虫歯になった銀歯を外してジルコニアのオールセラミックへ 天然歯と変わり映えしない
2017年05月2日
銀歯を外して、ジルコニアの歯にやりかえをした症例です。
奥から二番目の歯には銀歯が入っています。
表面には傷が入っており、歯が本来持っている噛み合わせのデコボコも
すり減っているのが分かります。
銀歯を外した際の写真です。銀歯の下は虫歯になっています。
虫歯を取り去り、土台を立てジルコニアの歯が入る形に削ります。
歯の周りに見える黒いスジはより正確に形を整えることが出来るように
入れた糸です。歯の周りの歯茎を押し広げる作用を持っています。
今回はジルコニアという素材でやりかえました。
この写真はジルコニアの色を決めるために撮影しています。
出来るだけ周りの歯と同じ色を選び撮影しています。
この写真を元に技工士さんに被せ物を作っていただきます。
精密に形を整えても、その形がきちっと技工士さんの元に届かなければ
意味がありません。
この写真は型取りをしたものの写真です。
シリコーンでできた型取りの材料を使っています。
シリコーンの型取り材は精密で形が変形しにくいのが特徴です。
型取りを元に出来上がったお口の中の模型です。
この模型はお口の中の完全なコピーとなるわけです。
この模型にしっかりと合う被せ物を作れば、お口の中でも
ピタリと合います。
出来上がった被せ物(ジルコニア)を取り付けた後の写真です。
色は周りの歯と調和しており、噛み合わせの面は歯が本来持つべき形
となっております。
オールセラミッククラウン
費用 18万7千円(ファイバーコア、プロビジョナルレストレーション含む)
デメリットとして、他の歯が経年的に変色した際にセラミックは変色しないので色の差が出てくる可能性や、硬い材料なので噛み合う相手の歯が削れる可能性がある。