歯を極力削らずに治療 金属のやりかえ 早良区野芥の患者さま
2018年02月6日
今回は、金属の被せ物をやりかえていきました。
下の写真は治療前のものです。中央には金属の被せ物が入った歯が写っています。この歯はほとんどの部分が金属に覆われていますが、ほっぺた側の一部は金属には覆われていません。この様な被せ物の種類をオンレーと言います。
金属のオンレーを外していきました。なかの歯はこの様な形になっています。歯の上に白い詰め物がしてあり、その上からオンレーをつけてありました。詰め物自体が黒く変色している部分もあるため、全て外していきました。
白い詰め物を全て取り除きました。歯自体はまだ一切削っていません。しかし、詰め物を外すとここまで歯は薄くなりました。詰め物の下はうっすらと虫歯になっていました。
ここで初めて歯を削っていきます。虫歯の部分はしっかりと取り切ることが大切です。
虫歯を取り切るとラバーダムシートをかけます。このシートを使用することにより、歯と詰め物の接着力が向上します。
白い詰め物(コンポジットレジン)を盛り固めました。
ラバーダムシートを外して、形を整えます。
横から見たところです。歯の色合わせをしています。歯は単一の色ではなく、黒っぽかったり白かったりと複雑な色合いをしているのが分かります。
型取りを行い、石膏で歯の模型を作ります。
この模型に合わせてセラミックのオンレーを作っていただきます。
お口の中に取り付けを行ったところです。隙間なく出来上がっています。歯の形も問題なさそうです。
横から見たところです。段差はありません。複雑な色合いもマッチしています。パッっと見て治療跡が目立ってしまうことはありません。
セラミックオンレー
費用16万5千円
リスクとして歯を削る量が多いため痛みが出る可能性と強い力によって割れる可能性がある。