人工的で不自然に見える保険の歯をセラミックで審美治療 福岡市中央区赤坂の患者さま
2017年11月14日
今回は、前歯の被せ物治療を行なった症例です。
写真中央の歯は、すでに被せ物治療がしてあります。
しかし、他の歯との色の違いや、被せ物と歯茎のラインに
隙間があります。
これらを治したいとのことだったため被せ物のやりかえを
していきました。
上から見たところです。
この歯は金属の上に白い樹脂を盛り付けて作っている
というのがわかります。
同じような素材では、周りの歯と同じ色に
することは難しく、隙間もできやすくなります。
今回は、セラミックの被せ物を作成し、
審美的な治療をしていきました。
被せ物を外したところです。
大きな虫歯にはなっていませんが、被せ物が入っていた
淵の部分は黒くなっています。
また、歯と歯の間の歯茎は赤くなっており炎症を
起こしているのがわかります。
歯の形を整えていきました。
被せ物には適切な厚みが必要です。
ただ闇雲に歯を小さくするのではなく、
最終的なこの歯の形をイメージし、そうするためには
歯をどれくらい削り厚みを確保するといった考え方が
必要になります。
まだこの状態では歯茎の炎症が残っているため、
しばらくは仮歯で過ごしてもらい、歯茎の状態が
よくなるのを待ちます。
歯茎の状態が良くなっているので被せ物の型取りを
行いました。
歯茎の周りには型取りをより正確に行うために糸が
入っています。
上から見たところです。
歯はこのような形になっています。
型取りしたものの写真です。
この工程でずれてしまうと完成した被せ物もずれてできて
しまいます。よりずれを少なくするために精密な型取り材を
使用しています。
型取り材に石膏を流し込み模型を作りました。
この模型に合わせて被せ物を作っていきます。
出来上がった被せ物を入れたところです。
上から見たところです。
被せ物を入れていきました。
以前の被せ物とは違い、金属を使用していないことがわかります。
取り付けをしていきました。
歯の色は周りの歯とほとんど変わりません。
歯茎との隙間もないため、パッと見て被せ物が入って
いるとはわかりにくくなっています。
オールセラミッククラウン
費用 18万7千円(ファイバーコア、プロビジョナルレストレーション含む)
デメリットとして、他の歯が経年的に変色した際にセラミックは変色しないので色の差が出てくる可能性や、硬い材料なので噛み合う相手の歯が削れる可能性がある。