2021年09月8日
皆さんはブリッジという言葉を
耳にされたことはありますか?
歯が抜けてしまった場合、
そのままにしておくと
両隣の歯が倒れてきたり、
噛む相手の歯が伸びてきたりして
噛み合わせがガタガタになってしまいます。
そこで、両隣の歯を削って一体型の被せ物を
作ることで噛める様にする方法を
ブリッジと言います。
ブリッジは入れ歯と違い、
取り外しができないため
隙間に汚れや食べかすが詰まりやすく、
臭いや虫歯の原因となります。
今回ご紹介する患者様も
ブリッジの臭い、見た目が
気になるということで来院されました。
矢印の部分が自分の歯ではないので、
歯ぐきとの隙間に
物が挟まりやすくなっています。
なぜ隙間が生まれてしまうかというと、
歯ぐきの部分が
ブリッジに合っていないからだと
考えられます。
インプラントによる治療も検討しましたが
ご希望により、インプラントではなく
ブリッジの再製作を行い、
治療していくことになりました。
ブリッジを除去した時の写真です。
磨き残しが溜まっていたことで
歯ぐきが炎症を起こしており、
ちょっとした刺激でも
出血するような状態でした。
ブリッジの土台の歯が
虫歯になっていたので全て除去し、
仮歯を入れました。
このままだと歯肉の
ボリュームが乏しいため、
他の部位から歯肉を持ってきて
移植します。
歯ぐきに切れ込みを入れ、
歯ぐきの裏側の部分の歯肉をとります。
ブリッジの歯がない部分の歯肉に
裏側から取ってきた歯肉を移植します。
歯肉移植前と移植後の写真です。
移植後の写真は、歯が短いのですが
歯ぐきのボリュームが十分に確保されており、
これから仮歯にて歯ぐきの形を修正します。
本来の歯の様に見せるために
歯がない部分の根っこの部分を盛り足して
歯ぐきに圧接します。
この仮歯をつけて時間を置くと
歯ぐきが仮歯に押されて歯の形になります。
このような歯ぐきの形にすることで
隙間から汚れが入るのを防ぎ、
将来的に問題が起きにくくなります。
その仮歯を元に
最終的な ブリッジが出来上がりました。
歯がない部分を補うような
形をしています。
このブリッジを取り付けします。
歯ぐきを圧迫するのではじめは
貧血帯ができて一時的に
歯ぐきが白くなります。
しかし、時間の経過とともに
ほぼ自分の歯と見分けがつかなくなります。
拡大してみても天然の歯と
見分けがつきません。
人工物が入っているとは思えないほど
自然な見た目となっています。
オールセラミッククラウン
費用 18万7千円×3(ファイバーコア、プロビジョナルレストレーション含む)
デメリットとして、他の歯が経年的に変色した際にセラミックは変色しないので色の差が出てくる可能性や、硬い材料なので噛み合う相手の歯が削れる可能性がある
2019年11月27日
長い間、歯科医院に行っても満足のいくお口の中にならなかったという患者さんです。
頑張って治療していただき下の左の写真から右の写真の様に回復しました。
初めて来院したときのお口の中の写真です。
仮歯が入っていましたが、仮歯を外すと右の写真の様な状態です。
お口の中全体の写真とレントゲン写真ですが、全体的に悪くなっており、前歯だけの治療で回復するというわけではありません。
トータルのことを考えて治療しなければなりません。
そこで、この方は骨格等から診査診断をしていく必要があるため、矯正治療用のレントゲン写真を撮影して、どの様なお口の中になるのが良いのかを模索していきます。
色んな診査から以下の様な歯茎のラインになるのがこの方にとってベストと判断しました。
歯の形をシミュレーションしたところです。
患者さんに見てもらい、この様な歯にする旨を伝え、納得いただき治療を進めていきます。
実際の模型上に歯を作り(診断用ワックスアップ)、三次元的に問題ないかを確認します。
上下の歯の並びも問題なさそうです。
上下の歯並びもシミュレーションします。
治療の計画ができました。
上の歯は5本のインプラント、下は3本のインプラントを治療することにし、残りの歯はセラミックスをかぶせる予定とします。
歯茎が薄かったり、歯茎に不揃いな箇所があるので、そこは結合組織移植術(CTG)という方法で歯茎の量を増やすこととしました。
まず、インプラント治療を行う準備を進めていきます。
先ほどの診断用ワックスアップからインプラント用のサージカルステントを作り、この状態でレントゲンCTを撮影します。
そこから、シミュレーションソフトを使用してインプラント埋入位置を決定していきます。
(現在では、当院では100%ガイデッドサージェリーにて治療しています。)
シミュレーション後、前歯はとても骨が薄かったので、リッジエキスパンジョンテクニックを使って、大規模な外科処置を行うことなく、必要最小限の少ない侵襲にてインプラント治療を行っております。
上の奥歯は上顎洞(副鼻腔)までの距離が近かったので、サイナスリフトという方法にて、上顎洞内に骨を増やしインプラント治療を行なっています。
これも、体に対するダメージの非常に少ない方法です。
インプラント治療は順調にいきましたので、当初予定していた歯茎を増やす治療をしていきます。
このテクニックを行えるかどうかで、治療の成績が大きく違ってきます。
結合組織移植術(CTG)と歯肉弁根尖側移動術(クラウンレングスニング)を同時に行いました。
なるべく患者さんへの痛みが少ない方法で行なっていきます。
何回も仮歯を交換して、徐々に患者さんが満足するお口の中になってきました。
左から初診、インプラント後、歯周外科後のプロビジョナルレストレーション(仮歯)です。
ファイナルプロビジョナルレストレーション(最終的な仮歯)をしばらく使用してもらいます。
左右から見ても問題ありません。
噛み合わせも順調です。
仮歯を外したところです。
インプラントの周りや歯が欠損しているところに、移植した歯ぐきがちゃんとボリュームを出してくれています。
インプラントの周りに炎症もありません。
インプラントの方向に制限があったので、アバットメントは薄く作ることのできるチタンアバットメントを使用しています。
チタンアバットメントの周りに2ミリ以上の歯茎があれば、チタンの金属色は見えないと論文で証明されているので、見た目に問題は出ません。
そのインプラントの上にかぶせる歯です。
歯がないところはオベイトポンティックという、あたかも歯がある様に見える形で作ってます。
他のセラミックスです。
この場合は同時に全てのセラミックスを作成して、理想的な歯の形を作りました。
セラミックスを全て取り付けたところです。
本物の歯とほぼ見分けがつきません。
患者さんは非常に満足されました。
少しお口を開けたところです。
下の歯並びもしっかり整っています。
上の歯の色と区別は全くつきません。
左右から見たところでも、しっかりした歯ぐきに覆われ安定した噛み合わせを作ることができています。
少し左右に動かしたところですが、犬歯のみが当たり他の歯は当たらない『犬歯誘導』という理想的な噛み合わせです。
上下の噛み合わせの写真です。
もともと歯があった状況とほぼ変わらない歯を作ることができました。
数十歳若返ったと言っても過言ではありません。
治療前はお食事がストレスでしたが、今では硬いものでも何でも食べることができます。
本当に治療してよかったと、患者さんはおっしゃっています。
レントゲン写真です。
当初予定していた、治療計画どおりに治療を進めることができました。
現在では、定期的にメインテナンスに通われていて、とても良い状態を保てています。
インプラントとオールセラミッククラウンを用いた治療
費用 187000円×12(ファイバーコア、プロビジョナルレストレーション、オールセラミッククラウン)528000円×8(インプラントガイド、インプラント埋入手術、プロビジョナルレストレーション、オールセラミッククラウン)
デメリットとして、インプラントは清掃不良や噛み合わせの力が強くかかるとインプラント周囲炎を起こす可能性があり、インプラントとオールセラミッククラウンを固定しているスクリューが緩む可能性もある。オールセラミッククラウンは、他の歯が経年的に変色した際にセラミックは変色しないので色の差が出てくる可能性や、硬い材料なので噛み合う相手の歯が削れる可能性がある。
2019年01月16日
今回は被せ物治療、インプラント治療を行いました。下の写真は治療前のものです。写真中央の歯には銀の被せ物治療がしてあります。見にくいですが、左側にも二本銀歯があります。この三つの歯は全て繋がっており、ブリッジとなっていました。真ん中の歯はダミーの歯で奥と手前の歯で支える形です。今回、それぞれの歯が虫歯になっていたため外して治療を行なっていきました。
手前の歯を外したところです。中では黒い虫歯が進行していました。
虫歯を全て取り除いたところです。虫歯は歯の中の神経の部分まで進んでおり根の治療を先に行うこととなりました。
横から見たところです。歯はほとんど残っていません。この状態で根の治療を行なっても唾液が治療部位に入り込み予後が悪くなってしまいます。
一時的に唾液を排除する器具を取り付け、歯の高さを作ります。
樹脂を流し固めるとこのように歯の高さを確保することができました。
この状態から歯にラバーダムシートをかけて根の治療を進めます。ピンク色に見える部分は根の中に入れた薬です。
根の治療が終わると歯にあけた穴を塞ぎます。
シートを外し、歯の形を整えた状態です。左端の歯は親知らずなのですが虫歯が進み状態が良くないため抜歯を行うことになりました。真ん中の歯がない部分にはインプラント治療を行なっていきます。
麻酔をして歯茎の開いていきます。出血があるため色を変更しています。
事前に作成しておいたインプラントガイドをお口の中にはめ込みます。ガイドを使うと術前の計画通りの方向にしか器具が進まなくなり治療の精度が安定します。
器具を使い治療を進めているところです。
インプラントを埋め込んだ後の写真です。歯茎の形を整えるためのキャップをはめています。
親知らずを抜歯し、糸で縫い合わせたところです。ここから期間をあけて傷の治り、インプラントが骨と結合するのを待ちます。
糸取りを行なった時の写真です。抜歯したところの傷口は小さくなってきています。
傷が治り、インプラントが骨と結合したので型取りを行います。歯の周囲には黒い糸を入れ込んで型取り材が流れ込みやすい状態にしています。
型取りしたものです。インプラントの型取りは特殊な器具をつけて行います。赤く、埋もれているが型取りの時に使う器具です。
型取り材に石膏を流し込みお口に中の模型を作ります。インプラントの周りには歯茎と似た素材を使い、被せ物で歯茎をどれくらい押すのか見ていきます。
出来上がった被せ物です。インプラントの被せ物の真ん中には穴が空いています。この穴の中にネジを入れ骨の中のインプランントとつなぎ固定します。
実際にお口の中に取り付けしたところです。
真ん中の穴は、樹脂で埋め目立たないようにしていきます。インプラントに何か問題がでた場合も樹脂を削り取り被せ物を外しやすくなっています。
オールセラミッククラウン
費用 18万7千円(ファイバーコア、プロビジョナルレストレーション含む)
デメリットとして、他の歯が経年的に変色した際にセラミックは変色しないので色の差が出てくる可能性や、硬い材料なので噛み合う相手の歯が削れる可能性がある。
インプラント治療
528000円(インプラントガイド、インプラント埋入手術、プロビジョナルレストレーション、オールセラミッククラウン)
デメリットとして、インプラントは清掃不良や噛み合わせの力が強くかかるとインプラント周囲炎を起こす可能性があり、インプラントとオールセラミッククラウンを固定しているスクリューが緩む可能性もある。
2018年11月5日
今回は、歯を抜いた後の治療です。下の写真は治療前のものです。中央の歯の状態は良くないのですが写真で見ただけではよく分かりません。
少し内側から見たところです。歯茎の際のところに出来物ができているのが分かります。
ほっぺた側の方にもできています。
レントゲン写真です。左側が問題の歯です。歯の根の状態を見ると、右側の歯と比べ左側の歯は根の周りが黒くなっているように見えます。根の周りの骨が溶けるとこのように写ります。根の治療がうまくいっていない、根にヒビが入っていたりすると周りの骨が溶けていきます。
根の治療での治癒は難しいと判断し、抜歯を行いました。出血があるため色を変えています。
抜歯した歯です。歯の根自体にヒビが入っており、抜歯中に割れました。歯の神経を取る治療を行うと、写真のような金属の土台をつけて被せ物をすることが多くなります。神経を取った歯は虫歯で痛むことはなくなりますが、歯の寿命は短くなりこのように割れてしまいます。
傷が治りました。この状態で治療を終えると隣の歯が傾いてくる、噛み合わせの歯が伸びてくるなどの歯の移動が起こります。歯が移動すると、噛み合わせが変化し不必要な力が加わるようになり周りの歯も悪くなるリスクがあります。
このスペースに対する治療は一本だけの入れ歯、ブリッジ、インプラントになります。今回は、患者さまと相談しブリッジ治療を行なっていきました。
左右の歯の古い被せ物を外したところです。どちらの歯も汚れが入り込み、黒くなっています。
金属の土台を外しました。まだ虫歯が残っています。
虫歯を取りきり、ラバーダムシートをかけました。歯の土台を直接作っていきます。
白い樹脂を流し込み固めました。左側の歯の虫歯治療も同時に行なっています。
ラバーダムシートを外して形を整えました。
仮歯を作成し、歯茎の形をコントロールします。
仮歯で歯茎を押していくとこのように凹みができます。
型取りを行い作成した本歯を取り付ける前の状態です。
歯茎に凹みを作った部分に本歯がはまりこむようにできています。
このように歯茎の形を整え、その形に合わせた本歯を作ると、抜歯した部分にも歯があるように見え審美的になります。
オールセラミッククラウン
費用 18万7千円×3本(ファイバーコア、プロビジョナルレストレーション含む)
デメリットとして、他の歯が経年的に変色した際にセラミックは変色しないので色の差が出てくる可能性や、硬い材料なので噛み合う相手の歯が削れる可能性がある。
2018年10月19日
今回は、前歯の被せ物治療を行いました。
下の写真は治療前のものです。前歯はすでに被せ物治療がしてありますが、歯茎との境目の黒い線が目立ちます。また、右側の歯茎に白いできものができています。今回は、前歯二本と、右側の歯一本の治療を行っていくことになりました。
まずはすでに入っている古い被せ物を外していきます。中には金属製の土台は入っていました。歯の淵の部分は黒い虫歯になっています。
金属の土台を外して虫歯も取り除きました。
下から見るとこの様になっています。歯の根の部分に穴が開いています。
次に右側の歯の被せ物を外していきました。歯茎の中の方まで虫歯になっています。歯茎の白いできものも、この歯の状態が悪いためできていました。
虫歯を取りきり歯として使うことは難しいと判断し右側の歯は抜歯を行いました。出血があるため色をグレーにしています。
傷が治る間は仮歯で様子を見ていきます。事前に最終的な歯の形の模型を作っています。この歯の形に近づける様に仮歯を作成します。
土台を外した前歯の模型です。歯を被せていくには新しい土台が必要です。
今回はファイバーコアという土台を選択しました。金属の土台と比べ歯の根を悪くさせにくいと言われています。金属の土台を入れた場合、被せ物をつけるとうっすらと色が透けてしまうことがありますが、ファイバーコアの場合、歯の色に近いため目立ちません。
土台の上から取り付ける仮歯です。
実際にファイバーコアを取り付けしました。
土台の上から仮歯を取り付けました。抜歯を行なった部分は、傷が治るにつれ歯茎の形も変わっていきます。理想的な歯茎の形になる様に仮歯でコントロールしていきます。
傷が治りました。歯茎の形はコントロールされ、被せ物を入れた時に歯が生えている様に見えます。
精度の高いシリコンの型取り材を使用し、型取りを行います。歯の色合わせのための写真などを一緒に技工士さんの元に送り、最終的な被せ物を作っていただきます。
出来上がった被せ物です。
実際にお口の中に取り付けたところです。歯の色、形ともに問題ありません。精度も高いため治療前のような隙間はありません。抜歯を行なった部分も歯が生えているように見えます。
オールセラミッククラウン
費用 18万7千円×3本(ファイバーコア、プロビジョナルレストレーション含む)
デメリットとして、他の歯が経年的に変色した際にセラミックは変色しないので色の差が出てくる可能性や、硬い材料なので噛み合う相手の歯が削れる可能性がある。
2016年02月9日
20年ほど前に陶器の歯を入れた患者さんを治療して、オールセラミックが入った状態です。
治療前からどの様な工程を経て最終的なオールセラミックを取り付けていくのかをお話します。
まず、初診の状態です。前歯が古くなって差し歯の周りも歯茎が赤く腫れており健康に悪影響を与えています。
この方は、このままの状態では良くなく治療の必要が有ります。
治療を始める際、いきなり歯を削って治療していくわけではありません。
まず、この方にとって『どの様な歯並び、噛み合わせが最適であるのか』ということを調べる必要があります。
そのため、以下の写真のような診断用ワックスアップという、建築物でいうと設計図のようなものを作成します。
これを患者さんに見てもらい『だいたいこの様な歯の形、並びになりますよ』ということをお話します。
患者さんの『もう少し引っ込めてほしい!』や『もっと大きい方がいい!』というご希望と合わせて目標を決めていきます。
だいたいの目標ができてはじめて歯を削ります。
それは削った後に、『こんなはずじゃなかった・・・』ということを避けるためです。
この様な事前の審査をしておくことは、歯科治療を進める上で非常に重要です。
前記した検査を行い、はじめて歯を削ります。
歯を削った際は、事前に仮歯を作っておき、確実にその日に仮歯を取り付けます。
この仮歯は応急的なものでしかありません。
あくまでも、見た目の回復というものです。
その仮歯を使っていてもらう間に、こちらでは別の工程を進めておきます。
歯をはずした際、型取りをしておき、石膏の模型を作成します。
その模型上で、最終的な歯がどの様な状態になれば良いかを精密に計算し、最終イメージを形作っていきます。
これは本当に繊細で、前後左右に顎を動かしたときに一番効率良く噛む様に形を作ったり、歯に変な方向からの力がかからない様に注意しながら作っていきます。
この診断用ワックスアップをそのままコピーした仮歯を作ります。
この仮歯のことを、プロビジョナルレストレーションと言います。
実際にお口の中に取り付けます。
しばらく様子を見てもらい、見た目、噛み心地ともに全く問題ないか確認します。
その上で、最終型取りを行います。
これは、シリコン印象という最も精密な型取りです。その際二重圧排操作を行い、完全に隙間がない差し歯を作る準備をしていきます。
シリコン印象後の模型です。歯と歯茎の境目がはっきり確認できます。
模型上で、ジルコニアのオールセラミックを製作していきます。
そして初めてお口の中にオールセラミッククラウンが入ります。様々な工程を経ていますので、取り付ける日はほぼ調整する必要はありません。
また、仮歯で問題がないことが確認できているので、今後トラブルが起きる可能性は極めて少なくなります。
前歯はその方のイメージを確立するのにとても重要です。前歯が少し違和感があるだけで、どうしても清潔感がなくなってしまったりします
とても大事な前歯です。生涯、満足いただける様な治療を提供しております。
オールセラミッククラウン
費用 18万7千円×6(ファイバーコア、プロビジョナルレストレーション含む)
デメリットとして、他の歯が経年的に変色した際にセラミックは変色しないので色の差が出てくる可能性や、硬い材料なので噛み合う相手の歯が削れる可能性がある。
2016年01月5日
前歯のインプラント治療を行った方の術前術後です。
お顔立ちもこれくらい変化します。
しっかりした噛み合わせと本来の形の歯がお口に入ると、筋肉も自然の状態に回復しお顔立ちも左右対称に変化します。
この方の初めて来院された時のお写真です。
今まで歯科に行ってはどうにもならないと言われてきた患者さんです。
歯磨き指導などは今まで受けたことがなくこのまま悪くなるのを待つだけと言われていたそうです。
レントゲン写真ですが歯周病の重度の進行があります。
まず大事なのは、きちんと歯磨き出来る様にすることです。
だいぶ歯茎が引き締まってきました。
治療中は歯がないわけにはいきませんので、一時的な入れ歯で見た目は問題ない様にしておきます。
ここからどの様なお口の中にするのか、診断用ワックスアップというものを作って治療の設計図を作ります
この様なお口の中にするというのを治療前に決めます。
何となく治療して結果的にきれいになるということはありません。
あったとしても膨大な時間がかかります。
設計図を作ることが結果的に正確にスピーディーに治療を進行していく上でとても大切です。
この方は設計図の中で矯正治療が必要でしたので、インプラント治療の前に矯正治療を行います。
矯正治療のめどが立ち、インプラント治療の準備をしていきます。
インプラント治療を行う際はレントゲンCTが必須です。
CTでインプラントの入る骨の厚みがあるのか調べます。
レントゲンCTを分析し、インプラント治療を行う位置を決めていきます。
その通りの位置にインプラント治療を行います。
位置がずれていたりすると見た目もおかしな歯になってしまいます。
想定していた位置にインプラント治療ができました。
インプラント治療を行ったのち仮歯を作ります。
仮歯でしばらく噛み心地を確認してもらった後、セラミックの歯に置き換えていきます。
患者さんはとても満足され、見た目も良く何でも噛むことができる様になりました。
レントゲン写真です。
噛み合わせもしっかり安定しています。
この様に事前にしっかりと計画を立て、無理のない治療を施術すると思い描いた通りのお口を作ることができるのです。
528000円(インプラントガイド、インプラント埋入手術、プロビジョナルレストレーション、オールセラミッククラウン)
デメリットとして、インプラントは清掃不良や噛み合わせの力が強くかかるとインプラント周囲炎を起こす可能性があり、インプラントとオールセラミッククラウンを固定しているスクリューが緩む可能性もある。
2014年06月26日
50代女性の患者様です。
左上の前歯が欠けたという事で来院なさいました。
前歯は何度治療してもすぐ欠けるという事でした。
診査の結果、下の奥歯が残せる様な状態ではありませんでした。
その為、奥歯に力が入らず、奥歯にかかるはずの力がすべて前歯にかかっていました。
なので、治療してもすぐに前歯はダメになっていたのです。
根本的に解決するには奥歯でしっかり噛める歯が無ければなりません。
そこで、インプラント治療を提案しました。
入れ歯だと、本来噛む力の十分の一程の力でしか噛めません。
またこの方、長年しっかりしたかみ合わせが出来なかったため、本来の噛み合わせの位置が若干ずれています。
インプラント治療を行う際、理想的なかみ合わせも同時に作って行く必要があります。
という事で全体的な治療も行う事にしました。
虫歯の部分や歯の色が気になる部分も一緒に治療して行きます。
こちらは術前のレントゲン写真です。
全体が見れるパノラマレントゲン写真と1本1本詳しく見る事が出来るデンタルレントゲン写真を撮影してはじめて詳しい事が分かります。
治療中の写真です。仮歯を入れた状態でマウスピースを装着します。これで理想的なかみ合わせに近づけて行きます。
噛み合わせも安定し、最終的な歯を取り付けた所です。
歯がない所には歯が入り、どの歯が本物の歯かわからないくらいキレイになりました。
上の前歯はブリッジで対応してます。
右下に1本、左下に2本インプラントが入っています
治療前と比較していただくと、より自然な歯に近づいているのがお分かり頂けると思います。
白いだけが審美治療ではありません。
佐伯歯科クリニックでの審美治療は、顔貌、口唇、歯のバランス等、トータルでの調和を目指しております。
患者様には口元が上品になり、大変喜んで頂きました。
患者様の人生にプラスになれたかなと思うと、とても嬉しい気持ちになります。
2014年04月13日
「治療前」
「治療後」
前歯のオールセラミッククラウンによるブリッジ治療
費用 18万7千円×6(ファイバーコア、プロビジョナルレストレーション含む)
デメリットとして、他の歯が経年的に変色した際にセラミックは変色しないので色の差が出てくる可能性や、硬い材料なので噛み合う相手の歯が削れる可能性がある。
2014年04月13日
右上の歯が取れた事を理由に来院されました。
他にも歯がない箇所があったり、歯ぐきが腫れたりとお困りでしたので、全体的な治療を提案致しました。
治療を始めるに当たって設計図が必要です。
以下の診断用ワックスアップという設計図で実際治療後どのような歯ができるのか事前に分かります。
この方は最終的にこのような歯になります。
まず、お掃除や残せない歯の抜歯を行ってお口の環境を整えます。
初めに来院されたときよりずいぶん歯ぐきが引き締まりました。
その後、当初予定していた通り矯正治療を行っていきます。
上の歯にインプラントを行います。
事前にCTを撮影し、シミュレーションソフトにてどの位置にインプラントが入るのか診断します。
インプラント治療を行った後です。
その後プロビジョナルレストレーションという仮歯で見た目、使い心地を確認してもらいます。
仮歯でしっかり見た目、噛み心地を確認していただかないと、きちんとした本物の歯を作るのは難しいです。
最終的な歯が入った状態です。
初診の時とは打って変わって自然な歯並びになりました。
『そこの歯だけ白い』とかいう事も無く、自然な元の歯の色にあわせて作っています。
初診のレントゲン写真と治療後のレントゲン写真です。
この方は合計8本のインプラントで対応致しました。
治療後の全体の写真です。
比較して頂くと治療の前後でお口がとても改善しているのが見て取れます。
左が治療前で右が治療後です。
この方は、歯科治療を行う事によって、口元のコンプレックスが取り払われ、よく笑顔を見せていただける様になりました。
よく噛める様になると、噛む筋肉やお口の周りの笑う筋肉等も正常に機能し、お顔立ちもシャープになりました。
歯科治療はお口の中だけでなく、全身の健康、更には心の健康状態まで良くしてくれます。
インプラントおよびオールセラミッククラウン
費用
セラミック治療
187000円×9本(ファイバーコア、プロビジョナルレストレーション『仮歯の事』、オールセラミッククラウン)
インプラント治療
528000円×8本(インプラントガイド、インプラント埋入手術、プロビジョナルレストレーション、オールセラミッククラウン)
デメリットとしてオールセラミッククラウンは、他の歯が経年的に変色した際にセラミックは変色しないので色の差が出てくる可能性や、硬い材料なので噛み合う相手の歯が削れる可能性がある。
インプラントは清掃不良や噛み合わせの力が強くかかるとインプラント周囲炎を起こす可能性があり、インプラントとオールセラミッククラウンを固定しているスクリューが緩む可能性もある。