前歯のセラミック治療 ブリッジ治療 綺麗な前歯 福岡市南区の患者さま
2018年10月19日
今回は、前歯の被せ物治療を行いました。
下の写真は治療前のものです。前歯はすでに被せ物治療がしてありますが、歯茎との境目の黒い線が目立ちます。また、右側の歯茎に白いできものができています。今回は、前歯二本と、右側の歯一本の治療を行っていくことになりました。
まずはすでに入っている古い被せ物を外していきます。中には金属製の土台は入っていました。歯の淵の部分は黒い虫歯になっています。
金属の土台を外して虫歯も取り除きました。
下から見るとこの様になっています。歯の根の部分に穴が開いています。
次に右側の歯の被せ物を外していきました。歯茎の中の方まで虫歯になっています。歯茎の白いできものも、この歯の状態が悪いためできていました。
虫歯を取りきり歯として使うことは難しいと判断し右側の歯は抜歯を行いました。出血があるため色をグレーにしています。
傷が治る間は仮歯で様子を見ていきます。事前に最終的な歯の形の模型を作っています。この歯の形に近づける様に仮歯を作成します。
土台を外した前歯の模型です。歯を被せていくには新しい土台が必要です。
今回はファイバーコアという土台を選択しました。金属の土台と比べ歯の根を悪くさせにくいと言われています。金属の土台を入れた場合、被せ物をつけるとうっすらと色が透けてしまうことがありますが、ファイバーコアの場合、歯の色に近いため目立ちません。
土台の上から取り付ける仮歯です。
実際にファイバーコアを取り付けしました。
土台の上から仮歯を取り付けました。抜歯を行なった部分は、傷が治るにつれ歯茎の形も変わっていきます。理想的な歯茎の形になる様に仮歯でコントロールしていきます。
傷が治りました。歯茎の形はコントロールされ、被せ物を入れた時に歯が生えている様に見えます。
精度の高いシリコンの型取り材を使用し、型取りを行います。歯の色合わせのための写真などを一緒に技工士さんの元に送り、最終的な被せ物を作っていただきます。
出来上がった被せ物です。
実際にお口の中に取り付けたところです。歯の色、形ともに問題ありません。精度も高いため治療前のような隙間はありません。抜歯を行なった部分も歯が生えているように見えます。
オールセラミッククラウン
費用 18万7千円×3本(ファイバーコア、プロビジョナルレストレーション含む)
デメリットとして、他の歯が経年的に変色した際にセラミックは変色しないので色の差が出てくる可能性や、硬い材料なので噛み合う相手の歯が削れる可能性がある。