントを行います。
事前にCTを撮影し、シミュレーションソフトにてどの位置にインプラントが入るのか診断します。
インプラント治療を行った後です。
その後プロビジョナルレストレーションという仮歯で見た目、使い心地を確認してもらいます。
仮歯でしっかり見た目、噛み心地を確認していただかないと、きちんとした本物の歯を作るのは難しいです。
最終的な歯が入った状態です。
初診の時とは打って変わって自然な歯並びになりました。
『そこの歯だけ白い』とかいう事も無く、自然な元の歯の色にあわせて作っています。
初診のレントゲン写真と治療後のレントゲン写真です。
この方は合計8本のインプラントで対応致しました。
治療後の全体の写真です。
比較して頂くと治療の前後でお口がとても改善しているのが見て取れます。
左が治療前で右が治療後です。
この方は、歯科治療を行う事によって、口元のコンプレックスが取り払われ、よく笑顔を見せていただける様になりました。
よく噛める様になると、噛む筋肉やお口の周りの笑う筋肉等も正常に機能し、お顔立ちもシャープになりました。
歯科治療はお口の中だけでなく、全身の健康、更には心の健康状態まで良くしてくれます。
インプラントおよびオールセラミッククラウン
費用
セラミック治療
187000円×9本(ファイバーコア、プロビジョナルレストレーション『仮歯の事』、オールセラミッククラウン)
インプラント治療
528000円×8本(インプラントガイド、インプラント埋入手術、プロビジョナルレストレーション、オールセラミッククラウン)
デメリットとしてオールセラミッククラウンは、他の歯が経年的に変色した際にセラミックは変色しないので色の差が出てくる可能性や、硬い材料なので噛み合う相手の歯が削れる可能性がある。
インプラントは清掃不良や噛み合わせの力が強くかかるとインプラント周囲炎を起こす可能性があり、インプラントとオールセラミッククラウンを固定しているスクリューが緩む可能性もある。