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治療症例集 |佐伯歯科クリニック|福岡市早良区・西新近くの「予防型」歯医者・歯科 荒江

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変色した歯を元の白さに ウォーキングブリーチ治療 福岡市早良区の患者さま

2018年01月6日

 

今回は、歯の変色を元の白さに戻す治療です。

下の写真は治療前の写真です。左側の前歯は、反対側の歯と比べると色が茶色がかっているのが分かります。今回はこの歯の色を戻す治療を行いました。

この歯が茶色くなったのは、歯の表面の変色や汚れが付着したからというわけではありません。歯の表面の変色や汚れが原因で歯の色が変わった場合、適切な清掃やオパールストラを使用すると色の改善に期待できます。しかし今回の場合は、色の原因は歯の表面ではなく、もう少し内側のところにあるのです。

この変色した歯は以前神経の治療を行なっています。虫歯や強い衝撃を受けることにより歯の中の神経が痛んだり死んでしまったりすると神経の治療が必要になります。治療の際、神経の成分が歯の内側の象牙質という層に染み込むとこの様に色が変色してしまうのです。

元の色に戻すには、変色した象牙質を白くする必要があります。ウォーキングブリーチという方法で治療を行います。

 

歯の裏側から象牙質の部分に特殊な薬をいれて蓋を行います。下の写真は約1週間後の写真ですが、治療前の写真と比べると色が白くなっているのが分かります。

反対側の歯と比べるとまだ茶色く見えるため中の薬を新しいものに交換し、経過をみていきます。

 

さらに1週間後です。色はほとんど問題なくなっています。中の薬を取り出し、裏側に開けた穴を塞いでいきます。

 

 

鏡で見た裏側の写真です。左側の前歯が治療を行なった歯です。裏側に穴を開けて治療していましたが、ほとんどわからない様になっています。色も問題なさそうです。

 

ウォーキングブリーチ

費用 6万6千円

デメリットとして若干の色の後戻りが起こる可能性がある。

 

 

 

歯の色の改善 削らずに治療 オパールストラ

2017年12月26日

 

今回は前回に引き続き、歯の色に対する治療です。

前回の症例と異なるところは、歯の色です。前回は白い斑点が目立っていましたが、今回の写真を見ると茶色い模様が目立っているのが分かります。今回は、この茶色い模様を目立たない様にする治療を行なっていきました。

この様に歯に茶色い色がつく原因はいくつかあります。例としてコーヒーやお茶など、習慣的に口にするものによる着色があります。飲み物によって歯に色がついた場合、大抵は歯科医院で適切な清掃を行うと、とることができます。しかし、今回の場合は色がついた原因が飲み物による着色ではなさそうです。歯の表面のエナメル質という層自体が変色していました。

茶色くなっている部分だけを削り取り、白い詰め物で埋めていくといった治療も可能ですが、歯に対するダメージは大きくなります。できるだけ削らずに治療を行うために今回もオパールストラを使用していきました。

 

オパールストラ治療を行なった後の状態です。一回の治療で茶色い模様は大分目立たなくなっています。

オパールストラは酸性の液の中に研磨剤が入っています。酸性の液で歯の表面の色がついたエナメル質を一層溶かし、研磨剤で綺麗に磨いています。治療後は歯の表面がやや弱くなっているため、フッ素を塗って終わることが重要です。一回の治療で色が綺麗に改善することは少なく、数回治療を行うことがほとんどです。

 

2回目の治療前の写真です。茶色い模様は薄くなっています。前回の治療後と比べると歯の表面に着色があるのが分かります。

 

2回目の治療後です。茶色い模様はほとんど見えません。この日もフッ素を塗って終わりました。

 

3回目の治療前です。茶色い模様は確認できないまでになっています。歯の表面には着色がついてしまっています。

この日もオパールストラ治療をしていきました。

 

後日の写真です。茶色い模様も着色もありません。周りの歯の色との調和を図るため、お家で行う歯のホワイトニングをしていただいています。

 

一番最近の写真です。治療後と比べてみても、色の後戻りなどはしていない様に見えます。

ホワイトスポット治療

費用 2万2千円×2本

デメリットとして歯が少し薄くなる

 

 

白い色が目立つ歯の治療 エナメルマイクロアブレージョン ホワイトスポット治療 福岡市博多区の患者さま

2017年12月19日

 

 

今回は、前歯の治療です。

写真の前歯は特に虫歯が進んでいるわけではありません。歯の表面の色がまだらになっており、白い斑点が目立ちます。この様に歯の表面に現れる白い斑点をホワイトスポットと呼びます。

ホワイトスポットが現れる原因は大きく二つに分けられます。一つはごく初期の虫歯、もう一つは歯の表面にあるエナメル質という層の形成が不完全ということです。歯を形成する段階(まだ歯が生えていない時期)に強い衝撃を受けたり、前の乳歯が虫歯になる、過剰にフッ素を取り込むなどしてしまうとエナメル質の形成がうまく行かずにホワイトスポットとなることがあります。

今回はこのホワイトスポットの治療を行なっていきました。

 

今回行なった治療はエナメルマイクロアブレージョンという方法です。歯を削ったりするのではなく、エナメル質を薄く一層溶かし、ホワイトスポットを消そうという治療法です。

治療には特殊な薬剤を使用します。今回はオパールストラという薬剤で治療を行なっています。

まずは薬剤が歯以外のところに付着しない様にラバーダムシートというゴムのシートをかけていきます。薬剤は酸性になっているため歯茎や唇などについてしまうとよくありません。この治療を行う場合このラバーダムシートの使用が必須となります。

 

歯の表面に薬剤を置き、専用の器具を使い歯の表面に塗り広げていきます。

 

治療後の写真です。ホワイトスポットはかなり目立たなくなっています。一見これで治療が終わった様に見え得ますが、この治療は一回では終わりません。歯の表面をわずかに溶かすため、日常生活で口に入れるものの色がついてしまいます。

 

 

しばらくたった時の写真です。少し着色しているのが分かります。ここから再度オパールストラを使用しました。

 

使用後です。歯の着色はとれ、ホワイトスポットは見えません。この患者さまの場合はもう一度オパールストラを使用しました。

 

 

治療後しばらくたった後の写真です。色がつくこともなくなり、白く目立っていたホワイトスポットも無くなっています。

周りの歯との白さを統一するためにも治療後はホームホワイトニングという、マウスピースにホワイトニングの薬材を入れご自宅で使用していただく治療が必要になります。

 

 

ホワイトスポット治療

費用 2万2千円×2本

デメリットとして歯が少し薄くなる

 

 

 

今後虫歯にならない様にするために 精度の高い虫歯治療 福岡市東区の患者さま

2017年12月16日

 

今回は、精度の高い虫歯治療です。

写真中央の歯には銀の詰め物が入っています。少し分かりづらいですが、歯の左側の方から虫歯になっています。この歯の詰め物を外して虫歯治療を行なっていきました。

 

まずは詰め物を外しました。詰め物の下は黒く汚れていました。一見すると大きな虫歯はない様に見えます。

 

詰め物を引っ付けていた接着剤、その下に引かれていた樹脂を取り除いたところです。歯の内側が黒くなっているのが分かります。

 

 

虫歯だけに色がつく染色液を使用したところです。ピンク色に染まったところは虫歯になっているということです。染まらなかったところは削らない様にし、慎重に虫歯だけを取り除いていきます。

 

虫歯を全て取り終えました。大きな範囲が虫歯になっていたことが分かります。染色液を使用し、染まる部分がないことを確認することが大切です。

 

 

 

大きな範囲が虫歯になっていたので歯にはその分の大きな穴が空いています。このままでは被せ物をつけるのに必要な高さが足りないため、空いた穴の部分にコンポジットレジンを詰めていきます。

 

 

コンポジットレジンを詰めました。緑色のラバーダムシートを使用しているため歯の表面に水分が付着することはありません。この状態なら歯とコンポジットレジンはしっかりと接着します。

 

 

シートを外して被せ物を取り付けるために形を整えていきました。

 

 

 

型取りの前に歯の色合わせをしていきます。他の歯の色を参考にしてその色に近い色を探していきます。

 

 

型取りしたものの写真です。精度の高い型取り材を使用しています。この型取り材に石膏を流し込み、お口の中の模型を作成します。

 

 

石膏を流し込み模型を作成しました。この模型にあう被せ物を歯科技工士さんに作成していただきます。

 

被せ物が出来上がってきました。

 

お口の中に取り付けを行なっていきました。

被せ物と歯の間に段差や隙間はありません。汚れはたまりにくくなっているため、今後虫歯になりにい治療となっています。

 

オールセラミッククラウン

費用 18万7千円(ファイバーコア、プロビジョナルレストレーション含む)

デメリットとして、他の歯が経年的に変色した際にセラミックは変色しないので色の差が出てくる可能性や、硬い材料なので噛み合う相手の歯が削れる可能性がある。

 

C4の歯を抜歯してインプラント治療 ストローマンインプラント 福岡市城南区七隈の患者さま

2017年12月12日

 

今回は、ボロボロになってしまった歯を抜歯してインプラント治療を行いました。

虫歯になっている歯はその進み具合でC0〜C4まで分類分けされます。C0は初期の虫歯でC4は歯の根っこだけが残っている様な状態です。

写真中央の歯は虫歯が進み歯の根っこだけが残っている状態です。この歯はC4に分類されます。

C4の歯はお口の中に残して治療することが難しいため、多くの場合で抜歯を行います。

今回はこの歯を抜歯し、インプラント治療を行いました。歯を抜いた後の治療法としては、インプラント、ブリッジ、一本だけの入れ歯、何もしない、があります。

しっかりと噛める。他の歯にダメージを加えない、審美性、など様々な観点からこの場合の1番の選択肢はインプラント治療となります。

 

 

抜歯を行いました。傷の治りを良くするために、傷口に血止めのスポンジを入れています。

 

しばらくしてから傷口の確認を行いました。歯があったところの歯茎は綺麗になっています。また、歯がなくなったことにより歯茎が痩せて幅が狭くなったこともわかります。

 

 

今回はインプラント治療の前にこの様な透明のマウスピースの様なものを作りました。これはインプラントガイドといわれるものです。このガイドをはめてから治療を行います。右側に小さな穴が空いています。この穴のとうりにインプラント治療を行えば、術前に計画したとうりの位置にインプラントを埋め込むことができます。

 

ガイドを入れたところです。この穴に沿う様に治療を行います。

 

まずは歯茎を切って下の骨が見える様にしていきます。

 

ガイドを取り付けて骨の中にドリルを用いて穴を開けていきます。骨の中は直接見ることはできませんがガイドに沿うことで安全に治療を行うことができます。

 

インプラントを埋め込み、傷口を縫合しました。今回はストローマンというメーカーのインプラントを使用しています。世界的に見てもトップのシェアを誇るメーカーです。そのぶん製品の質もしっかりしているためトラブルもほとんどありません。

 

 

傷口が少しずつ治っています。インプラントと周りの骨がしっかりとくっつくまで時間をおき、その後型取りを行いました。

 

 

できた被せ物を取り付けました。ブリッジ治療の様に周りの歯を削る必要がなく、入れ歯と違い一本の歯として機能させることができるため噛む力を最大限に発揮することができます。見た目も他の歯と変わりません。

 

歯の真ん中にある取り外しを行うための穴をわからない様に塞ぎました。

 

 

横から見たところです。他の歯との見分けはつきません。

 

インプラント治療

528000円(インプラントガイド、インプラント埋入手術、プロビジョナルレストレーション、オールセラミッククラウン)

デメリットとして、インプラントは清掃不良や噛み合わせの力が強くかかるとインプラント周囲炎を起こす可能性があり、インプラントとオールセラミッククラウンを固定しているスクリューが緩む可能性もある。

 

 

インプラント治療 抜歯即時埋入 ソケットリフト 福岡市中央区薬院の患者さま

2017年12月5日

 

 

今回は、インプラント治療を行なった症例です。

写真中央の歯は、被せ物、土台が入っていない状態です。上に被せてあるピンク色の蓋で中に物が入り込むのを防いでいます。

 

横の歯をよく見ると被せ物の隙間から黒い虫歯になっています。

 

ほっぺた側から見ても、歯と被せ物の間に大きな隙間があるのが分かります。

今回は、ピンク色の蓋がしてある歯と、この被せ物があっていない歯の治療を行なっていきました。

 

 

ピンク色の蓋を外すと中はこの様になっていました。歯がいくつかの破片に割れてしまっています。

この様に割れてしまっていては歯として残し、被せ物をつけるといった治療は難しくなります。今回はこの歯を抜歯し、インプラント治療を行なっていきました。

 

すぐに抜歯は行わず、お口の中の型取りを行い、この歯を抜いた後どの様な形の歯が入るのが理想的か調べていきます。

理想的な形を決めると、そのためにはどの位置にインプラントを埋め込む必要があるか分かってきます。

下の写真にはマウスピースのようなものが写っています。抜歯予定の歯の部分に穴が空いています。この穴の位置が理想的な被せ物を作る上で必要なインプラントの位置となります。

 

歯の根っこの方向と理想的なインプラントの方向は違います。いきなり抜歯をすると、抜いてできた穴の方向にドリルが偏りがちになってしまうので、抜歯前にある程度理想的な方向に穴を空けておき、そこから抜歯を行います。そうすることで偏りを少なくすることができます。

 

抜歯を行いました。

 

歯の写真です。歯はいくつかの破片に割れていました。

 

 

今回治療前に撮影したCTの画像です。青い線で描かれているのがインプラントの根の部分(フィクスチャー)となります。フィクスチャーの先端は白い骨の部分を飛び出し黒いところまで達しています。

黒い部分は上顎洞と言われる空洞で副鼻腔の一つです。

ここには骨がないためそのままではフィクスチャーの先端の方は上顎洞へ飛び出してしまいます。そうすると感染や痛みの原因となってしまいます。

解決するにはフィクスチャーの長さを短くする、埋め込む方向を変えるなどありますが、今回はソケットリフトという方法を行なっていきました。

 

 

まずは理想的な方向に向かって少しずつ穴を掘り進めていきます。メモリがついた棒を穴の中に入れ、深さ方向の確認を行いながら進めます。

 

進めていくと骨がなくなり上顎洞が出てきます。上顎洞には薄い膜がはっています。そのまま掘り進めるとこの膜も破ってしまうため、ドリルを使い掘り進めるのではなく、骨の材料を少しずつこの穴に入れていき膜自体を浮かせていくのです。

 

歯を抜いた後のところに白いモヤモヤが写っています。これが骨の材料となります。

 

 

 

写真で見るとこの様になっています。大きな穴が空いているのは分かりますが中がどのくらい深くなっているのかなどは分かりません。レントゲン写真を撮影し確認するしかないのです。

 

 

フィクスチャーの長さ以上に膜を浮かせ、埋め込んでも上顎洞から飛び出さない様にしました。

 

 

実際にフィクスチャーを埋め込んでいきました。先端の部分を見るとドーム上に白い骨の材料が入っているのが分かります。この分膜を浮かせ治療したということになります。

 

この時の写真です。真ん中に入っているのが分かります。

 

 

抜いた部分の歯茎が被せ物を作成する上で理想的な形になる様にヒーリングアバットメントというカバーのネジを取り付けます。

 

 

傷が治るとこの様になります。

 

 

インプラントと周りの骨がガチッとくっつくまでに約三ヶ月かかります。その間に手前の歯の治療を進めていきました。

まずは被せ物、中の土台を外し虫歯をとっていきました。新しい土台の型取りを行い、取り付けをしていきます。

 

 

白い土台をつけていき、形を整えたところです。次に型取りを行う必要があるのですが、取り付けと形を整えたことにより周りの歯茎が一時的に荒れてしまっています。この状態ではしっかりとした型取りは行えないため、仮歯を取り付け歯茎が治るのを待ちます。

 

後日の写真です。荒れた歯茎は元どうりになっています。インプラントも骨とガチッとくっついているのが確認されたため型取りを行なっていきます。

ヒーリングアバットメントを外すと歯茎が綺麗な形を作っているのが分かります。型取りではこの歯茎の形をしっかりと記録することが大切です。手前の歯には歯の淵がはっきりわかる様に黒い糸を入れています。

 

型取りしてできた模型を元に作成した被せ物です。

手前の歯はガチッと固まるセメントで取り付けを行うのですが、インプラントの方はセメントを使わない方法で取り付けをしています。被せ物にも穴が空いていますが、その穴にネジを入れて固定しているのです。

歯の部分に穴が空いてしまうという欠点はありますが、何かトラブルが会った時にすぐに取り外しができるのが特徴です。

 

 

穴が空いたままではものが詰まってしまうため、蓋をしていきます。

この状態で生活してもらい、噛み合わなどの最終確認を行います。

 

今回は問題なかったため、仮の蓋を外しコンポジットレジンという樹脂の素材に置き換えます。

色や形も周りのところと調和する様にしているため、どこに穴が空いているか分からないくらいにまでなります。

 

 

最終的なレントゲン写真です。

インプラントはしっかりと骨にくっつき、被せ物にも段差などはありません。

インプラント治療

528000円(インプラントガイド、インプラント埋入手術、プロビジョナルレストレーション、オールセラミッククラウン)

デメリットとして、インプラントは清掃不良や噛み合わせの力が強くかかるとインプラント周囲炎を起こす可能性があり、インプラントとオールセラミッククラウンを固定しているスクリューが緩む可能性もある。

オールセラミッククラウン

費用 18万7千円(ファイバーコア、プロビジョナルレストレーション含む)

デメリットとして、他の歯が経年的に変色した際にセラミックは変色しないので色の差が出てくる可能性や、硬い材料なので噛み合う相手の歯が削れる可能性がある。

 

 

 

割れてしまった歯 ガイデッドサージェリー 歯として残せないため抜歯してインプラント治療 福岡市南区の患者さま

2017年12月2日

 

今回は、亀裂が入り割れてしまった歯の治療です。

写真中央の歯は、被せ物と中の土台を取り除いた状態です。元々はこの歯の上には被せ物が入っていたのですが

痛みや違和感が続き、中の状態を確認しました。

少し分かりづらいですが、この歯には亀裂が入っていました。

歯に亀裂が入ると、噛むたびにその亀裂が開き痛みを引き起こします。痛みがなくても、亀裂のところに細菌が繁殖し、周りの骨を溶かしていきます。

亀裂の程度にもよりますが、歯を抜かなければならないこともあります。

 

レントゲン写真です。

歯の根が二股に分かれていることが分かります。

大きな亀裂はこのレントゲン写真では確認できませんでした。

 

今回は亀裂の入った歯を諦め、抜歯を行なっていきました。

抜歯を行い少し経った時の写真です。傷はなくなっています。

 

レントゲン写真です。

歯はなくなり、骨だけになっています。

今回は、歯を抜いたところに骨が再生してくるのを待ち、インプラント治療を行なっていきました。

 

インプラント治療は骨の中に、ネジを入れ込みそのネジの上に被せ物をつけ、一本の歯として機能させるものです。

まずは歯で言う所の根っこの役割を担うネジ(フィクスチャー)を骨の中に入れていきます。

フィクスチャーを入れていく際、フリーハンドでは計画している場所からずれてしまうことがあります。

今回は、インプラントガイドというものを作成しました。

このガイドを使うことにより、進む方向は限定されるため、ずれてしまう心配はなくなります。

 

歯茎を切り、めくっています。下には骨が見えています。

 

この様にガイドを使い安全にインプラント治療を行なっていきます。

 

フィクスチャーを入れ終えました。

その上からカバーをつけています。この後は歯肉を元の位置に戻して糸で縫っていきます。

 

 

 

インプラント治療は一日二日では終わりません。

ここから、フィクスチャーが骨とガチッとくっつくのをまち、それから型取りを行い、その後被せ物の取り付けに

なります。

 

レントゲン写真です。

骨の中にうまっているのが分かります。

 

 

傷が治ったところです。

今後、型取りを行なっていくのですが、今のままでは型取りできません。

 

歯茎を少し開いて、フィクスチャーの上にとりつけたカバーをヒーリングアバットメントというものに交換します。

この形に合わせて歯茎は治癒していき、理想的な被せ物を作ることができる様になります。

 

レントゲン写真です。

上の方にうっすら見える白い部分が歯茎のラインです。

ヒーリングアバットメントの先は歯茎の上に出ているのが分かります。

 

 

傷口は綺麗に治っています。

フィクスチャーも骨とうまく結合しているので型取りを行います。

 

ヒーリングアバットメントを外し、代わりに型取り用の棒を

取り付けていきます。この棒をインプレッションコーピングと言います。

この棒を型取りすることにより、骨の中にフィクスチャーがどの様に入っているか模型にすることができます。

 

 

 

 

できた模型上で被せ物を作成していただきました。

真ん中に穴が空いているのが分かります。

この穴に小さいネジを入れ込み固定します。

何か問題があった場合はネジを外すことで被せ物をとり外すことができます。

 

レントゲン写真です。

フィクスチャーの上に歯が立ち上がっています。

 

被せ物を取り付けてから暫くは、穴の部分は仮の蓋で覆います。

噛み合わせの問題や、痛みが出ないことを確認したのち、コンポジットレジンという素材で穴をしっかりと埋めていきます。

下の写真は治療終了時の写真です。穴は目立たない様になっています。何かあった時は取り外すことができるためしっかりと対応をすることができます。

 

 

インプラント治療

528000円(インプラントガイド、インプラント埋入手術、プロビジョナルレストレーション、オールセラミッククラウン)

デメリットとして、インプラントは清掃不良や噛み合わせの力が強くかかるとインプラント周囲炎を起こす可能性があり、インプラントとオールセラミッククラウンを固定しているスクリューが緩む可能性もある。

 

 

銀歯の下の虫歯 放っておくと知らないうちに広がっている 福岡市南区の患者さま

2017年11月29日

 

今回は、銀歯を外した後の虫歯治療です。

写真中央には銀歯で治療された歯があります。

この歯は特に痛みなどはありませんでしたが、外して治療を

行いました。

銀歯の淵をよく見ると、歯との間にできた段差が目立ちます。

 

麻酔を行い銀歯を外したところです。

銀歯の下はこの様に汚れがたまり、虫歯にもなっていました。

銀歯の隙間から汚れが侵入し、知らないうちに虫歯に

なっていたのです。

この様に古い銀歯の下は虫歯になっていることが多々あります。

痛みのない歯でも、外してみて見ると虫歯になっているのです。

痛みが出てから治療を行なった場合、虫歯の範囲が

とても大きくなっていることが多く、単純に虫歯を

削り取り、埋めるだけでは治療できないことがあります。

なので早期に虫歯を発見し、早期に治療を行うことが

大切になります。

 

 

虫歯を取り除いたところです。

虫歯の部分だけ色に染まる液体を使用しながら

慎重に虫歯だけを削り取ります。

 

ラバーダムシートという膜をお口にかけて、歯の治療を

行います。

歯の表面に唾液や呼気が付着しないため、しっかりとした

治療を行うことができます。また、舌やほっぺたが

歯に被ることがないため、治療自体もやりやすくなります。

 

歯と歯の隙間の部分は、セロハンの膜を入れて

隙間ができない様に緑色の楔、リングで圧接して形を

作っていきます。

 

噛み合わせの面は歯の複雑な形を再現するために

やや硬めのレジンを使い形を作っていきます。

 

この様にはの形を作り終えました。

この後ラバーダムシートを外して、噛み合わせの

確認を行います。

 

噛み合わせの確認を行い、綺麗に研磨を行いました。

治療により歯が乾燥しやや白く変色しています。

ラバーダムシートを使用したことにより歯茎も少し

赤くなっています。

 

後日撮影した写真です。

感想による変色はなくなり、歯の色と治療したところの

色は馴染んでいます。

治療前の銀歯の様に隙間や段差はないため、

今後二次的な虫歯になりにくくなっています。

ダイレクトボンディング

費用6万6千円

リスクとして欠ける可能性がある(修復可能)。

 

 

大きく欠けた虫歯 歯茎の下まで進んだ虫歯 低侵襲な治療 東区箱崎の患者さま

2017年11月21日

 

今回は、大きな虫歯に対し、低侵襲な治療を行なった

症例です。

治療前の写真です。虫歯で歯が大きく欠けています。

中は黒く変色しています。この歯に対し治療を行なって

いきました。

 

まずは痛みが出ない様に麻酔を行います。

そこから虫歯を削り取っていきます。

虫歯の範囲が大きく、歯の中の神経まであと少しで

到達しそうになっていました。

また、歯茎の下まで虫歯が進んでおり、しっかりと

虫歯を取り切るには、歯茎の形を少し修正する

必要がありました。

 

歯茎の形を修正し、深くまで進んだ虫歯を

取り切ったところです。

虫歯は歯の四分の一ほどまで進んでいました。

通常この様に虫歯の範囲が大きい場合は型取りを

行い被せ物を作ることが多いですが、

被せ物を作る方法では、歯を削る量が大幅に

増えてしまいます。

そのぶん歯に対するダメージも大きくなるため今回は、

低侵襲なダイレクトボンディングという治療を行いました。

 

 

ダイレクトボンディングは型取りを行わずに、直接コンポジットレジン

という樹脂を盛っていく方法です。

歯とレジンをしっかりと接着させるには、歯の表面に

水分がついていないことが大切です。

お口の中は湿度が高い状態に保たれているため

普通に治療しただけでは歯の表面に水分が付着してしまい

しっかりとした治療はできません。

それを防ぐためにラバーダムシートというシートを歯にかけて

治療を行います。この緑のシートを使うことにより、

歯の表面には水分が付着しなくなり、治療もしっかり

行うことができます。

 

金属製の板ではの周りを囲い、そこにレジンを流し込んで

いきます。

 

歯の内側はレジンで満たされました。

ここからは噛み合わせの面を作っていきます。

 

歯が持つ複雑な凹凸や色を再現していきます。

 

ラバーダムシートを外したところです。

噛み合わせの調節を行い、研磨を行いました。

治療後は歯茎が赤くなっていますが、しばらくすると

赤みも治まってきます。

 

後日撮影した写真です。

歯茎の赤みはなくなっています。

大きな虫歯でしたが、ダメージが少ない治療を

することができました。

 

 

ダイレクトボンディング

費用6万6千円

リスクとして欠ける可能性がある(修復可能)。

 

 

虫歯で真っ黒に変色した歯でも、ほぼ天然の自然な歯と同じ様に 福岡市東区の患者さま

2017年11月17日

 

 

今回は、土台にファイバーコアを用い、セラミッククラウン

治療を行なった症例です。

治療前の状態です。

写真中央には銀歯で治療された歯があります。

 

横から見たところです。

歯の白い部分の内側から黒いところが透けて見えています。

中は虫歯になっているため、この被せ物を外して

治療を行なっていきました。

 

銀歯を外しました。

一見すると、大きな虫歯はなさそうに見えます。

 

中の土台を外すとこの様に中はスカスカの状態でした。

黒く見えているところが全て虫歯というわけでは

ありませんが、虫歯は相当に進んでいます。

この中でも、虫歯菌に感染しているところだけを

削り取っていきます。

 

虫歯を取り終えました。

黒い部分はまだ残っていますが、残っている部分は

虫歯菌に感染していないところなので取り切る必要は

ありません。

形を整え、新たな土台を作るために型取りを行います。

 

ファイバーコアという土台を取り付けたところです。

またファイバーコアの場合、歯と接着することで歯と一体化するので

歯が割れたりしにくくなります。

 

形を整えて型取りの準備を行います。

歯肉圧排と言って、緑と紫色の糸を歯茎の中に入れていくことにより、

型取りした時に歯と歯茎の境目がよりはっきりします。

 

型取りしたものはこのようになります。

 

 

 

この型取りからお口の中の模型を作り、その模型にあう

被せ物を作っていきました。

裏から見たところです。

歯の黒い色はどうしても消せないのでセラミックの裏を

特殊加工して黒い色を遮蔽する様にしています。

 

取り付けを行いました。

歯の色、形とも精巧に作られているのが分かります。

 

横から見たところです。

黒い部分が透けたりはありません。

隙間なくできています。

 

オールセラミッククラウン

費用 18万7千円(ファイバーコア、プロビジョナルレストレーション含む)

デメリットとして、他の歯が経年的に変色した際にセラミックは変色しないので色の差が出てくる可能性や、硬い材料なので噛み合う相手の歯が削れる可能性がある。

 

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