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佐伯歯科クリニック

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治療症例集 |佐伯歯科クリニック|福岡市早良区・西新近くの「予防型」歯医者・歯科 荒江

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歯の色が一本だけ茶色に変色してしまっている症例(神経の無い歯)歯を削らずに治療

2021年02月20日

皆さんは、歯の色に困ったことはありませんか?

 

 

一般的なホワイトニングでは

 

神経のある歯は白くなりますが、

 

神経の無い歯は効果が発揮されないと

 

言われています。

 

 

今回、神経の無い歯の色を白くする方法

 

(ウォーキングブリーチ法)について

 

簡単に説明していきます。

 

 

上の写真は治療前と治療後の写真です。

 

歯の大部分が白くなっていることがわかります。

 

 

方法としては、対象の歯の裏側に穴を開け、

薬剤を流し込み、それを2〜3週間毎に一回、

それを約2、3回程度繰り返します。

 

 

歯の裏側に薬剤を詰めている様子です。

 

 

歯が白くなったら裏から白い材料で蓋をします。

 

神経が無い歯でもホワイトニングが可能という

ウォーキングブリーチ法ですが、

注意点もいくつか存在します。

 

1)白さが一生持続することはありません。

→喫煙習慣や着色料の多い食事を

頻繁に行ったりすると

歯は再び変色してくることがあります。

 

2)治療中に痛みを感じる可能性があります。

→使用する薬剤から発生するガスにより、

根っこや歯を支える顎骨に圧がかかると、

痛みを生じることがあります。

 

3)適用不可の場合があります。

→神経を失った歯は神経のある歯に

比べて割れたり欠けたりする可能性が

高くなります。

ウォーキングブリーチの薬剤による

圧に耐えられなさそうな歯である場合は、

施術できません。

 

※ウォーキングブリーチによって

得られる効果には個人差があり、

どのような白さになるかは歯の状態や

質、継続期間などによって左右されます。

 

ウォーキングブリーチの良い点として、

自分の歯を大きく削らずに

歯を白くできるという点があります。

 

もし歯の変色にお悩みの方は

当院スタッフまでご気軽にご相談ください。

 

 

ウォーキングブリーチ

費用 6万6千円

デメリットとして若干の色の後戻りが起こる可能性がある。

 

 

時間の取れない40代男性のマウスピース矯正

2021年01月9日

 

働き盛りの男性で、年齢を重ね知識も増え、

健康の重要性を理解している方が

増えてきているように感じます。

 

また、お口の健康が全身の健康に如実に

関係していることを意識する方とも

よくお話しします。

 

その中で歯並びに不具合があると健康問題で、

治療の必要性を感じている方は

多いのではないかと思います。

 

しかし現実問題として

多忙な環境に身を置く方にとって、

矯正の治療を選択するのは

難しい状況ではないでしょうか。

 

今回は、全国に渡り仕事をしている

多忙な40代男性の患者様に

当院で施した矯正治療について

お話ししたいと思います。

 

患者様はしっかり歯磨きをされており、

お口の衛生状態にそんなに問題が

あるわけではありませんでした。

 

しかし、叢生といって歯が互いに重なり

窮屈な状態の歯が多数見られます。

 

特に下の前歯で顕著で、

歯磨きをしてもなかなか着色が

取れない部分があります。

 

見た目としても改善を望んであり、

マウスピースでの矯正をしていくことに

なりました。

 

写真は術前のお口の写真です。

 

 

上の歯も多少の重なりがありますが、

特に下の歯に多く見られます。

 

 

一般的には今でもワイヤーを使った

矯正治療が主流ですが、

AIを使用したマウスピース矯正が

全世界で数百万もの症例が施術されており、

AIもどんどん学習しております。

 

そのAIが計算したモノを元に

カスタマイズした治療計画で

マウスピース矯正をはじめました。

 

仕事柄ワイヤーをつけることが

難しいとのこともありましたが

約半年のマウスピース矯正で治療で

以下の状況にまで動かすことができました。

 

 

下の歯の重なりが随分解消しているのが

わかると思います。

 

矯正に使用するマウスピースで

一緒にホワイトニングの液を入れて

使用した時期もあり、

歯の色調も随分と明るくなりました。

 

後は、もともとお口に入っていた

銀色の差し歯を今後作っていきますが、

噛み合わせもよくなり、

歯磨きもしやすくなっています。

 

今後、奥歯の治療が終了した際に

再度ご報告したいと思います。

 

 

術前術後のお口の中です。

 

随分イメージが変わりました。

 

 

マウスピース矯正

インビザラインiGo

費用49万5千円

 

デメリットとして半年ほど期間がかかる

奥歯はiGoでは動かせない。

マウスピースの枚数に限りがある

 

 

 

虫歯が神経に届いて細菌感染していたが、MTAセメントを使用し神経を取らずに残した症例  福岡市博多区の患者様

2020年12月23日

虫歯が神経まで届いてしまった場合、たいていの場合は神経を取らないといけません。

そのままにしておくと、神経自体がばい菌に侵されてしまって神経が腐ってしまうからです。

ですが、条件によっては虫歯が深くても神経を残せる可能性があります。

 

 

この患者様は右下の詰め物が外れたから見て欲しい、という理由で来院されました。

 

銀の詰め物が外れてしまったあと、放置していたせいで中で虫歯が進んでしまっていました。

 

 

虫歯の部分を削ってみると虫歯が広範囲に及んでいる事がわかります。

 

 

虫歯が神経近くに及んでいたため、ラバーダムというゴムのマスクをして治療を行います。

 

唾液の中に多くの細菌が含まれているので、唾液が神経に触れて感染してしまわないようにするためです。

 

 

虫歯の部分を削っていくと小さい穴が空き、出血してきました。

 

この穴は神経の入り口になっており、この時点でただ穴を埋めてしまうと神経を残す事が極めて難しくなってしまいます。

 

 

出血部分を十分に止血し、消毒した後にMTAセメントという歯科材料でふたをします。

 

MTAセメントが効果を発揮する事で神経を残す事ができるのです。

 

 

MTAセメントの上からプラスチックでふたをしたところです。

 

MTAセメントは固まるまで時間がかかるため、一旦仮のふたをし、固まったところで綺麗にふたをします。

 

 

後日、白いMTAセメントが固まったことを確認して歯の形を整えていきます。

 

 

ここでもラバーダムをすることでより綺麗に詰め物を詰めることができます。

 

 

最終的な形がこちらです。

治療前と比べて見た目も良くなり、食事も問題なくできています。

 

今回ご紹介したMTAセメントは人体への影響が少なく、生体にやさしい材料となっています。

虫歯が深くても神経を残すことができるとして近年歯科業界でも注目されています。

MTAセメントを用いた治療をご希望の方はご気軽にスタッフまでお問い合わせください。

 

 

歯にとって神経とは、血液や栄養を送る管の役割をしています。

もし神経をとってしまうとその歯に血液が行き渡らなくなってしまうので、

歯の寿命を短くしてしまいます。

すぐに抜歯になるということではありませんが、単純に比較して神経を取った歯と取っていない歯では

神経がない歯の方が抜歯になる可能性が7.4倍高くなってしまいます。

自分の歯を長持ちさせるためにも、MTAセメントを用いた治療をお勧めいたします。

 

※MTAセメントは健康保険の範囲外での処置となりますのでご了承ください。

新製品情報|TMR MTA セメント|フォルディ株式会社|歯科材料・歯科 ...

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに術後半年後の写真です。

 

あれだけ深い虫歯でしたが、現在のところ問題は出ておりません。

 

 

 

ダイレクトボンディング

費用5万5千円

リスクとして欠ける可能性がある(修復可能)。

 

 

完全に虫歯が神経に届いている歯の治療(ダイレクトボンディング) 福岡市中央区赤坂の患者様

2020年01月14日

奥の歯に最近ずっと違和感があるという患者様です。

 

銀歯で治療がなされていますが、中で虫歯が進んでいる様です。

 

早急な治療が必要です。

 

ラバーダムシートをかけて銀歯を外していきました。

 

銀歯の下に白いお薬が詰めてあります。

 

 

白いお薬を取っていくとお薬の下は虫歯になっていました。

 

茶色に見えるのが虫歯です。

 

 

虫歯は神経まで及んでいました。

 

虫歯を取り除くと神経が露出しています。

 

神経が露出すると出血します。

 

 

更に虫歯を取っていくと、神経の入り口くらいまで細菌感染していました。

 

 

ピントが合ってませんが、拡大したところです。

 

 

 

消毒を繰り返し、出血が止まったのを確認してスーパーボンドという歯科用の接着剤で露出した神経を封鎖します。

 

この日は、この上に仮の蓋をし、治療を終了します。後日、痛みがないのを確認して最終的な歯の形を作ります。

 

 

2週間ほど期間を置きました。

 

初めは少し痛みを感じていたが、今は全く痛み・違和感を感じなくったとのことで、最終的な歯を作っていく事にします。

 

 

当院でいつも行なっているダイレクトボンディングです。

 

ラバーダムをかけ、歯を作る準備をします。

 

 

隣接面の歯の形になる様に、セロファンの膜をリングとウェッジで固定します。

 

 

 

そしてコンポジットレジンを少しずつ充填していきます。

 

歯の形ができました。

 

 

 

ラバーダムシートを外して、噛み合わせを確認し、綺麗に磨くと天然の歯とあまり見分けが付かなくなりました。

 

今でも何の違和感もなく歯を使ってらっしゃいます。

 

 

 

ダイレクトボンディング

費用6万6千円

リスクとして欠ける可能性がある(修復可能)。

 

 

歯と歯の間の虫歯治療

2019年12月26日

『モリタ』という歯科業界最大の会社の本に掲載されました。

 

『フュージョンウェッジをラインナップ より精度の高い歯牙形態を再現する 3D マトリックスシステム』という題目です。

 

歯と歯の間の虫歯を確実に最小限の削除量で治療する方法です。

上の写真は見にくいと思いますのでこちらのPDFだと拡大して見ることができます。

026_FR_compoji_saeki1221

前歯の左右の色と形が違う方をオールセラミックにて修復 本物の歯と見分けがつかない

2019年12月20日

 

右上1番の審美障害によるジルコニアオールセラミッククラウンを用いた治療

費用 187000円(ファイバーコア、プロビジョナルレストレーション、オールセラミッククラウン)

デメリットとして、他の歯が経年的に変色した際にセラミックは変色しないので色の差が出てくる可能性や、硬い材料なので噛み合う相手の歯が削れる可能性がある。

ダイレクトボンディング

費用2万2千円×2本

リスクとして欠ける可能性がある(修復可能)。

 

 

 

全顎治療(フルマウス)虫歯で失った歯をインプラント、歯周形成外科にて審美的、機能的に回復

2019年11月27日

長い間、歯科医院に行っても満足のいくお口の中にならなかったという患者さんです。

頑張って治療していただき下の左の写真から右の写真の様に回復しました。

 

 

初めて来院したときのお口の中の写真です。

仮歯が入っていましたが、仮歯を外すと右の写真の様な状態です。

 

 

お口の中全体の写真とレントゲン写真ですが、全体的に悪くなっており、前歯だけの治療で回復するというわけではありません。

トータルのことを考えて治療しなければなりません。

 

 

そこで、この方は骨格等から診査診断をしていく必要があるため、矯正治療用のレントゲン写真を撮影して、どの様なお口の中になるのが良いのかを模索していきます。

 

 

色んな診査から以下の様な歯茎のラインになるのがこの方にとってベストと判断しました。

 

 

歯の形をシミュレーションしたところです。

患者さんに見てもらい、この様な歯にする旨を伝え、納得いただき治療を進めていきます。

 

 

実際の模型上に歯を作り(診断用ワックスアップ)、三次元的に問題ないかを確認します。

 

 

上下の歯の並びも問題なさそうです。

 

 

上下の歯並びもシミュレーションします。

 

 

治療の計画ができました。

上の歯は5本のインプラント、下は3本のインプラントを治療することにし、残りの歯はセラミックスをかぶせる予定とします。

歯茎が薄かったり、歯茎に不揃いな箇所があるので、そこは結合組織移植術(CTG)という方法で歯茎の量を増やすこととしました。

 

 

まず、インプラント治療を行う準備を進めていきます。

先ほどの診断用ワックスアップからインプラント用のサージカルステントを作り、この状態でレントゲンCTを撮影します。

そこから、シミュレーションソフトを使用してインプラント埋入位置を決定していきます。

(現在では、当院では100%ガイデッドサージェリーにて治療しています。)

 

 

シミュレーション後、前歯はとても骨が薄かったので、リッジエキスパンジョンテクニックを使って、大規模な外科処置を行うことなく、必要最小限の少ない侵襲にてインプラント治療を行っております。

 

 

上の奥歯は上顎洞(副鼻腔)までの距離が近かったので、サイナスリフトという方法にて、上顎洞内に骨を増やしインプラント治療を行なっています。

これも、体に対するダメージの非常に少ない方法です。

 

 

インプラント治療は順調にいきましたので、当初予定していた歯茎を増やす治療をしていきます。

このテクニックを行えるかどうかで、治療の成績が大きく違ってきます。

結合組織移植術(CTG)と歯肉弁根尖側移動術(クラウンレングスニング)を同時に行いました。

なるべく患者さんへの痛みが少ない方法で行なっていきます。

 

 

何回も仮歯を交換して、徐々に患者さんが満足するお口の中になってきました。

左から初診、インプラント後、歯周外科後のプロビジョナルレストレーション(仮歯)です。

 

 

ファイナルプロビジョナルレストレーション(最終的な仮歯)をしばらく使用してもらいます。

左右から見ても問題ありません。

 

 

噛み合わせも順調です。

 

 

仮歯を外したところです。

インプラントの周りや歯が欠損しているところに、移植した歯ぐきがちゃんとボリュームを出してくれています。

インプラントの周りに炎症もありません。

 

 

インプラントの方向に制限があったので、アバットメントは薄く作ることのできるチタンアバットメントを使用しています。

チタンアバットメントの周りに2ミリ以上の歯茎があれば、チタンの金属色は見えないと論文で証明されているので、見た目に問題は出ません。

 

 

そのインプラントの上にかぶせる歯です。

歯がないところはオベイトポンティックという、あたかも歯がある様に見える形で作ってます。

 

 

他のセラミックスです。

この場合は同時に全てのセラミックスを作成して、理想的な歯の形を作りました。

 

 

セラミックスを全て取り付けたところです。

本物の歯とほぼ見分けがつきません。

患者さんは非常に満足されました。

 

 

少しお口を開けたところです。

下の歯並びもしっかり整っています。

上の歯の色と区別は全くつきません。

 

 

左右から見たところでも、しっかりした歯ぐきに覆われ安定した噛み合わせを作ることができています。

 

 

少し左右に動かしたところですが、犬歯のみが当たり他の歯は当たらない『犬歯誘導』という理想的な噛み合わせです。

 

 

上下の噛み合わせの写真です。

もともと歯があった状況とほぼ変わらない歯を作ることができました。

数十歳若返ったと言っても過言ではありません。

治療前はお食事がストレスでしたが、今では硬いものでも何でも食べることができます。

本当に治療してよかったと、患者さんはおっしゃっています。

 

 

レントゲン写真です。

当初予定していた、治療計画どおりに治療を進めることができました。

現在では、定期的にメインテナンスに通われていて、とても良い状態を保てています。

 

 

インプラントとオールセラミッククラウンを用いた治療

費用 187000円×12(ファイバーコア、プロビジョナルレストレーション、オールセラミッククラウン)528000円×8(インプラントガイド、インプラント埋入手術、プロビジョナルレストレーション、オールセラミッククラウン)

デメリットとして、インプラントは清掃不良や噛み合わせの力が強くかかるとインプラント周囲炎を起こす可能性があり、インプラントとオールセラミッククラウンを固定しているスクリューが緩む可能性もある。オールセラミッククラウンは、他の歯が経年的に変色した際にセラミックは変色しないので色の差が出てくる可能性や、硬い材料なので噛み合う相手の歯が削れる可能性がある。

 

 

全顎治療(フルマウス) 矯正治療後に歯周外科(クラウンレングスニング)を行いセラミックスによる審美修復 歯が短い

2019年11月25日

歯が短いことを改善してほしいと来院した患者さんです。

結果的に以下の様に短い歯が、長くなり理想的なお口の状態になっています。

この様な複雑な問題を抱えている患者さんを治療して改善するのは中々難しいのですが、

どの様に治療を行なったのか簡単にご説明していきます。

まず、初めは引き締まった歯茎にならなくては治療に進めないので

お口の清掃ができる様になる為、歯磨き指導と歯周病の治療をしていきます。

その後、虫歯の治療を行い、プロビジョナルレストレーションという仮歯に全体の歯を変えていきます。

この方は、このまま治療してもいい結果は生まれないので、矯正治療を行います。

セットアップ模型という治療の設計図を作り、ワイヤーにて矯正治療を始めていきます。

下は矯正治療の前後です。

しかし、矯正治療だけでは、『歯が短い』ことは解決できず、歯周外科という方法で、

歯茎を切開して歯を長くする方法を行いました。

その際にも、術後の設計図が必要です。

最終的に以下の様なお口の中になる事が診断用ワックスアップを作る事で分かりました。

ここから、歯周外科を行なっていきます。

診断用ワックスアップから、歯周外科の目安となる装置を作ってそれを元に歯周外科(クラウンレングスニング)を行います。

以下がその写真です。

歯周外科を行なって、数ヶ月すると歯茎が健康になります。

その後に、歯肉圧排糸を使用して、シリコン印象材にてとても精密な型取りをしていきます。

その後、セラミックスを装着していきますが、今回前歯はe-maxというセラミックスで治療しています。

奥歯はジルコニアという素材のセラミックスを用いて治療しています。

治療前に想定していた歯並び、歯の長さ、形、色を作る事ができました。

ほとんど本物の歯と見分けがつかないくらい、リアルなセラミックスがお口の中に入っています。

患者さんにとても喜んでいただきました。

 

矯正とクラウンレングスニングおよびオールセラミッククラウン、ダイレクトボンディング

費用 990000円(矯正)33000円×6(クラウンレングスニング)187000円×13(ファイバーコア、プロビジョナルレストレーション、オールセラミッククラウン)66000円×6(ダイレクトボンディング)

デメリットとして矯正は想定通り歯が動かない可能性、術後に後戻りする可能性がある。オールセラミッククラウンは、他の歯が経年的に変色した際にセラミックは変色しないので色の差が出てくる可能性や、硬い材料なので噛み合う相手の歯が削れる可能性がある。ダイレクトボンディングは歯に比べて硬度が低く破折の可能性(ただし、修復可能)や若干の変色の可能性が考えられる。

 

 

抜歯した後 インプラント治療 セラミック 福岡市城南区の患者さま

2019年06月27日

 

今回は、奥歯のインプラント治療、セラミックの被せ物治療を行いました。

下の写真は治療前のもです。中央の歯の周りの歯茎がぷっくりと腫れているのがわかります。

 

上の写真でははっきりしませんでしたが、この様に歯が二つに割れていました。神経の治療を行うと歯が少しずつ脆くなり最終的にはこの様に割れてしまいます。割れた部分にばい菌が繁殖し歯茎が腫れていたため抜歯を行うことになりました。

 

抜歯を行い、歯の周りの汚れた歯茎も取り除きました。

 

歯は二つに割れています。中の方まで汚れが入り込んでいました。

 

 

 

抜歯後期間を空けるとこの様に歯茎は綺麗に治りました。今回は、抜歯した部分にはインプラント治療を、手前の歯にはセラミックの被せ物治療を行なっていくことになりました。抜歯したところの歯茎は綺麗になっていますが、歯の中の骨が回復するにはもう少し時間が必要です。手前の歯の被せ物治療を先に進めていきました。

 

手前の歯の治療です。古い被せ物を外し、中に入っていた金属の土台も取り除きました。根の中にはピンク色の薬が詰まっているのですが、黒く汚れています。まずは根の中の汚れを取り除いていきました。

 

根の中に汚れや唾液が入り込まない様にラバーダムシートをつけて治療を進めています。

 

根の中が綺麗になったことを確認すると再度薬を詰めていきます。根の治療後は歯の土台を立てていきました。今回はファイバーコアという種類の土台を立てました。金属の土台と比べ硬すぎないため歯が割れてしまうリスクが低くなると言われています。

 

手前の歯は型取りができる状態になっています。抜歯した部分の骨も回復してきた様なのでインプラント治療を行なっていきました。

 

インプラント治療はこの様なインプラントガイドという器具を使い進めていきます。紫色の穴の中に器具を入れ治療を進めます。この穴の位置は最も理想的な治療ができる位置に設定してあります。インプラントガイドを使用せずに治療することも可能ですが、フリーハンドでは位置や方向のズレが生じ結果的に治療が上手くいかないこともあります。

 

計画した部位にインプラント治療をしていきました。ここから歯茎が治るのを、インプラントが骨と結合するのを待ちます。

 

治癒途中ですが糸取りを行いました。もうしばらく期間をあけインプラントと手前の歯の被せ物の型取りを行なっていきます。

 

インプラントが骨と結合したのを確認したため型取りを行なっていきました。

 

型取りしたものから作ったお口の中の模型です。インプラントの部分にはピンク色のガムをつけています。インプラント自体は歯茎の下の方に位置しています。そこから歯を立ち上げるのですが歯と歯茎の隙間に汚れが入り込みにくい形にしなければなりません。インプラント周囲の部分を柔らかな素材にすることでそういった形態の付与ができる様になっています。

 

被せ物、インプラントの上の上部構造と呼ばれる部分を作成していただきました。

 

手前のセラミックの被せ物は歯科用接着剤で取り付けを行い、インプラントの部分はねじ止め式になっています。インプラントの上部構造に空いた穴は仮のふたで埋めています。このまま日常生活を送っていただき問題ない様なら穴をしっかり塞いでいきます。

 

後日確認し違和感や痛みはなかったため上部構造の穴を塞ぎました。歯の色や凹凸に合わせて詰め物を行なっているためどこに穴があるのかわからない様になっています。

オールセラミッククラウン

費用 18万7千円(ファイバーコア、プロビジョナルレストレーション含む)

デメリットとして、他の歯が経年的に変色した際にセラミックは変色しないので色の差が出てくる可能性や、硬い材料なので噛み合う相手の歯が削れる可能性がある。

インプラント治療

528000円(インプラントガイド、インプラント埋入手術、プロビジョナルレストレーション、オールセラミッククラウン)

デメリットとして、インプラントは清掃不良や噛み合わせの力が強くかかるとインプラント周囲炎を起こす可能性があり、インプラントとオールセラミッククラウンを固定しているスクリューが緩む可能性もある。

 

 

「個別」相談へのご案内

当院では、患者様の歯に対するお悩み・ご希望を院長が直接お伺いする「個別相談」を実施しています。毎月人数は限定させていただいておりますが、お口のお悩みを何でもご相談いただけます。まずはメールもしくはお電話にて予約を取っていただきご来院ください。

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