分かりにくい虫歯、歯と歯の間からの虫歯治療。ダイレクトボンディングで治療した症例 福岡市南区の患者さま
2017年08月29日
今回はわかりにくい歯と歯の間から進んだ虫歯を
ダイレクトボンディングで治療した症例です。
治療前の状態です。
写真中央の歯に虫歯があるのですが、パッと見ただけでは
どこが虫歯になっているのかわかりません。
歯と歯の間のところを少し削ると中の状態が見えました。
中では虫歯が広がっています。
象牙質と呼ばれる層が虫歯菌に感染し、とても柔らかくなってい
ます。
そのまま虫歯を放置すると、ある時突然歯が大きく欠ける
といった原因になります。
虫歯をとり終えたところです。
広い範囲が虫歯になっていたことがわかります。
この状態で観察される象牙質は固くなっています。
ラバーダムシートをお口にかけてダイレクトボンディングの
準備をしていきます。
クランプといわれる器具で、ラバーダムシートを固定します。
治療する部位にはストリップスという透明のセロハンの膜を
挟み込み、その膜をウエッジ、リングといった器具で固定します。
このようにすると適切な歯の形を再現できます。
コンポジットレジンと言われる白い詰め物を用い
適切な歯の形を作っていきました。
ラバーダムシートを使い接着しやすい環境を作っている
だけでなく、歯の表面のエナメル質、内側の象牙質
といったそれぞれの層にも接着操作を行なっています。
治療後の状態です。
歯と詰め物はしっかりと接着しているため、外れたりすることは
ほとんどありません。
ダイレクトボンディング
費用5万5千円
リスクとして欠ける可能性がある(修復可能)。