インプラントガイド 正確な治療 セラミッククラウン 福岡市南区の患者さま
2018年05月22日
今回は、ブリッジを外して治療を行なっていきました。下の写真は治療前のものです。被せ物がしてあります。よく見ると全て繋がっています。真ん中の二本の部分は歯がなく、右と左奥の歯で四本分を支えるブリッジという形になっています。
ブリッジを外しました。真ん中の二本の部分は歯がないことがわかります。二本の歯で四本分の力を支えるとなると、支える歯には大きな負担がかかります。今回は歯のない部分にインプラント治療を行い、負担を減らしていきました。
まずは、ブリッジの下で虫歯になっていたところを取り除き、形を整えました。
外したままの状態では治療を進めている間お食事がしにくくなるため、仮歯を取り付けます。
今回はインプラントガイドという装置を使用し、インプラント治療を行いました。治療前にどの位置にどれくらいの深さでインプラントを入れていけばいいのかを決め、その位置に正確に埋入できるようにガイドを作成します。ガイドを使用した状態では事前に決めた方向、深さまでしかインプラントを埋入できないため、ずれてしまうことが少なくなります。
インプラントを埋入したところです。
インプラントに丸いカバーをつけて糸で縫合していきます。
仮歯の形を修正してしばらく時間をおきます。
インプラントは骨と結合し、歯茎の傷もなくなっています。この状態から型取りを行います。
型取りしたものから作成した模型です。この模型に合わせた被せ物を作っていただきます。
できた被せ物です。インプラントの部分の被せ物には穴が空いています。これはインプラントと被せ物を固定するためのネジ穴です。万が一インプラントに問題が起きた場合被せ物の除去が容易になります。
お口の中に取り付けを行いました。ネジ穴はコンポジットレジンで埋めています。両奥の歯にはオールセラミッククラウンが入っています。それぞれの歯が一本ずつの力を負担するので、両奥の歯が悪くなりにくくなっています。
オールセラミッククラウン
費用 18万7千円×2(ファイバーコア、プロビジョナルレストレーション含む)
デメリットとして、他の歯が経年的に変色した際にセラミックは変色しないので色の差が出てくる可能性や、硬い材料なので噛み合う相手の歯が削れる可能性がある。
インプラント治療
528000円×2本(インプラントガイド、インプラント埋入手術、プロビジョナルレストレーション、オールセラミッククラウン)
デメリットとして、インプラントは清掃不良や噛み合わせの力が強くかかるとインプラント周囲炎を起こす可能性があり、インプラントとオールセラミッククラウンを固定しているスクリューが緩む可能性もある。