白い詰め物の下は虫歯 ダイレクトボンディング 虫歯になりにくい治療
2022年05月16日
今回は白い詰め物の内部が虫歯になっており、
ダイレクトボンディングで治療した
症例をご紹介いたします。
左の歯は当院でダイレクトボンディングで
治療しています。
今回治療する歯はその隣の歯で
セラミックの詰め物が入っています。
歯を一切削らずに詰め物の部分のみを
取り除きました。
虫歯を全て取り切った状態です。
黒い部分は虫歯ではなく着色なので、
削らずにこのままの状態で保存しました。
虫歯を取り終えるとラバーダムシートを
お口にかけていきます。
ダイレクトボンディングを行う際は
できるだけ歯を乾燥させる必要があります。
ラバーダムシートをお口にかけると
呼気中の水分や唾液が歯に付きにくくなるため
治療には非常に有効です。
ダイレクトボンディング直後の状態です。
歯の形、溝、色などが再現されています。
ラバーダムシートを外して
噛み合わせの調整、研磨を行いました。
歯自体が乾燥しているため、
通常の状態よりも白くなっています。
詰め物の色の違いが見られますが、
歯の色が元に戻るとほとんど
わからなくなります。
治療して数ヶ月後の写真です。
直接歯に接着しているので、隙間が全くありません。
この詰め物は歯とほぼ同じ硬さなので
他の歯と同じようにすり減ってくれます。
万が一欠けることがあっても
再度詰め物を盛り足して
治療することができます。
現時点では歯にとって
最も負担が少ない治療法と言えます。
※ダイレクトボンディング
5万5千円〜7万7千円
デメリットとして噛む力により
すり減ることがある。