銀の詰め物の下は深い虫歯。今後悪くならないようセラミックの被せ物で治療 福岡市早良区高取
2017年06月24日
今回は銀の詰め物を外し、セラミックの被せ物で治療した症例です。
治療前の写真です。
中央の歯には銀の詰め物が入っています。
歯との段差や、噛み合わせの面のすり減りが目につきます。
詰め物を外したところです。やはり詰め物の際の方から虫歯に
なっていました。
銀の詰め物は、しっかりとした治療をしても精密に作ることが難しく
セラミックと比べて圧倒的に虫歯になりやすいです。
詰め物と歯の境目や段差を極力少なくするには、形をシンプルに
することが大切です。
しかし、入っていた銀の詰め物は複雑な形をしていました。
このような形ではいくらしっかり虫歯を取り除いても、
再度虫歯になってしまうリスクは高くなります。
中の虫歯や、ボロボロのセメントをとっていきました。
ラバーダムシートをお口にかけてダイレクトボンディングを行なって
いきます。
被せ物の形を整えていきます。
この状態でしっかりとした型取りを行い、被せ物を作成していきます。
できた被せ物を取り付けていきました。
被せ物の形はとてもシンプルです。
セラミックを使用しているため精度も高く、隙間や段差は見られません。
二次的な虫歯になることはありません。
オールセラミッククラウン
費用 18万7千円(ファイバーコア、プロビジョナルレストレーション含む)
デメリットとして、他の歯が経年的に変色した際にセラミックは変色しないので色の差が出てくる可能性や、硬い材料なので噛み合う相手の歯が削れる可能性がある。