ホワイトスポット 削らずに白くしたい 審美治療
2022年03月18日
普段生活していて、
前歯の色が一部白く見えることはありませんか?
歯の表面のシミのように白く濁っている部分を
ホワイトスポットといいます。
ホワイトスポットには、
歯の表面のエナメル質が酸性になることによって、
エナメル質のカルシウム成分が少なくなり、
脱灰という虫歯の初期症状を起こして
白濁してしまうものと、
エナメル質形成不全という
歯ができる時に起こる白濁の
2種類に分類されます。
ホワイトスポットをなくそうと、
ホワイトニングをする方がいますが、
実はホワイトスポットに対して
ホワイトニングはほとんど効果が得られません。
ホワイトニングは歯に薬剤を反応させて
化学的に漂白する方法です。
ホワイトニングが有効なのは
コーヒーや赤ワイン、カレー、
飲食物の色素などによる着色です。
そしてホワイトニングは
健康なエナメル質に作用するので、
ホワイトスポットのある歯に行なうと
健康な部分が漂白されて白くなってしまいます。
このため、ホワイトニングのみの治療だと、
ホワイトスポットがかえって
目立ってしまうことも多いです。
今回は当院で行っているホワイトスポットの
治療についてご紹介いたします。
当院ではできるだけ削らずに治療を行うために
オパールストラという材料を使って治療していきます。
オパールストラは酸性の液の中に研磨剤が
入っています。
酸性の液で歯の表面の色のついたエナメル質を
一層溶かし、研磨剤で綺麗に磨いていきます。
治療後は歯の表面がやや弱くなっているため、
フッ素を塗って終わることが重要です。
治療の際には薬液が他の歯に
付着してしまうことを防ぐために
必ずラバーダムを用いて治療します。
左が治療前、右が治療後の写真です。
ホワイトスポットは
ほとんど目立たなくなっています。
当院では周りの歯の色との調和を図るため、
お家で行う歯のホワイトニングを
併用していただいています。
ホワイトスポット治療
費用 1歯で2万2千円
デメリットとして歯が少し薄くなる