すごく深い虫歯になっている歯をダイレクトボンディングで治療した症例
2017年05月27日
今回は深くまで虫歯が進行している歯をダイレクトボンディングで
治療した症例です。
治療前の写真です。
写真中央の2本の歯には虫歯が広がっています。
ラバーダムシートをお口にかけてから虫歯を取り除いていきます。
虫歯を取り除いていくと、歯の中の神経と交通していました。
通常、このように虫歯と神経が交通していた場合、歯の神経を
とる治療が必要になります。
今回は神経を取る治療は行わずに、特殊なお薬を使い治療しました。
神経を取ってしまうと、歯自体に栄養分を供給できなくなります。
そうなると徐々に歯は脆くなっていき、最後には割れてしまいます。
歯が割れてしまうと抜歯するしか方法はありません。
そうならないためにも、歯の神経をできるだけ取らずに治療する
ことは重要です。
次に虫歯をとることによってできた大きな穴を埋めていきます。
歯の形を再現するためセロハンの膜を使い埋めていきます。
詰め物で埋めた後の写真です。
噛み合わせを調節し、研磨をした後の写真です。
歯の形、溝、色など再現されています。
今回は2回に分けて治療しました。
先に治療したところは痛みもなく、経過は良好です。
前回と同じように虫歯を取り除いていきます。
こちらの歯も虫歯は大きいですが、神経との交通は
ありませんでした。
歯の間にある金属の板は、横の歯を傷つけないようにするために
入れています。
虫歯を取り終わると詰め物で埋めていきます。
同じようにセロハンの膜を使用していますが、
精密に歯の形を作るため、綿やゴム製の楔などの器具を
駆使しています。
詰め物で埋めた後の写真です。
噛み合わせを調節し、研磨を行いました。
深い虫歯をしっかりと取り除き、精密に詰め物をすることが
できました。
ダイレクトボンディング
費用6万6千円
リスクとして欠ける可能性がある(修復可能)。