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佐伯歯科クリニック

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治療症例集 |佐伯歯科クリニック|福岡市早良区・西新近くの「予防型」歯医者・歯科 荒江

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抜歯した後 インプラント治療 セラミック 福岡市城南区の患者さま

2019年06月27日

 

今回は、奥歯のインプラント治療、セラミックの被せ物治療を行いました。

下の写真は治療前のもです。中央の歯の周りの歯茎がぷっくりと腫れているのがわかります。

 

上の写真でははっきりしませんでしたが、この様に歯が二つに割れていました。神経の治療を行うと歯が少しずつ脆くなり最終的にはこの様に割れてしまいます。割れた部分にばい菌が繁殖し歯茎が腫れていたため抜歯を行うことになりました。

 

抜歯を行い、歯の周りの汚れた歯茎も取り除きました。

 

歯は二つに割れています。中の方まで汚れが入り込んでいました。

 

 

 

抜歯後期間を空けるとこの様に歯茎は綺麗に治りました。今回は、抜歯した部分にはインプラント治療を、手前の歯にはセラミックの被せ物治療を行なっていくことになりました。抜歯したところの歯茎は綺麗になっていますが、歯の中の骨が回復するにはもう少し時間が必要です。手前の歯の被せ物治療を先に進めていきました。

 

手前の歯の治療です。古い被せ物を外し、中に入っていた金属の土台も取り除きました。根の中にはピンク色の薬が詰まっているのですが、黒く汚れています。まずは根の中の汚れを取り除いていきました。

 

根の中に汚れや唾液が入り込まない様にラバーダムシートをつけて治療を進めています。

 

根の中が綺麗になったことを確認すると再度薬を詰めていきます。根の治療後は歯の土台を立てていきました。今回はファイバーコアという種類の土台を立てました。金属の土台と比べ硬すぎないため歯が割れてしまうリスクが低くなると言われています。

 

手前の歯は型取りができる状態になっています。抜歯した部分の骨も回復してきた様なのでインプラント治療を行なっていきました。

 

インプラント治療はこの様なインプラントガイドという器具を使い進めていきます。紫色の穴の中に器具を入れ治療を進めます。この穴の位置は最も理想的な治療ができる位置に設定してあります。インプラントガイドを使用せずに治療することも可能ですが、フリーハンドでは位置や方向のズレが生じ結果的に治療が上手くいかないこともあります。

 

計画した部位にインプラント治療をしていきました。ここから歯茎が治るのを、インプラントが骨と結合するのを待ちます。

 

治癒途中ですが糸取りを行いました。もうしばらく期間をあけインプラントと手前の歯の被せ物の型取りを行なっていきます。

 

インプラントが骨と結合したのを確認したため型取りを行なっていきました。

 

型取りしたものから作ったお口の中の模型です。インプラントの部分にはピンク色のガムをつけています。インプラント自体は歯茎の下の方に位置しています。そこから歯を立ち上げるのですが歯と歯茎の隙間に汚れが入り込みにくい形にしなければなりません。インプラント周囲の部分を柔らかな素材にすることでそういった形態の付与ができる様になっています。

 

被せ物、インプラントの上の上部構造と呼ばれる部分を作成していただきました。

 

手前のセラミックの被せ物は歯科用接着剤で取り付けを行い、インプラントの部分はねじ止め式になっています。インプラントの上部構造に空いた穴は仮のふたで埋めています。このまま日常生活を送っていただき問題ない様なら穴をしっかり塞いでいきます。

 

後日確認し違和感や痛みはなかったため上部構造の穴を塞ぎました。歯の色や凹凸に合わせて詰め物を行なっているためどこに穴があるのかわからない様になっています。

オールセラミッククラウン

費用 18万7千円(ファイバーコア、プロビジョナルレストレーション含む)

デメリットとして、他の歯が経年的に変色した際にセラミックは変色しないので色の差が出てくる可能性や、硬い材料なので噛み合う相手の歯が削れる可能性がある。

インプラント治療

528000円(インプラントガイド、インプラント埋入手術、プロビジョナルレストレーション、オールセラミッククラウン)

デメリットとして、インプラントは清掃不良や噛み合わせの力が強くかかるとインプラント周囲炎を起こす可能性があり、インプラントとオールセラミッククラウンを固定しているスクリューが緩む可能性もある。

 

 

奥歯の虫歯治療 黒くなった歯 セラミックの被せ物 福岡市城南区の患者さま

2019年05月10日

 

今回は、奥歯の虫歯治療を行いました。写真中央の歯は歯自体が黒くなっており、古い詰め物治療がしてあります。

 

奥の方から拡大して写真を撮っています。黒くなっていたのは歯の頭の部分だけではありませんでした。歯の側面から虫歯になっています。

黒くなっている歯の奥には親知らずが生えていました。抜歯したことによりこの部分が虫歯になっていることが分かりました。奥の歯の汚れはきれいに取り除くことが難しいため親知らずと手前の歯との間に虫歯ができることはよくあります。

 

ラバーダムシートをつけ古い詰め物を外していきます。この詰め物には水銀の成分が含まれています。水と一緒に飲み込んでしまうのを防ぐためシートをつけて治療を進めています・

 

詰め物の下には虫歯ができていました。ここからは虫歯をしっかり取り除いていきます。

 

虫歯を取り終えたところです。被せ物が入る形を整える前に虫歯でできた凹凸をダイレクトボンディングで無くします。

 

 

ダイレクトボンディングを行なったところです。ここから歯の形を整えていきます。

 

被せ物が入る形を整えました。歯の左半分は虫歯になっていないため形は変わっていません。

 

型取りを行いお口の中の模型を作ります。模型にあった被せ物を作っていただきます。

 

被せ物ができてきました。

 

奥の方から見たところです。

 

模型にピタッとあっているのが分かります。

 

実際にお口の中に取り付けをしていきます。取り付けの接着剤は湿気に弱いため、ラバーダムシートを取り付け歯を乾燥させた状態にして治療を進めています。

 

接着剤をつけ被せ物を取り付けます。

 

光を当てることにより固まる接着剤を使用しているため、青い光を当てています。

 

取り付け後の写真です。歯の色、形も馴染んでいます。

 

奥から見たところです。黒い虫歯はなくなり、歯と被せ物の間には段差や隙間はありません。

 

セラミックオンレー

費用16万5千円

リスクとして歯を削る量が多いため痛みが出る可能性と強い力によって割れる可能性がある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

古い銀歯 浮いている 虫歯になりにくい治療 福岡市中央区の患者さま

2019年04月19日

 

今回は、銀歯を外して被せ物のやりかえ治療を行いました。下の写真は治療前のものです。中央の歯は銀歯での被せ物治療がしてあります。銀歯の表面はザラザラとしており、ふちの部分は欠けて隙間がある様に見えます。

 

横から見たところです。歯と銀歯の境目には段差があり、セメントと呼ばれる接着剤がはみ出しています。銀歯が浮いてしまっている様です。

 

まずは古い銀歯を外して中の状態を把握する必要があります。銀歯は歯科用ドリルで削りながら外していくのですが金属の粉が水とともに喉の奥に入っていってしまいます。極力削りカスが流れていかない様に緑色のラバーダムシートをお口に取り付けて治療を進めます。このシートを取り付けると水や削りカスはシートの上に貯まる様になっています。

 

貯まる水をバキュームと呼ばれる掃除機で吸い取りながら銀歯を外していきます。写真右側には金属の削りカスが溜まっています。

 

銀歯を外し終えました。

 

ラバーダムシートを外し、歯の状態を確認しました。黒っぽい虫歯になっているところがあり、横の歯との隙間にも虫歯ができていました。

 

虫歯を取りきり新しいラバーダムシートをお口に取り付けました。虫歯を取り除いたことにより歯の形がいびつになっています。

 

ダイレクトボンディングという方法で虫歯で失った歯の形を大まかに回復していきました。

 

ラバーダムシートを外したところです。この状態から歯の形を整えていき被せ物が入る様に準備していきます。

 

歯の周囲を全周ぐるっと削り形を整えました。被せ物には必要最低限の厚みが決まっています。被せ物の形をイメージし、その厚みを確保できる様な形になっています。

 

形を整えた後は歯の型取りを行います。お口の中の情報を歯科技工士さんに伝えるために大切な行程です。この行程でズレが生じると被せ物を精密に作ってもお口の中とはズレた状態でできてきます。そのため型取り材には精度の高いシリコーン製のものを使用しています。

 

型取りしたものに石膏を流し込みできた模型です。この模型上で歯科技工士さんに被せ物を作っていただきます。

 

出来上がった被せ物です。

 

実際にお口の中に取り付けを行いました。パッと見ただけでは治療した歯とは分からない自然な仕上がりになっています。

セラミックオンレー

費用16万5千円

リスクとして歯を削る量が多いため痛みが出る可能性と強い力によって割れる可能性がある。

 

 

詰め物の下は虫歯に 神経の治療 審美治療

2019年03月15日

 

今回は、銀の詰め物の下の虫歯治療を行いました。下の写真は治療前のもので、詰め物治療がされている歯が三つ写っています。中央の歯にジンジンとした痛みが出ていました。

 

中央の歯を舌側から見たところです。歯の色が少し黒っぽい様に見えます。

 

同じ歯を頬っぺた側から見たところです。左端には黒い穴が空いているのが分かります。

 

ラバーダムシートをお口にかけて銀の詰め物を外していきます。

 

銀の詰め物を外したところです。中は真っ黒になっていました。

 

少しずつ虫歯を取り除いていきます。かなり大きな虫歯になっていました。

 

この歯だけでなく横の歯にも虫歯ができていたため、虫歯だけを削り取り埋めていきました。

 

虫歯を取り除いていくと歯の神経の穴が露出しました。

 

虫歯を全て取り除いたところです。神経の穴からは出血があります。

 

薬剤を用い出血を止め樹脂で蓋をしていきました。虫歯治療中に神経が露出すると神経の治療を行うことが多いのですが、神経の治療をした歯は少しずつ脆くなっていきます。今回は神経の治療をせずに治療を進めることができるか判断するため少し時間を空けました。

 

後日、来院していただき確認を行いました。痛みは変わらずあるとのことでした。

 

神経の穴の中まで細菌が感染し痛みが出ている様なので、神経の治療を行ないました。ラバーダムシートは神経の治療を行う上で唾液中の細菌が治療部位に侵入するのを防ぐために必要です。

 

神経の穴の中が綺麗になったことを確認したため最終的な薬を入れていきます。

 

神経の治療は終わったため、歯に大きく空いた穴を樹脂で埋めていきます。ここからは歯の上に取り付けする被せ物を作るための準備を行います。

 

ラバーダムシートを外して歯の形を整えていきました

 

型取りを行う前にはの色合わせを行います。基準となる歯の色を参考にして被せ物の色を決めていきます。

 

 

精度の高いシリコン製の型取り材で歯型を取りました。この型に石膏を流し込みお口の中の模型を作ります。出来た模型上で歯科技工士さんに被せ物を作成していただきます。

 

被せ物を取り付けしたところです。歯の色、形は問題ありません。パッと見ただけでは治療した歯と分からない仕上がりになっています。

 

オールセラミッククラウン

費用 18万7千円(ファイバーコア、プロビジョナルレストレーション含む)

デメリットとして、他の歯が経年的に変色した際にセラミックは変色しないので色の差が出てくる可能性や、硬い材料なので噛み合う相手の歯が削れる可能性がある。

 

銀の詰め物の下 深い虫歯 神経の治療 被せ物 福岡市城南区の患者さま

2019年02月12日

 

今回は、銀の詰め物の下にある虫歯治療を行いました。下の写真は治療前のものです。銀の詰め物治療がされている歯が三本並んでいます。真ん中の歯に痛みがあり、レントゲン写真を撮影すると虫歯が確認されたため治療を行いました。

 

まずは麻酔を行い、ラバーダムシートをお口にかけていきます。詰め物を行う際にラバーダムシートを使うことが多いですが、銀の詰め物を外す時にも使うことができます。詰め物自体を削りながら外していきますが、削りカスや外れた詰め物自体を飲み込んでしまう危険性があります。ラバーダムシートをつけておけば喉の方に削りカスが流れていくこともないため安心です。

 

銀の詰め物を外したところです。中は真っ黒な虫歯になっていました。

 

少しずつ虫歯を削り取っていきます。まだ虫歯は残っています。

 

横の歯にも虫歯があったため一緒に治療を行いました。

 

虫歯を取り除いていくと小さな穴が見えてきました。この穴は歯の中の神経の穴です。

 

虫歯を全て取り終えました。神経の穴からは出血があります。虫歯菌は神経の穴の中にも広がっている可能性がありました。穴からの出血を止め、薬を置き、痛みが引くか確認していきました。

 

後日、確認を行いました。痛みは引かず、虫歯菌は歯の中の神経に充満しているようでした。こうなった場合神経の治療を行い、中の虫歯菌を除去する必要があります。

 

歯の中の神経の穴がしっかりと見えるように形を整え中を綺麗に掃除していきます。唾液の中の虫歯菌が治療中に神経の穴の中に入り込むのを防ぐため、ラバーダムシートを使用しています。

 

神経の中の掃除が終わったのでピンク色の薬を入れていきました。

 

神経の治療は終わったので穴を塞いでいきます。

 

シートを外し、歯の形を整えていきます。今回はセラミックの被せ物治療を行いました。

 

周りの歯の色を参考にして被せ物の色を決めていきます。

 

精密な型取りを行い、お口の中の模型を作っていきます。

 

できたお口の中の模型です。この模型に合う被せ物の作成を歯科技工士さんにお願いします。

 

出来上がった被せ物です。歯の凹凸や微妙な色の変化もつけてあります。

 

お口の中に取り付けを行いました。周りの歯との色の違いは目立ちません。隙間や段差はないため、治療前のように被せ物の下で虫歯が広がっていく可能性は低くなっています。

 

 

オールセラミッククラウン

費用 18万7千円(ファイバーコア、プロビジョナルレストレーション含む)

デメリットとして、他の歯が経年的に変色した際にセラミックは変色しないので色の差が出てくる可能性や、硬い材料なので噛み合う相手の歯が削れる可能性がある。

 

奥歯 インプラント治療 割れてしまった歯 福岡市城南区の患者さま

2019年01月25日

 

今回は、奥歯のインプラント治療を行いました。写真中央には銀の被せ物が入った歯が写っています。噛んだりするとこの歯が痛むとのことでした。

 

レントゲン写真を撮影しました。根の治療の最後に入れた白っぽい薬が映っています。歯の根の周りをよく見ると一層黒っぽく見えます。歯自体が割れていたりするとこのように周りが黒く映ることがあります。

 

被せ物を外し中を確認すると歯は真っ二つに割れていました。抜いた歯の写真です。このように割れてしまうと歯として残すことは難しくなります。痛みや感染の原因になるからです。

 

 

抜歯後の写真です。歯を抜いたまま放置すると噛み合わせの歯が伸びてきて他の歯に干渉しトラブルになることがあります。今の噛み合わせを変えないため、抜いた部分にはインンプラント治療を行なっていきました。

 

抜歯後の傷がある程度治ってきました。インプラント治療を進めるためには抜歯したところの骨が回復するのをもう少し待つ必要があるため、手前の歯の虫歯治療を先に行なっていきました。

 

銀の詰め物を外し、虫歯を除去しました。

 

緑色のゴムのシートに穴を開け、その穴から歯の頭を出して外れないようにクリップで固定しています。このようにすると治療部位が見やすくなるだけでなく。歯をしっかり乾燥させることができるため歯と樹脂の接着がしっかり行えます。

 

樹脂で歯の形を作り、固めていきます。

 

治療終了後少し期間を置きました。虫歯治療を行なった歯は問題なく、抜歯を行なった部分も治癒が進んでいるようです。

 

歯茎を開きインプラント治療専用のドリルで骨に穴を開けていきます。

 

穴をあける際はこのような器具をつけて治療を進めます。この器具は患者さま個人個人に合うようにオーダーメイドで作ってあります。治療前に理想的な歯の形を考え、そこから逆算してどの位置にインプラント治療を行えばいいかを計算します。作成された器具には穴が空いており、この穴の中にドリルを入れていくと計画通りの位置にインプラント治療を行えるようになっています。

 

インプラントを埋め込み、開いた歯茎を縫い合わせています。

 

レントゲン写真です。骨の中にボコボコとしたネジ山のような部分が見えます。ここからまた間をあけ、インプラントと骨がくっつくのを待ちます。

 

歯茎も治り、インプラントも骨と結合したようです。インプラントの上につける被せ物を作る準備を進めていきます。

 

インプラントの型取りを行いました。

 

型取りしたものに石膏を流し込み固めて模型を作ります。お口の中の状態が再現されています。

 

この模型に合うように上につける被せ物を作ってもらいます。

 

実際にお口の中に取り付けていきました。治療前の計画通り、被せ物のちょうど真ん中に被せ物を固定するためのネジ止めの穴がきています。今回はネジで固定するタイプの被せ物を作っています。この他に接着剤で固定するタイプもあります。

 

レントゲン写真です。インプラントの上に被せ物がついています。

 

ネジ止めの穴の部分に樹脂を流し込み固めたところです。審美的にも問題はありません。

 

インプラント治療

528000円(インプラントガイド、インプラント埋入手術、プロビジョナルレストレーション、オールセラミッククラウン)

デメリットとして、インプラントは清掃不良や噛み合わせの力が強くかかるとインプラント周囲炎を起こす可能性があり、インプラントとオールセラミッククラウンを固定しているスクリューが緩む可能性もある。

 

ダイレクトボンディング

費用5万5千円

リスクとして欠ける可能性がある(修復可能)。

 

 

歯根端切除 治りにくい神経の治療 福岡市南区の患者さま

2019年01月22日

 

今回は、根の治療後オールセラミッククラウンを取り付けていきました。

下の写真は治療前のものです。写真中央の歯には白い被せ物治療がされています。色は周りの歯と比べやや白いように見えます。歯の表面は削った後が目立ち、歯の表面の凹凸も無くなっています。

 

レントゲン写真です。被せ物は真っ白に写っています。この歯は以前に根の治療がしてあります。根の中には白っぽい薬が入っているのが分かりますが、根の先まで薬が入っていないように見えます。少し分かりづらいですが、根の先の部分はやや黒みがかって見えます。根の治療がうまく行っていないと根の中で細菌が繁殖して周りの骨を少しずつ溶かしてしまうことがあります。この歯もそのようになっており、根の先で膿の袋ができほっぺた側を圧迫していました。

 

今回は被せ物を外し、まずは根の治療を行うこととなりました。被せ物を外すと中には金属の土台が入っていました。

 

金属の土台も除去していきます。

 

土台を除去し終えました。歯の根に続く穴が空いています。

 

根の治療を行う前に歯の高さを確保するため樹脂を盛り足し固めていきます。

 

歯の高さが不十分だと写真のように緑色のラバーダムシートがかけれません。シートをかけずに根の治療をすることは可能ですが、治療するたびに細菌を含む唾液が中に入っていくため予後が悪くなります。

 

根の中の清掃を行い、最終的な薬を入れていきました。

 

レントゲン写真です。白く見えているのが新しく入れた薬です。

 

根の治療後は樹脂で蓋をしていきます。

 

根の治療は終わりましたが、歯茎の腫れは少し残り違和感もありました。歯の根の中は複雑な形をしており全ての細菌を除去することは難しいです。今回は歯根端切除という治療を行い、細菌感染したところを取り除いていきました。

 

麻酔を行い歯茎を開いたところです。歯茎の下には骨が見えています。骨の表面をよく見ると穴が空いているのが分かります。この穴から膿が出ていき歯茎を圧迫していました。

 

穴の部分から器具を入れ、感染部位を除去します。

 

歯の根の先は切り取り、切り口から特殊な薬を詰めています。鏡に映っている白い部分が詰めた薬です。

 

歯茎を元の位置に戻して縫合をしています。

 

レントゲン写真です。左の根の先が短くなっています。この状態で間を空けて治癒を待ちます。

 

数ヶ月たち、歯茎の状態も元どうりになっています。

 

レントゲン写真です。歯の根の先にあった黒い影は薄くなっており治癒が確認できました。

 

歯の形を整え被せ物を作る準備をしていきます。歯の周りに黒っぽい糸を入れています。

 

その上から紫色の糸を入れています。こうすることにより、型取り材が歯と歯茎の隙間に入りやすくなり、より精密な型取りが行えるようになります。

 

型取りしたものの写真です。精度の高いシリコーン製の型取り材を使用しています。

 

この型取り材に石膏を流し込み模型を作ります。

 

この模型にあった被せ物を技工士さんに作っていただきます。

 

できた被せ物を取り付けしたところです。歯の色は周りの歯と馴染んでいます。形は歯が本来持っているような凹凸を再現しています。

 

オールセラミッククラウン

費用 18万7千円×2(ファイバーコア、プロビジョナルレストレーション含む)

デメリットとして、他の歯が経年的に変色した際にセラミックは変色しないので色の差が出てくる可能性や、硬い材料なので噛み合う相手の歯が削れる可能性がある。

 

 

インプラント治療 銀歯の下の虫歯 歯の根の神経の治療 福岡市南区の患者さま

2019年01月16日

 

今回は被せ物治療、インプラント治療を行いました。下の写真は治療前のものです。写真中央の歯には銀の被せ物治療がしてあります。見にくいですが、左側にも二本銀歯があります。この三つの歯は全て繋がっており、ブリッジとなっていました。真ん中の歯はダミーの歯で奥と手前の歯で支える形です。今回、それぞれの歯が虫歯になっていたため外して治療を行なっていきました。

 

手前の歯を外したところです。中では黒い虫歯が進行していました。

 

虫歯を全て取り除いたところです。虫歯は歯の中の神経の部分まで進んでおり根の治療を先に行うこととなりました。

 

横から見たところです。歯はほとんど残っていません。この状態で根の治療を行なっても唾液が治療部位に入り込み予後が悪くなってしまいます。

 

一時的に唾液を排除する器具を取り付け、歯の高さを作ります。

 

樹脂を流し固めるとこのように歯の高さを確保することができました。

 

この状態から歯にラバーダムシートをかけて根の治療を進めます。ピンク色に見える部分は根の中に入れた薬です。

 

根の治療が終わると歯にあけた穴を塞ぎます。

 

シートを外し、歯の形を整えた状態です。左端の歯は親知らずなのですが虫歯が進み状態が良くないため抜歯を行うことになりました。真ん中の歯がない部分にはインプラント治療を行なっていきます。

 

麻酔をして歯茎の開いていきます。出血があるため色を変更しています。

 

事前に作成しておいたインプラントガイドをお口の中にはめ込みます。ガイドを使うと術前の計画通りの方向にしか器具が進まなくなり治療の精度が安定します。

 

器具を使い治療を進めているところです。

 

 

インプラントを埋め込んだ後の写真です。歯茎の形を整えるためのキャップをはめています。

 

親知らずを抜歯し、糸で縫い合わせたところです。ここから期間をあけて傷の治り、インプラントが骨と結合するのを待ちます。

 

糸取りを行なった時の写真です。抜歯したところの傷口は小さくなってきています。

 

傷が治り、インプラントが骨と結合したので型取りを行います。歯の周囲には黒い糸を入れ込んで型取り材が流れ込みやすい状態にしています。

 

型取りしたものです。インプラントの型取りは特殊な器具をつけて行います。赤く、埋もれているが型取りの時に使う器具です。

 

型取り材に石膏を流し込みお口に中の模型を作ります。インプラントの周りには歯茎と似た素材を使い、被せ物で歯茎をどれくらい押すのか見ていきます。

 

出来上がった被せ物です。インプラントの被せ物の真ん中には穴が空いています。この穴の中にネジを入れ骨の中のインプランントとつなぎ固定します。

 

実際にお口の中に取り付けしたところです。

 

真ん中の穴は、樹脂で埋め目立たないようにしていきます。インプラントに何か問題がでた場合も樹脂を削り取り被せ物を外しやすくなっています。

 

 

オールセラミッククラウン

費用 18万7千円(ファイバーコア、プロビジョナルレストレーション含む)

デメリットとして、他の歯が経年的に変色した際にセラミックは変色しないので色の差が出てくる可能性や、硬い材料なので噛み合う相手の歯が削れる可能性がある。

 

 

インプラント治療

528000円(インプラントガイド、インプラント埋入手術、プロビジョナルレストレーション、オールセラミッククラウン)

デメリットとして、インプラントは清掃不良や噛み合わせの力が強くかかるとインプラント周囲炎を起こす可能性があり、インプラントとオールセラミッククラウンを固定しているスクリューが緩む可能性もある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

歯の根の治療 歯茎のできもの オールセラミッククラウン 福岡市早良区の患者さま

2019年01月7日

 

今回は、根の治療を行いました。下の写真は治療前のものです。写真中央の歯には治療跡があり、その上に写っている歯茎は腫れているのが分かります。他院で根の治療をされていたのですが、歯茎が腫れ痛みも出てきたため来院されました。

 

白く写っている仮の蓋を外したところです。黒い穴が三つ空いているのが見えます。それぞれの穴が根っこと繋がっており、歯茎のできものを治すにはそれぞれの根を綺麗に掃除する必要があります。

口の中の唾液には細菌がたくさん含まれています。治療中に唾液が入り込むと治療がうまくいかないこともあるため、歯をラバーダムシートという緑色のシートで隔離して治療を進めます。

 

根の中を掃除し、一時的な薬を詰めたところです。仮の蓋をして歯茎の状態を確認するため日にちをあけます。

 

後日確認した時の写真です。歯茎のできものはすっかり無くなっています。

 

痛みもないため、根の中に最終的な薬を入れていきました。

 

薬を入れた後、また日にちをあけました。歯茎も落ちついており痛みもありません。

 

歯には大きな穴が開いたままになっているため樹脂を流し込み固めていきます。

 

樹脂を固めています。

 

根の治療は終わったので被せ物を作る準備をしていきます。歯の形を整え被せ物がつけれるようになっています。

 

型取りを行い、お口の中の模型を作ります。

 

この模型にあった被せ物を技工士さんに作っていただきます。今回は、ジルコニアという素材で作った被せ物になっています。

 

実際にお口の中に取り付けをしました。歯の色、形も自然にできています。

 

オールセラミッククラウン

費用 18万7千円(ファイバーコア、プロビジョナルレストレーション含む)

デメリットとして、他の歯が経年的に変色した際にセラミックは変色しないので色の差が出てくる可能性や、硬い材料なので噛み合う相手の歯が削れる可能性がある。

 

 

 

 

古い詰め物の下 痛みはないが虫歯 磨きにくい隙間 福岡市早良区の患者さま

2018年12月26日

 

今回は、奥歯の古い詰め物の下の虫歯治療を行いました。下の写真は治療前のものです。左側の歯には白っぽい詰め物、右の歯には銀の詰め物が入っています。

 

まずはそれぞれの歯の古い詰め物を外していきました。詰め物の下は汚れています。さらによく見ると歯と歯の隙間の部分から虫歯になっているのがわかります。

 

虫歯を取り除いている途中です。治療前は分かりませんでしたが、深い虫歯になっています。

 

虫歯を取りきったところの写真です。詰め物の下、歯と歯の隙間両方から虫歯が進んでいました。この状態からまた詰め物治療を行うのですが、型取りを行う方法では精度に限界があり、治療したところから二次的な虫歯になる可能性が高くなります。

 

型取りを行わず直接お口の中で詰め物を作っていくことにより、隙間がなくなり治療部位から虫歯になるリスクを下げることができます。しかし、お口の中は細菌や湿気、唾液、舌など治療を行うには過酷な状態です。そういった周りの状況から歯を隔離するために緑色のラバーダムシートを使用します。

 

歯を隔離した上で、さらに器具をつけて治療を行なっていきます。歯と歯の隙間の部分にはセロハンの膜を入れ楔を入れます。こうすることで歯の形にピタッとセロハンの膜が圧接され隙間なく治療ができます。

 

左右の歯に同様の治療を行い、真ん中の歯の治療を行なっていきました。

 

歯の隙間の部分から治療を進めていき、シンプルな形にしていきます。楔をさらに固定するリングを併用しています。

 

両側の隙間の部分を詰め終わりました。このあと噛み合わせの部分を詰めていきます。

 

歯の形に修復されました。器具を外して噛み合わせの調整、研磨を行います。

 

治療後の状態です。歯が乾燥しているため、詰めた部分と歯の色の境が目立ちます。また器具を使用したことにより一時的に歯茎が荒れています。

 

少し期間をあけてチェックを行なった時の写真です。歯の色は落ち着き治療跡がわからないようになっています。歯茎も治っています。

ダイレクトボンディング

費用6万6千円、7万7千円

リスクとして欠ける可能性がある(修復可能)。

 

 

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