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治療症例集 |佐伯歯科クリニック|福岡市早良区・西新近くの「予防型」歯医者・歯科 荒江

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抜歯と言われていたC4『歯ぐきの下まで虫歯が深く進んでしまった歯』の歯を健康に回復した症例 【福岡市・西区の患者様】

2021年04月7日

 

 

歯を失う原因の3割が虫歯と言われています。

 

 

 

 

 

ある程度の虫歯なら

詰め物を詰めたり、

被せ物をしたり

神経の治療をすることで

残すことはできますが、

虫歯が進行するにつれて

歯を残せる可能性が低くなっていきます。

 

 

 

 

 

 

図は虫歯の進行の具合をステージごとに

解説したものです。

 

一番下はステージ4となり、

虫歯が歯ぐきの下まで及んでおり、

保存不可能と診断されます。

 

たとえ無理やり被せ物を被せたとしても、

将来的に土台ごと外れてくる可能性が高いです。

 

わかりやすく家づくりに例えてみましょう。

 

ステージ4の状態は

家でいうと土地自体の地盤が柔らかく

土台が安定しない状態です。

 

土台が安定しないということは

土台の上にある家も安定しない

ということになってきます。

 

安定した家を建てるためには

まず、地質を調査し、

土台を整備していく必要があります。

 

今回は通常なら抜歯となる歯を、

どのようにして残していくかを

症例を交えてご紹介していきたいと思います。

 

 

 

下の写真は虫歯によって

歯の大部分がなくなってしまいました。

 

このような状態だと

しっかりとした土台をたてることができず、

被せ物を被せることが難しくなってしまいます。

 

 

 

自分の歯がある程度無いと

しっかりとした土台が立てられません。

 

そのためには歯を引っ張り出して

歯ぐきより上の位置へ

持ってくる必要があります。

 

 

模型の上で

歯を引っ張りあげる装置を製作します。

 

 

実際に口の中に入れて調整します。

 

急に強い力が歯に加わると歯が折れたり、

抜けたりする恐れがあるため

じっくりと弱い力を歯に加えます。

 

 

左が歯を引っ張りだす前、

右が引っ張り出して一ヶ月後です。

 

わずかな違いですが

右のほうが歯ぐきの上に歯が出てきています。

 

 

そのあと歯ぐきの位置を下げる手術を行い、

土台を立てるために十分な歯の量を確保します。

 

 

土台をたてた後は型取りをして、

被せ物を作っていきます。

 

 

しっかりとした土台を立てることで

上の被せ物も良い状態で

被せることができました。

 

 

いかがだったでしょうか?

 

他の歯医者さんで

抜歯と言われた歯も残せる可能性があるのです。

 

できるだけ歯を抜きたくない、

自分の歯を残したい、

と思うのは全ての患者様の願いだと思います。

 

自分の歯を長持ちさせたいという方は

いつでもお問い合わせください。

 

※今回紹介した手法は保険適用外の方法です。

 

 

オールセラミッククラウン

費用 18万7千円×2(ファイバーコア、プロビジョナルレストレーション含む)

デメリットとして、他の歯が経年的に変色した際にセラミックは変色しないので色の差が出てくる可能性や、硬い材料なので噛み合う相手の歯が削れる可能性がある。

 

矯正的挺出(エクストルージョン)

費用 3万3千円×2本

骨に埋まっている歯根部が短くなるというデメリットがある。

 

クラウンレングスニング

費用 3万3千円×2本

外科的な処置が必要

 

 

時間の取れない40代男性のマウスピース矯正

2021年01月9日

 

働き盛りの男性で、年齢を重ね知識も増え、

健康の重要性を理解している方が

増えてきているように感じます。

 

また、お口の健康が全身の健康に如実に

関係していることを意識する方とも

よくお話しします。

 

その中で歯並びに不具合があると健康問題で、

治療の必要性を感じている方は

多いのではないかと思います。

 

しかし現実問題として

多忙な環境に身を置く方にとって、

矯正の治療を選択するのは

難しい状況ではないでしょうか。

 

今回は、全国に渡り仕事をしている

多忙な40代男性の患者様に

当院で施した矯正治療について

お話ししたいと思います。

 

患者様はしっかり歯磨きをされており、

お口の衛生状態にそんなに問題が

あるわけではありませんでした。

 

しかし、叢生といって歯が互いに重なり

窮屈な状態の歯が多数見られます。

 

特に下の前歯で顕著で、

歯磨きをしてもなかなか着色が

取れない部分があります。

 

見た目としても改善を望んであり、

マウスピースでの矯正をしていくことに

なりました。

 

写真は術前のお口の写真です。

 

 

上の歯も多少の重なりがありますが、

特に下の歯に多く見られます。

 

 

一般的には今でもワイヤーを使った

矯正治療が主流ですが、

AIを使用したマウスピース矯正が

全世界で数百万もの症例が施術されており、

AIもどんどん学習しております。

 

そのAIが計算したモノを元に

カスタマイズした治療計画で

マウスピース矯正をはじめました。

 

仕事柄ワイヤーをつけることが

難しいとのこともありましたが

約半年のマウスピース矯正で治療で

以下の状況にまで動かすことができました。

 

 

下の歯の重なりが随分解消しているのが

わかると思います。

 

矯正に使用するマウスピースで

一緒にホワイトニングの液を入れて

使用した時期もあり、

歯の色調も随分と明るくなりました。

 

後は、もともとお口に入っていた

銀色の差し歯を今後作っていきますが、

噛み合わせもよくなり、

歯磨きもしやすくなっています。

 

今後、奥歯の治療が終了した際に

再度ご報告したいと思います。

 

 

術前術後のお口の中です。

 

随分イメージが変わりました。

 

 

マウスピース矯正

インビザラインiGo

費用49万5千円

 

デメリットとして半年ほど期間がかかる

奥歯はiGoでは動かせない。

マウスピースの枚数に限りがある

 

 

 

虫歯が神経に届いて細菌感染していたが、MTAセメントを使用し神経を取らずに残した症例  福岡市博多区の患者様

2020年12月23日

虫歯が神経まで届いてしまった場合、たいていの場合は神経を取らないといけません。

そのままにしておくと、神経自体がばい菌に侵されてしまって神経が腐ってしまうからです。

ですが、条件によっては虫歯が深くても神経を残せる可能性があります。

 

 

この患者様は右下の詰め物が外れたから見て欲しい、という理由で来院されました。

 

銀の詰め物が外れてしまったあと、放置していたせいで中で虫歯が進んでしまっていました。

 

 

虫歯の部分を削ってみると虫歯が広範囲に及んでいる事がわかります。

 

 

虫歯が神経近くに及んでいたため、ラバーダムというゴムのマスクをして治療を行います。

 

唾液の中に多くの細菌が含まれているので、唾液が神経に触れて感染してしまわないようにするためです。

 

 

虫歯の部分を削っていくと小さい穴が空き、出血してきました。

 

この穴は神経の入り口になっており、この時点でただ穴を埋めてしまうと神経を残す事が極めて難しくなってしまいます。

 

 

出血部分を十分に止血し、消毒した後にMTAセメントという歯科材料でふたをします。

 

MTAセメントが効果を発揮する事で神経を残す事ができるのです。

 

 

MTAセメントの上からプラスチックでふたをしたところです。

 

MTAセメントは固まるまで時間がかかるため、一旦仮のふたをし、固まったところで綺麗にふたをします。

 

 

後日、白いMTAセメントが固まったことを確認して歯の形を整えていきます。

 

 

ここでもラバーダムをすることでより綺麗に詰め物を詰めることができます。

 

 

最終的な形がこちらです。

治療前と比べて見た目も良くなり、食事も問題なくできています。

 

今回ご紹介したMTAセメントは人体への影響が少なく、生体にやさしい材料となっています。

虫歯が深くても神経を残すことができるとして近年歯科業界でも注目されています。

MTAセメントを用いた治療をご希望の方はご気軽にスタッフまでお問い合わせください。

 

 

歯にとって神経とは、血液や栄養を送る管の役割をしています。

もし神経をとってしまうとその歯に血液が行き渡らなくなってしまうので、

歯の寿命を短くしてしまいます。

すぐに抜歯になるということではありませんが、単純に比較して神経を取った歯と取っていない歯では

神経がない歯の方が抜歯になる可能性が7.4倍高くなってしまいます。

自分の歯を長持ちさせるためにも、MTAセメントを用いた治療をお勧めいたします。

 

※MTAセメントは健康保険の範囲外での処置となりますのでご了承ください。

新製品情報|TMR MTA セメント|フォルディ株式会社|歯科材料・歯科 ...

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに術後半年後の写真です。

 

あれだけ深い虫歯でしたが、現在のところ問題は出ておりません。

 

 

 

ダイレクトボンディング

費用5万5千円

リスクとして欠ける可能性がある(修復可能)。

 

 

全顎治療(フルマウス)虫歯で失った歯をインプラント、歯周形成外科にて審美的、機能的に回復

2019年11月27日

長い間、歯科医院に行っても満足のいくお口の中にならなかったという患者さんです。

頑張って治療していただき下の左の写真から右の写真の様に回復しました。

 

 

初めて来院したときのお口の中の写真です。

仮歯が入っていましたが、仮歯を外すと右の写真の様な状態です。

 

 

お口の中全体の写真とレントゲン写真ですが、全体的に悪くなっており、前歯だけの治療で回復するというわけではありません。

トータルのことを考えて治療しなければなりません。

 

 

そこで、この方は骨格等から診査診断をしていく必要があるため、矯正治療用のレントゲン写真を撮影して、どの様なお口の中になるのが良いのかを模索していきます。

 

 

色んな診査から以下の様な歯茎のラインになるのがこの方にとってベストと判断しました。

 

 

歯の形をシミュレーションしたところです。

患者さんに見てもらい、この様な歯にする旨を伝え、納得いただき治療を進めていきます。

 

 

実際の模型上に歯を作り(診断用ワックスアップ)、三次元的に問題ないかを確認します。

 

 

上下の歯の並びも問題なさそうです。

 

 

上下の歯並びもシミュレーションします。

 

 

治療の計画ができました。

上の歯は5本のインプラント、下は3本のインプラントを治療することにし、残りの歯はセラミックスをかぶせる予定とします。

歯茎が薄かったり、歯茎に不揃いな箇所があるので、そこは結合組織移植術(CTG)という方法で歯茎の量を増やすこととしました。

 

 

まず、インプラント治療を行う準備を進めていきます。

先ほどの診断用ワックスアップからインプラント用のサージカルステントを作り、この状態でレントゲンCTを撮影します。

そこから、シミュレーションソフトを使用してインプラント埋入位置を決定していきます。

(現在では、当院では100%ガイデッドサージェリーにて治療しています。)

 

 

シミュレーション後、前歯はとても骨が薄かったので、リッジエキスパンジョンテクニックを使って、大規模な外科処置を行うことなく、必要最小限の少ない侵襲にてインプラント治療を行っております。

 

 

上の奥歯は上顎洞(副鼻腔)までの距離が近かったので、サイナスリフトという方法にて、上顎洞内に骨を増やしインプラント治療を行なっています。

これも、体に対するダメージの非常に少ない方法です。

 

 

インプラント治療は順調にいきましたので、当初予定していた歯茎を増やす治療をしていきます。

このテクニックを行えるかどうかで、治療の成績が大きく違ってきます。

結合組織移植術(CTG)と歯肉弁根尖側移動術(クラウンレングスニング)を同時に行いました。

なるべく患者さんへの痛みが少ない方法で行なっていきます。

 

 

何回も仮歯を交換して、徐々に患者さんが満足するお口の中になってきました。

左から初診、インプラント後、歯周外科後のプロビジョナルレストレーション(仮歯)です。

 

 

ファイナルプロビジョナルレストレーション(最終的な仮歯)をしばらく使用してもらいます。

左右から見ても問題ありません。

 

 

噛み合わせも順調です。

 

 

仮歯を外したところです。

インプラントの周りや歯が欠損しているところに、移植した歯ぐきがちゃんとボリュームを出してくれています。

インプラントの周りに炎症もありません。

 

 

インプラントの方向に制限があったので、アバットメントは薄く作ることのできるチタンアバットメントを使用しています。

チタンアバットメントの周りに2ミリ以上の歯茎があれば、チタンの金属色は見えないと論文で証明されているので、見た目に問題は出ません。

 

 

そのインプラントの上にかぶせる歯です。

歯がないところはオベイトポンティックという、あたかも歯がある様に見える形で作ってます。

 

 

他のセラミックスです。

この場合は同時に全てのセラミックスを作成して、理想的な歯の形を作りました。

 

 

セラミックスを全て取り付けたところです。

本物の歯とほぼ見分けがつきません。

患者さんは非常に満足されました。

 

 

少しお口を開けたところです。

下の歯並びもしっかり整っています。

上の歯の色と区別は全くつきません。

 

 

左右から見たところでも、しっかりした歯ぐきに覆われ安定した噛み合わせを作ることができています。

 

 

少し左右に動かしたところですが、犬歯のみが当たり他の歯は当たらない『犬歯誘導』という理想的な噛み合わせです。

 

 

上下の噛み合わせの写真です。

もともと歯があった状況とほぼ変わらない歯を作ることができました。

数十歳若返ったと言っても過言ではありません。

治療前はお食事がストレスでしたが、今では硬いものでも何でも食べることができます。

本当に治療してよかったと、患者さんはおっしゃっています。

 

 

レントゲン写真です。

当初予定していた、治療計画どおりに治療を進めることができました。

現在では、定期的にメインテナンスに通われていて、とても良い状態を保てています。

 

 

インプラントとオールセラミッククラウンを用いた治療

費用 187000円×12(ファイバーコア、プロビジョナルレストレーション、オールセラミッククラウン)528000円×8(インプラントガイド、インプラント埋入手術、プロビジョナルレストレーション、オールセラミッククラウン)

デメリットとして、インプラントは清掃不良や噛み合わせの力が強くかかるとインプラント周囲炎を起こす可能性があり、インプラントとオールセラミッククラウンを固定しているスクリューが緩む可能性もある。オールセラミッククラウンは、他の歯が経年的に変色した際にセラミックは変色しないので色の差が出てくる可能性や、硬い材料なので噛み合う相手の歯が削れる可能性がある。

 

 

全顎治療(フルマウス) 矯正治療後に歯周外科(クラウンレングスニング)を行いセラミックスによる審美修復 歯が短い

2019年11月25日

歯が短いことを改善してほしいと来院した患者さんです。

結果的に以下の様に短い歯が、長くなり理想的なお口の状態になっています。

この様な複雑な問題を抱えている患者さんを治療して改善するのは中々難しいのですが、

どの様に治療を行なったのか簡単にご説明していきます。

まず、初めは引き締まった歯茎にならなくては治療に進めないので

お口の清掃ができる様になる為、歯磨き指導と歯周病の治療をしていきます。

その後、虫歯の治療を行い、プロビジョナルレストレーションという仮歯に全体の歯を変えていきます。

この方は、このまま治療してもいい結果は生まれないので、矯正治療を行います。

セットアップ模型という治療の設計図を作り、ワイヤーにて矯正治療を始めていきます。

下は矯正治療の前後です。

しかし、矯正治療だけでは、『歯が短い』ことは解決できず、歯周外科という方法で、

歯茎を切開して歯を長くする方法を行いました。

その際にも、術後の設計図が必要です。

最終的に以下の様なお口の中になる事が診断用ワックスアップを作る事で分かりました。

ここから、歯周外科を行なっていきます。

診断用ワックスアップから、歯周外科の目安となる装置を作ってそれを元に歯周外科(クラウンレングスニング)を行います。

以下がその写真です。

歯周外科を行なって、数ヶ月すると歯茎が健康になります。

その後に、歯肉圧排糸を使用して、シリコン印象材にてとても精密な型取りをしていきます。

その後、セラミックスを装着していきますが、今回前歯はe-maxというセラミックスで治療しています。

奥歯はジルコニアという素材のセラミックスを用いて治療しています。

治療前に想定していた歯並び、歯の長さ、形、色を作る事ができました。

ほとんど本物の歯と見分けがつかないくらい、リアルなセラミックスがお口の中に入っています。

患者さんにとても喜んでいただきました。

 

矯正とクラウンレングスニングおよびオールセラミッククラウン、ダイレクトボンディング

費用 990000円(矯正)33000円×6(クラウンレングスニング)187000円×13(ファイバーコア、プロビジョナルレストレーション、オールセラミッククラウン)66000円×6(ダイレクトボンディング)

デメリットとして矯正は想定通り歯が動かない可能性、術後に後戻りする可能性がある。オールセラミッククラウンは、他の歯が経年的に変色した際にセラミックは変色しないので色の差が出てくる可能性や、硬い材料なので噛み合う相手の歯が削れる可能性がある。ダイレクトボンディングは歯に比べて硬度が低く破折の可能性(ただし、修復可能)や若干の変色の可能性が考えられる。

 

 

歯根端切除 治りにくい神経の治療 福岡市南区の患者さま

2019年01月22日

 

今回は、根の治療後オールセラミッククラウンを取り付けていきました。

下の写真は治療前のものです。写真中央の歯には白い被せ物治療がされています。色は周りの歯と比べやや白いように見えます。歯の表面は削った後が目立ち、歯の表面の凹凸も無くなっています。

 

レントゲン写真です。被せ物は真っ白に写っています。この歯は以前に根の治療がしてあります。根の中には白っぽい薬が入っているのが分かりますが、根の先まで薬が入っていないように見えます。少し分かりづらいですが、根の先の部分はやや黒みがかって見えます。根の治療がうまく行っていないと根の中で細菌が繁殖して周りの骨を少しずつ溶かしてしまうことがあります。この歯もそのようになっており、根の先で膿の袋ができほっぺた側を圧迫していました。

 

今回は被せ物を外し、まずは根の治療を行うこととなりました。被せ物を外すと中には金属の土台が入っていました。

 

金属の土台も除去していきます。

 

土台を除去し終えました。歯の根に続く穴が空いています。

 

根の治療を行う前に歯の高さを確保するため樹脂を盛り足し固めていきます。

 

歯の高さが不十分だと写真のように緑色のラバーダムシートがかけれません。シートをかけずに根の治療をすることは可能ですが、治療するたびに細菌を含む唾液が中に入っていくため予後が悪くなります。

 

根の中の清掃を行い、最終的な薬を入れていきました。

 

レントゲン写真です。白く見えているのが新しく入れた薬です。

 

根の治療後は樹脂で蓋をしていきます。

 

根の治療は終わりましたが、歯茎の腫れは少し残り違和感もありました。歯の根の中は複雑な形をしており全ての細菌を除去することは難しいです。今回は歯根端切除という治療を行い、細菌感染したところを取り除いていきました。

 

麻酔を行い歯茎を開いたところです。歯茎の下には骨が見えています。骨の表面をよく見ると穴が空いているのが分かります。この穴から膿が出ていき歯茎を圧迫していました。

 

穴の部分から器具を入れ、感染部位を除去します。

 

歯の根の先は切り取り、切り口から特殊な薬を詰めています。鏡に映っている白い部分が詰めた薬です。

 

歯茎を元の位置に戻して縫合をしています。

 

レントゲン写真です。左の根の先が短くなっています。この状態で間を空けて治癒を待ちます。

 

数ヶ月たち、歯茎の状態も元どうりになっています。

 

レントゲン写真です。歯の根の先にあった黒い影は薄くなっており治癒が確認できました。

 

歯の形を整え被せ物を作る準備をしていきます。歯の周りに黒っぽい糸を入れています。

 

その上から紫色の糸を入れています。こうすることにより、型取り材が歯と歯茎の隙間に入りやすくなり、より精密な型取りが行えるようになります。

 

型取りしたものの写真です。精度の高いシリコーン製の型取り材を使用しています。

 

この型取り材に石膏を流し込み模型を作ります。

 

この模型にあった被せ物を技工士さんに作っていただきます。

 

できた被せ物を取り付けしたところです。歯の色は周りの歯と馴染んでいます。形は歯が本来持っているような凹凸を再現しています。

 

オールセラミッククラウン

費用 18万7千円×2(ファイバーコア、プロビジョナルレストレーション含む)

デメリットとして、他の歯が経年的に変色した際にセラミックは変色しないので色の差が出てくる可能性や、硬い材料なので噛み合う相手の歯が削れる可能性がある。

 

 

虫歯で残せない歯 抜歯 インプラント治療 インプラントガイド 福岡市南区の患者さま

2018年12月12日

 

今回は、奥歯のインプラント治療を行いました。下の写真は治療前のものです。中央の歯は歯の根だけが残っている状態です。根の部分をよく見ると亀裂が入り割れてしまっているのがわかります。このように歯の根が割れてしまった場合、歯として残すことは難しく今回も抜歯を行うことになりました。

 

抜歯を行なった直後の写真です。出血があるため色を変えています。

 

数ヶ月期間をあけ傷が綺麗に治ったところです。歯が無くなったことにより骨の幅が狭くなったのがわかります。

 

インプラント治療を行うために歯茎を開き、骨が見えるようにしています。

 

インプラントガイドという器具を使用し治療を進めていきます。インプラントガイドには治療部位に丸い穴が空いています。事前に理想的な治療後の状態の模型を作り、その模型通りの最適な治療を進めるためにこのようなインプラントガイドを作成します。

 

このようにインプラントガイドを使用すると、限られた方向にしかドリルは進まないので計画通りに穴を開けることが出来ます。

 

インプラントが計画通りに埋入されたところです。

 

糸で歯茎を縫い合わせ蓋をし傷の治りを待ちます。

 

しばらく経つと、このように傷が治りました。インプラント自体も骨と結合しているため被せ物を作るための型取りを行なっていきました。

 

精度の高いシリコーン製の型取り材を使用し型取りしています。

 

型取り材から作成されたお口の中の模型です。この模型にあった被せ物を技工士さんに作製していただきます。

 

被せ物が出来上がったところです。噛み合わせの部分に穴が空いています。今回はこの穴にネジを入れ骨の中のインプラントと被せ物を固定する、スクリューリテインというタイプで被せ物を作っています。

 

実際にお口の中に取り付けを行いました。この取り付け方法では接着剤を使用しないため歯茎の炎症が起こりにくいと言われています。

 

穴の部分に仮の蓋を入れています。この状態でしばらく生活していただき問題ないか確認します。

 

問題ないことが確認されたので穴の部分に詰め物治療を行いました。見た目ではわからないようになっています。

 

インプラント治療

528000円(インプラントガイド、インプラント埋入手術、プロビジョナルレストレーション、オールセラミッククラウン)

デメリットとして、インプラントは清掃不良や噛み合わせの力が強くかかるとインプラント周囲炎を起こす可能性があり、インプラントとオールセラミッククラウンを固定しているスクリューが緩む可能性もある。

 

レジンの下の大きな虫歯 神経を取らずに治療 白い詰め物 福岡市中央区の患者さま

2018年11月27日

 

今回は、奥歯の虫歯治療を行いました。下の写真は治療前のものです。中央の歯を見ると虫歯の治療をした跡がありますが、治療を行なったところからさらに黒っぽい虫歯になっているのが分かります。

 

まずは、古い詰め物を全て外していきました。詰め物の下はこのように真っ黒になっていました。

 

虫歯染色液を使用しているところです。ピンク色に染まっている部分は虫歯です。黒っぽい虫歯は取り除いていますが、その下にはまだ虫歯が残っていました。色だけで虫歯と判断するのは難しいのです。染色液を繰り返し使い、ピンク色に染まらなくなるまで虫歯を除去していきます。

 

虫歯を取り除いたところです。全て虫歯を除去すると歯の中の神経が一部露出し、出血しました。神経の露出した範囲にもよりますが、このようになってしまった場合は虫歯菌が神経の中まで感染している可能性があるため、神経を取る治療を行うのが一般的です。

 

今回は、止血を行い特殊な薬を詰めて神経の治療を回避しました。神経の治療を行うと歯自体が脆くなりやすく、悪くなる可能性が高くなるからです。

 

歯の形を修復するために金属の膜を歯の周囲に圧接しています。金属の膜で壁ができているため詰め物を流し込む際、歯からはみ出す恐れがなくなります。

 

噛み合わせの面も歯の形を再現していきます。

 

治療後の写真です。歯が乾燥しているため色の境目が目立ちますが、色が元どうりになると分からなくなります。神経が露出した際止血は出来ていますが、治療後に痛みが続くようなら歯の中の神経を取る必要があります。近いうちに来ていただき確認を行いました。

 

後日撮影した写真です。歯の乾燥もないため詰め物と歯の色も馴染んでいます。痛みも出ていないため神経を取る治療は必要ありませんでした。

 

ダイレクトボンディング

費用7万7千円

リスクとして欠ける可能性がある(修復可能)。

 

歯根端切除術 嚢胞除去 根の治療 セラミックスの被せ物 福岡市早良区の患者さま

2018年11月20日

 

今回は、歯根端切除という治療を行いました。下の写真は治療前の状態です。写真中央の被せ物が外れている歯の治療を行いました。他院で根の治療を行なったのですが、なかなか痛みが引かないとのことでした。まずは通常通り根の治療を行いました。

 

根の治療後のレントゲン写真です。白い線のように写っているのが根の中に入れた薬です。少し分かり辛いですが、根は三つに分かれており、そのうちの一つの根の先に汚れが溜まっています。根の治療後、しばらく痛みの様子を見ていましたが変化がないため、歯根端切除という治療を行うこととなりました。

 

歯根端切除を行なっている途中の写真です。歯の根の部分に当たる部分の歯茎をめくり、骨に穴をあけ中の歯の根の部分を削り取ります。削った根の先から特殊な薬をつめ縫合を行います。

 

治療後の状態です。このように歯茎を縫い合わせています。

 

治療後のレントゲンです。左側の歯の根が短くなっているのが分かります。この状態で傷の治り、痛みの変化を見ていきます。

 

傷が治ったところです。治療前にあった痛みも引いていました。患者さまと話し合い、この歯にオールセラミッククラウンを被せていくことになりました。

 

上から見たところです。被せ物をつけるためにまずは土台を作っていきます。

 

治療中の歯にファイバーコアという土台を取り付け、形を整えました。

 

精密な型取り材を使用し。歯の型をとりました。

 

型取りしたものに石膏を流し込みできたお口の中の模型です。この模型に合うように被せ物を作製していただきます。

 

実際に被せ物を取り付けたところです。歯の色形は周りの歯に近づけています。痛みなどの症状もなく経過は良好です。

オールセラミッククラウン

費用 18万7千円(ファイバーコア、プロビジョナルレストレーション含む)

デメリットとして、他の歯が経年的に変色した際にセラミックは変色しないので色の差が出てくる可能性や、硬い材料なので噛み合う相手の歯が削れる可能性がある。

 

 

短い前歯 見た目の改善 クラウンレングスニング 福岡市西区の患者さま

2018年11月13日

 

今回は、前歯の治療を行いました。下の写真は治療前のものです。写真中央の前歯二本は、他の歯と見比べると短いように思えます。この二本の歯に治療を行いました。

 

今入っている被せ物を外しました。大きな虫歯にはなっていませんでした。

 

外した被せ物の代わりに仮歯を作成しました。まだ歯は短いままです。

 

治療のゴールとなる模型です。前歯二本にロウを盛っていき、理想的な形を作っています。この形に近づけるために今回はクラウンレングスニングという治療が必要になりました。

 

先ほどの模型から、透明の歯を作成しました。

 

青い線が理想的な歯の形のラインです。このラインまで歯茎を下げる必要がありますが、単純に歯茎を切り取るだけでは歯の周りの組織のバランスが崩れて腫れが治らなくなります。歯の周りの組織のバランスを保つためには歯茎の中の骨の形も整えなければいけません。このような治療をクラウンレングスニングと言います。

 

歯茎に透明の歯を被せて、理想的な歯のラインにメスを入れました。

 

歯茎を切り開き、中の骨が見えるようにしています。理想的な歯のラインと骨の位置関係が適正になるように形を整えます。

 

骨の形を整えました。歯のラインと骨の位置関係も適正な関係になっています。

 

仮歯を戻したところです。歯茎のラインは下がっているため仮歯には隙間があります。

 

歯茎の傷が治り、仮歯の修正を行いました。修正により歯の短さは改善しています。

 

最終的な被せ物を作成する前に精密な仮歯を作りました。形の最終確認、修正を行います。

 

横の歯には小さな虫歯ができていたのでダイレクトボンディング治療を行いました。仮歯を外して型取りし、最終的な被せ物を作成します。

 

最終的な被せ物と取り付けたところです。歯の短さは改善され見た目も問題ありません。

 

 

クラウンレングスニングおよびオールセラミッククラウン、ダイレクトボンディング

 

クラウンレングスニング

33000円×3本

 

オールセラミッククラウン

187000円×2本(ファイバーコア、プロビジョナルレストレーション、オールセラミッククラウン)

 

ダイレクトボンディング

22000円×2本

オールセラミッククラウンは、他の歯が経年的に変色した際にセラミックは変色しないので色の差が出てくる可能性や、硬い材料なので噛み合う相手の歯が削れる可能性がある。

 

 

「個別」相談へのご案内

当院では、患者様の歯に対するお悩み・ご希望を院長が直接お伺いする「個別相談」を実施しています。毎月人数は限定させていただいておりますが、お口のお悩みを何でもご相談いただけます。まずはメールもしくはお電話にて予約を取っていただきご来院ください。

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14:00~18:00–∗–∗

※土曜日は16:30までの診療になります。

※祝日のある週の木曜日は18:00まで診療。

症例集

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